カテゴリ:森田番外編
今日は大島清さんの「カキクケコ」の法則を取り上げてみたい。
「カ」は感動、「キ」は興味、「ク」は工夫、「ケ」は健康、「コ」は恋のことです。 大島さんは、「この5つを上手に循環させれば、脳は老化することなく常に若々しい気持ちを維持できるので、人生そのものが快活になる」と言われている。 この本の中で、「恋」とは、異性への関心ではあるが、また異性を愛するように他のものを愛する心でもある。 たとえば野の花でもいいし、小説でもいい。 心が揺れ動くことが恋なのだと思いたい。 富士山をずっと撮り続けている男性がいる。 朝焼けの富士が撮りたくて、何夜も毛布を抱えて待機している。 それも1ヶ所ではない。そこで成功すれば場所を変えて撮りつづける。 富士山のことならなんでも関心があり、高山植物から小動物まで、鉱物から地下水まで貯えた知識、そしてその写真の数は相当なものである。 恋する対象の全てを知りたい、いつも一緒にいたいと思うことが恋ならば、この男性は間違いなく富士山に恋している。 その思いが高じて、ついに富士山麓に別荘を買ってしまった。 ある日、「いい写真が撮れました」といって、見事な笠雲がかかる富士山の写真を見せてくれた。 恋人に送る熱いまなざしだけがとらえることができる富士のたたずまいがそこにあった。(感動するとなぜ脳にいいか 大島清 新講社 76ページより引用) 異性だけではなく、心がワクワクドキドキ揺れ動くことを見つけることが大切だといわれています。恋する気持ちを持つことは素敵なことですね。 私は読書に恋しているのかもしれない。 常時読みたい本を手元に10冊は抱えている。 買ったものではありません。全部図書館から借りているものです。 広島市は各区に図書館があり、まんが図書館をなどを含めると、その数は10か所あまりです。その図書館をくまなく回っているわけではありません。 広範囲ですからそんなことは不可能です。 ネットによる予約システムを利用して、近くの図書館で受け取っているのです。 通勤途中にある図書館ですから便利です。 予約システムは100冊まで登録できます。 本を読んでいると参考文献が書いてあります。 それと琴線に触れたものを蔵書検索するのです。 驚くほどそろっています。 森田関係の本は、「森田正馬全集」も含めてほぼ全部そろっています。 それをひとまず予約かごに登録するのです。 そのうち貸してもらえる本は10冊までです。 借りだし期間は2週間です。 借りた本は、目次を見て、最初の50ページを読んでみます。 さらに、これはと思った本は、以降斜め読みしています。 良本は付箋をつけながら改めて精読します。全体の3割程度です。 蔵書にしたい本は、アマゾンやブックオフの中古の本を探します。 読み終わった後、要旨を書き出します。 それと森田理論を突き合わせて、ブログの原稿を作っています。 これを土日を除いて毎日続けているのです。 投稿原稿のネタ切れはあまり発生しません。 本は古今東西の一流の人の講演を聴いているようなものです。 こんなにありがたいことはありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.01.07 06:29:56
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