カテゴリ:森田番外編
私たちの身体は、絶えずがん細胞やウィルスなどの攻撃にさらされています。
がん細胞は毎日3000個程度はできていると言われています。 しかし一般的にはすべての人が、がんを発症しているわけではありません。 またコロナウィルスに感染しても、コロナウィルスで命を落とす人もごくわずかです。 それは、これらの外敵に対して、きちんと免疫システムが働いているからです。 それらの外敵との戦いに勝った人が、命を落とさないで、生命の維持が可能になっています。 重大な疾患をもっている人は免疫機能が万全ではありません。 薬物療法、放射線、抗がん剤、手術などで、免疫機能が低下してしまうと、簡単に命を落としてしまうこともあります。 免疫機能はどのように働いているのでしょうか。簡単にみておきたいと思います。 がん細胞ができ、ウィルスなどの病原体が、体内に侵入してしまうと、白血球の好中球やマクロファージなどの免疫細胞が出撃します。 マクロファージは、直接病原体を飲み込んで死滅させます。 それと同時に、敵の情報をヘルパーT細胞に伝達します。 ヘルパーT細胞は、危機管理センター、参謀本部のようなものです。 ヘルパーT細胞は、キラーT細胞やナチュナルキラー細胞に出撃命令を出します。 敵に対して本格的に戦いを挑んでいるのは、キラーT細胞やナチュナルキラー細胞です。 軍隊でいえば、陸、海、空軍の実働部隊です。 さらに、ヘルパーT細胞は、B細胞にそのウィルスに対する抗体を作るように指示を出します。 B細胞は抗体生産細胞に対して有効な抗体を作り上げるように指示を出しています。 再びウィルスが勢力を盛り返したときには、その抗体が出撃しているのです。 緊張感を高めて、情報の収集、軍備の増強を図り万全の体制を作っているのです。 これらが人間の体の中で毎日のように繰り返されているのです。 毎日3000個のがん細胞が生まれていても、免疫細胞が掃討作戦で勝利しているおかげで、私たちの健康は維持できているのです。 この免疫細胞がきちんと働いてくれるように、私たち自身がバックアップする必要があります。 それはバランスのとれた食生活を維持すること。 適度な運動を続けること。人間関係のストレスを軽減すること。 薬物などの異物を、なるべく体内に取り入れないようにすること。 そして、毎日緊張感のある生活を維持して、精神的に張りのある生活を維持していくこと。 森田理論で学んだことばかりです。これらを怠ると免疫機能が、低下して、ウィルスなどの外敵やがん細胞に対して敗北することも起こり得ます。つまり死んでしまうということです。 この視点から日本の国防を見た場合背筋が寒くなるばかりです。 中国はどんどん軍備を増強しています。 あと20年経つと質と量でアメリカを上回ると言われています。 日本は国防についての自助努力をほぼ放棄しています。 アメリカの助けを借りて日本の安全を守ろうという安易な考えが強い。 自立して国民の生命と国土を守り抜くという姿勢が全く感じられない。 アメリカと中国の力関係が逆転した時、日本は今までのような生活を維持できるのでしょうか。 中国に物心両面で完全に征服されてしまうのが、近い将来の事実です。 そして最終的にはチベットやモンゴルのような人権破壊が日常茶飯事に起きてしまうのではないでしょうか。子どもや孫たちにとんでもない未来を押し付けるようなことになるのです。 こうしてみると生き抜くことは、命を賭けた戦いであるというのが事実です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.05.08 06:40:59
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