昨日(8/11)のNHKスペシャル「新型コロナ“第5波” 最大の危機をどう乗り切るのか」を観たのだが、かなり怖い内容であった。
折りしも大阪、兵庫、京都etc.それから東京周辺も過去最大の感染拡大を記録したが・・・盆の里帰りをしている場合ではないのかも。
2021.8.11「新型コロナ“第5波” 最大の危機をどう乗り切るのか」より
これまで経験のない最大の感染拡大“第5波”に直面している日本。感染の9割を占めるのが、ワクチン接種が進んでいない50代以下の世代だ。
首都圏の医療現場では、既に病床の逼迫が進み医療崩壊の危機に警戒感が強まっている。猛威を振るう感染力が強い変異ウイルス「デルタ株」の正体とは…そして20~30代を襲う後遺症の実態とは…世界の最新研究も交え危機を乗り越えるための知見といま求められる対策を探っていく。
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この番組を観ながら、以下のとおりメモしたのです。
・第5波はすでに災害医療のような状況であるが、自宅療養者が急増していて重症病床の自転車操業が見られるようです。
災害医療とは野戦治療のようなもので、医療関係者はトリアージュを行わざるをえないようです。つまり重傷者を切り捨てて、助かる可能性のある者に注力するわけです。
【トリアージュとは、大事故・災害などで同時に多数の患者が出た時に、手当ての緊急度に従って優先順をつけることである。 医療でトリアージュが必要になるのは、先ずは戦場である。 戦場におけるトリアージュは、通常二相に分かれる。 戦場で衛生兵が判断する相で、野戦病院に送り込む負傷者の順番を一瞬に選別する。】ネットより
・デルタ株の感染力は強いので、根本的対応は人流を下げるしかないのだが・・・都会では若者の人流が下がりません。
・デルタ株などの新型コロナウイルスは各種の後遺症を引き起こすが、「脳の霧」のような精神症状には現状では打つ手なしです。
・ワクチン接種で先進的なイギリスやイスラエルでは集団免疫を高めて、コロナと共生する覚悟をかためているそうです。。
・日本人の12~64歳も自粛疲れの生活を見直せば、ロックダウン無しでも希望はあるようです。
・問題は、「ロックダウンを宣告したら支持率が下がる」ことを恐れる菅政権なのかも。
【パンデミック絡みのNHKスペシャル】
2021.06.27
『パンデミック 検証“医療先進国”(後編)なぜ保健所は追い込まれたか』
2021.06.22
『パンデミック 検証“医療先進国”(前編)なぜ保健所は追い込まれたか』