カテゴリ:人間関係、不即不離
以前に生活の発見誌に載っていた悩み相談です。
ある製造業の会社員です。25年務めているのですが、職場の雰囲気になじめず、みんなから信用もなく蚊帳の外のような状態で苦しんでいます。 具体的には、仕事上のミスが多かったり、それに対して上司がぼろくそに言ったりして、またみんなの前で罵倒するため、下のもの、女子社員などもみんな自分を馬鹿にしているみたいです。 給料泥棒とか、何をやっているですか、しっかりやってください。 本当に大学を出ているのですかなどと言われます。 症状としてはビクビクして仕事が手につかない。自信がない。 こんな状態で社会生活を営めるのだろうか。 廃人になるのではないかという恐怖感があります。 この方は会社のなかで無援孤立状態にあるようです。 このままでは心身ともに益々悪くなることが予想されます。 また対症療法で簡単に問題解決というわけにはいかないと思います。 生活の発見会には森田理論に詳しい協力医がいますので早速受診されることをお勧めします。仕事ができる精神状態にあるのかどうかを診断してもらいましょう。 一時的に薬物療法が必要なのかもしれません。 治療と並行してカウンセリングを受けることも有効だと思います。 生活の発見会には、森田理論に詳しいカウンセラーのリストがありますので、活用されることをお勧めします。 あるいは生活の発見会には、有料ですが「電話相談」も受け付けています、 メンタルヘルス岡本記念財団には臨床心理士の相談もあるようです。 また「いのちの電話」相談などもありますので視野を広げて考えるようにしましょう。一人で悩むことは避けた方がよいと思います。 私も一時このような状態になったことがあります。 自分が自分でないような感じで仕事どころではありませんでした。 近くの精神科のクリニックで薬を処方してもらって飲んでいました。 それともう一つ良かったのは、集談会の先輩が毎週土曜日に「読書会」を開いておられました。 私は毎週そこに行って苦しみを吐き出していました。 自分の悩みを聴いて相談に乗ってくれる人がいるというのは「心の安全基地」を持っているようなものです。 地方の方で近くに適当な集談会がないという方もいらっしゃるかもしれません。 現在生活の発見会では、オンライン集談会があります。 家に居ながら全国の人とつながります。 自分が安心できる母港を確保しておくことは精神衛生上必要だと思います。 今はアリ地獄の底に落ちて苦しんでいる状態だと思います。 捨てる神もあれば拾う神もあります。希望を捨てないことです。 なんとかして地上に這い出ることにエネルギーを投入しましょう。 地上に這い出てから少しずつ森田を学習して、生活に応用していく方向を目指されたら如何でしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.10 07:58:07
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