カテゴリ:観念重視から事実重視への転換
昨日に引き続いて、別の例を取り上げてみました。
問題ある困った出来事、不平や不満の具体例 母親が小学校へ上がる前の子どもを連れて大型ショッピングモールに行った。 買い物をしながら、ふと気付くと、子どもが見当たらなくなっていた。 ネガティブ感情、二次感情 腹立たしい。むかつく。うんざりだ。 おっちょこちょいで、何かと親に迷惑ばかりかける。 「かくあるべし」、上から下目線の考え お母さんから離れて動き回ってはいけないと注意していたのに何を考えているのか。厳しく説教、叱責しないと、自分勝手な行動は治らない。 犬のように紐をつけておけないので、言葉でしつけるしかない。 この時の感情に「ラベル貼り」を行う。 むかつく、うんざり、腹立たしい、怒り、イライラがたまる。 実況中継を行う。 家から5分の大型ショッピングモールに食料品の買い物に来た。 母親と未就学児童2人である。 母親は子どもを監視しながら、食料品の品定めをしていた。 ふと気が付くと子どもの姿が見えなくなっていた。 そのうちかえって来ると思って、そのまま買い物を続けていた。 5分くらい経ってもまだ帰ってこない。 あちこち探し回ったが、見つからない。 そのうち店内放送で、「迷子のお子様をお預かりしております。服装は・・・」と店内放送があった。まさしくうちの子だ。 急いでインフォメーションに迎えに行った。 ここでマインドフルネスでは、間を取る、一歩引く、第3者の立場に立つ、客観的な立場に立って考えるということでした。 一次感情、純な心、初一念は何だったのか。 心配だ。めそめそして泣いているかも。途方に暮れているかも。 気が動転してパニックに陥っているのではないか。 今一度事実の再確認を行う。 子どもと再会したとき、すぐに怒りをぶつけるのではなく、どうしてお母さんを見失ったのと聞いてみる。 面白そうなおもちゃがあったので、そこに行った。他の子もたくさんいた。 そうだったの。でも行く前にお母さんに、伝えてほしかったといった。 あのおもちゃを買ってほしいなどと言う。 万が一に備えて最悪な事態を想定して受け入れる。 そこを基点にして、今できる最善の手を考えて行動に移す。 そこら中を走り回り、人様にぶつかって危ない。 商品を棚から取りだして持ち運ぶ。 包装紙を破り、中身を出してしまう。 食べたり、その辺に撒き散らす。 商品を傷つけ壊してしまう。 勝手に店の外に出てしまう。 おっちょこちょいなのは分かっているので、名札を首からぶら下げておく。 家で、今日は欲しいものがあっても買えないけど、それでもついてくるかと聞いておく。 お母さんから離れる時は、必ずお母さんの了解をとる。 店内を走り回らない。勝手に商品にはさわらない。 迷子になったら、近くの店員さんに助けを求める。 勝手に店の外にでてはいけない。 両面観で考えると、うちの子は好奇心旺盛、行動力があるということだ。 その点は大いに評価できる。その芽を摘み取らないで、大きく伸ばしてあげることは忘れないようにしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.06.09 06:22:23
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