カテゴリ:森田番外編
70歳以上になると高齢者運転講習を受けることが義務付けられている。
この講習を受けていないと免許の更新はできない。 これは昨今の高齢ドライバーによる重大事故の多発が影響しているのだろう。 この講習は2時間あります。最近の高齢者による事故例の解説、動体視力などの検査、実車を使っての走行試験などです。 人によってはその前に認知の試験があるそうです。 認知試験は最初に果物の絵を見せておいて、しばらく経ってからさっき見た果物は何だったでしょうと聞かれる。 人によっては、今日は何年何月何日でしょうかと聞かれる。 頭が真っ白になって答えられない人には、あなたの生年月日を教えてくださいと聞かれる。これに答えられないと免許返納ということになります。 歳を重ねると誰でも物忘れはありますがそれは許容範囲です。 頭を使わなくなって、廃用性萎縮現象が起きると脳の働きが悪くなります。 高齢者運転の講習を受けて参考になったことがいくつかありました。 1、一時停止ですが、停止線の前できちんと停止することが大事です。 停止線を越えていると、停止違反として切符を切られます。 そんな馬鹿なと思っても、それが道交法に書いてあるそうです。 せっかく停止したのに、パトカーや白バイに追いかけられてはたまったものではありません。またそういうところに警官が立っています。 2、狭い道を走行中に菱形のマークが道路上にある時は、この先信号機のない交差点があるということだそうです。 この印がある交差点に入るときは、いつでも停止できるスピード、つまり10キロ以下で走行しなさいということだそうだ。 ついうっかりとスピードを出していると思わぬ衝突事故に巻き込まれることがある。 3、原付バイクに乗る人は2段階右折を確実に実行する必要があります。 3車線道路は直接右折すると、間違いなく切符を切られます。 2車線道路が交差点の手前で急に3車線になっている場合がある。 そういうところにも、警察官が立って見張っています。 なお原付バイクの空気圧が低下すると、コブの上に乗りあげた時ホイールが変形しやすくなる。変形すると修理ではなく交換する必要があるそうです。 4、実車試験は誰でも緊張する。 県の運転免許試験場の教官は厳しいので、一般の教習所で受ける人もいる。 ここではハンドルさばきをよく見ている。 逆手でハンドル操作をしていると叱責される。 S字道路で、もたもたしたハンドル操作も注意される。 直線道路では、ノロノロ、モタモタ運転は厳禁です。 他の車に合わせた走行が必要になるそうです。 そして車線変更が問題なくできているかを見ている。 さらに車庫入れの試験もある。 次に段差の乗り上げ試験がある。 これは10cmくらいの段差にタイヤをつけて一旦停止し、アクセルを踏んで段差に乗り上げる。乗り上げた途端ブレーキを踏んですぐに停止できるかどうかを見ている。 ブレーキとアクセル操作がきちんと行われているかどうか。 昨今高齢者の踏み間違いによる重大事故が発生している。 ブレーキとアクセスを間違えることはないはずだという決めつけが危ないということです。また高齢者は、うす暗くなる時間帯、夜間運転、雨降りの時の運転はなるべく控えるようにした方がよいそうです。雨降りの夜間運転は特に危険です。 事故は一瞬の気のゆるみから、後始末は何年もかかると肝に命じておくことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.03.05 06:20:06
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