カテゴリ:人間関係、不即不離
1、私たちの日常生活は積極的に行動した方がよいものがあります。
2、反対にどんなに誘惑に負けそうになっても我慢した方がよいものがあります。 3、その区分けをして、きちんと実行すれば問題行動は起きないはずです。 私の場合、積極的に行動しなくてはならない時に何もしていない。 反対に我慢しなくてはならない時に誘惑に負けて問題行動を引き起こしている。 今日は人間関係の面からこの問題を掘り下げてみました。 積極的に行動した方がよいものとして、「あいさつ」をきちんとするということがあります。いくら嫌いな人でも、会社ではきちんと笑顔で挨拶をする。 これは社会人としてあたりまえのことですが、できていない場合があります。 これをしないということになると、作らなくてもよい敵を作ることになります。 お客様がお見えになったら、笑顔で「あいさつ」をして対応する。 仕事が終わって帰るときは「お先に失礼します」と仕事をしている人に声を掛ける。「あいさつ」は人間関係の潤滑油のようなものです。 「あいさつ」はこちらから積極的にすることが肝心です。 笑顔で「あいさつ」をしても、無視する人もいますが、それは仕方ないことです。 潤滑油が切れてしまうと、人間関係はすぐにぎくしゃくしてしまいます。 儀礼的なことでは、親戚や友人や知人に不幸があったら、香典を用意して万難を排して葬儀に参列する。 結婚式は欠席してもよいが、告別式は必ず出席しないといけないと聞いたことがあります。私の経験では、これを軽視ないし無視するとその後の付き合いに悪影響がでます。 相手と一旦約束したら、その約束をきちんと守ることが大切になります。 約束を守らないと相手の予定が狂ってしまいます。 うっかりして忘れていたというのは、相手を粗末に扱っていることになります。 きちんとカレンダーに書いて忘れないように心がけるようにする。 基本的に別の用事が入ったからと断ることは許されることではありません。 気分本位でドタキャンすることは、それだけで信用が地に落ちてしまいます。 相手の話を聞く時に他の用事をしながら、パソコンやスマホを操作しながら、テレビや新聞や雑誌を見ながらというのもいただけません。 相手にしてみると、この人に相談しても仕方ないと思われてしまいます。 相手の顔を見て、あいづちを打ちながら聞くようにしたいものです。 自分のしゃべりたいことを一方的にまくしたてられると、たとえそれが正論であっても嫌悪感をもたらします。 それよりも相手の気持ちや考え方を聞くことを優先したいものです。 森田の学習会では傾聴、共感、受容、許容が欠かせないと言われています。 森田的なアドバイスをしたくなっても、相手との信頼関係ができて、相手の成長段階に応じて行うことが大切になります。 自分の正直な気持ちを相手にそのまま伝える人がいます。 たとえば、物忘れが増えてきた人に、「あなたはボケが始まっているね」などと言う。相手がその言葉を聞いてどんな気持ちになるのか全く考えていない。 森田では人情から出発することが大切だと言われています。 我慢した方がよいこととして、叱責される、非難される、無視される、自尊心を傷つけられたとき、売り言葉に買い言葉で暴言を吐くことがあります。 森田では感情と行動は別物として取り扱うという考え方です。 心の中が時化でどんなに荒れ狂っていても、怒りを吐き出すことはがまんする必要があります。せめて5分間だけ我慢する。席を外してトイレに逃げ込む。 感情の法則では時間が経てばどんなに激しい感情でもしだいに鎮静化してくるといいます。 神経質性格の人は、ちょっとした不快感に耐えるということが苦手なのだと思われますが、この点は意識しないと周りは敵だらけということになります。 人間関係は気の合う人20%、気の合わない人20%、どちらでもない人60%と聞いたことがあります。 積極的に行動した方がよいことを実行し、してはならないことを我慢するだけで60%の人を敢えて敵に回すことはなくなると思われます。 人間関係には控えた方がよいことと積極的に行動すべき点があることを自覚して着実に実行に移していきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.19 08:56:38
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