カテゴリ:感情の法則
怒りや腹立たしい感情は次の4つに分けられると思います。
1、あおり運転をされた。注文した料理がなかなか出てこない。渋滞に巻き込まれた。 年金相談や携帯の不具合の問い合わせ電話がつながらない。 交通違反の切符を切られた。膝坊主を机にぶっつけて痛かった。 これらは生活をしているとしょっちゅう出くわすものです。 このようなことがあるとイライラします。 フラストレーションがたまり瞬間的にカッとなるのです。 ただしばらくするとすぐに収まります。 2、差別を受けた。性別、年齢、国籍などで不当な扱いを受けた。 貧富の差。戦争や紛争の発生。企業の不正。不当な法律の制定。政治の動向。 森林破壊、環境汚染、海洋汚染、酸性雨、オゾンホールの拡大など。 これらの怒りは放置するのではなく、現実をよく観察する必要があります。 そして原因を明らかにする必要があります。 そして怒りの原因を解消するために、自ら動いたり、みんなで学習会を開いたりする。 私たちの子孫に暮らしやすい社会を残してあげることが大切になります。 3、自分自身のふがいなさに腹が立つことがあります。 人と比較して劣等感を抱く。ミスや失敗をするたびに、自己の存在や人格を全否定する。 自分の性格、欠点や弱点を受け入れることができない。すぐに自己嫌悪、自己否定に陥る。 自分という一人の人間の中に、二人の人間がいる状態です。 一人は雲の上にいて現実の自分のやることなすこと、考え方に至るまで批判的な目で見ています。 現実の世界で苦しんでいる自分は立つ瀬がありません。 森田理論では、雲の上に住んでいる自分が、すっと降りてきて現実の世界に生きている自分に寄り添うことが大切だと言います。そしてどんなにふがいない自分であっても、一心同体になって守り抜くことができるようになれば、自分自身に腹が立つということは、なくなるでしょう。 4、他人が自分の存在、人格を粗末に扱ったための怒りがあります。 叱責、批判、無視、からかい、低評価、馬鹿にされた。 否定、拒否、抑圧、脅迫されたために、傷ついた怒りです。 相手が自分に「かくあるべし」を押し付けてくるので、支配、被支配の人間関係になっています。 利害関係の散在する会社や社会、学校などで毎日のように見受けられます。 相手の「かくあるべし」の押し付けに対して、自分も「かくあるべし」を押し付けていると喧嘩になります。そうかといって相手の言いなりになるばかりでは、精神的に参ってしまいます。 相手が自分のことをどう取り扱うかはコントロールできません。 こうした場合、自分がどう対応するのかは変えることができます。 自分の感情、気持ち、要望、意志をはっきりさせて、相手に伝えていく態度が必要だと思います。 そして次に、隔たりがあれば、それを埋めていく話し合いをしていく。 他人中心の生き方から、自分中心の生き方に切り替えることです。 そのために、純な心の体得、私メッセージの体得、アサーション(自己表現)の学習などが大切になってきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.04.03 08:06:01
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