タルトを焼きました。
桃に引き続き、ネクタリンも2パック買っていたから。
どうやら薔薇科の果物がお好みらしい私は、見つけるとすぐに手が出てしまう、悪い癖。東京ではあまり見かけないのでついつい。
桃と違って皮ごと食べられるネクタリン。外皮に毛がないので油桃なんて言われるみたい。まぁま、乙な名前を付けられてるじゃないのー。
そのままでも熟していればうっとりするほどおいしいけれど、ちょっと固めの今だからこそ加工したいもの。でも、コンポートじゃなくって焼きっぱなしのタルトがいいかなと。
思い立ったら即実行。タルト台の材料OK!フィリングは・・・アーモンドがいるのか。確かパンを作ったときのアーモンドスライスがちょっぴりあった筈。いけるかな?
この段階でスタートを切る私も私ですが、行き当たりバッタリお菓子作りはスタート。どうなることやら・・・
うーん、足りない。あと20グラム分位は何か欲しいかも。
とそこで!アーモンドは仁であることを思いつく。そっか、じゃ、種だったらいいんだ!ってことで、冷凍庫で眠ってた枇杷の種を使う。枇杷の仁は杏仁と同じでアミグダリンたっぷり。
杏仁よりも薫り高いくらいなので、杏仁豆腐用にいつも冷凍庫に在庫保持。
役に立つときってあるものダ。杏仁タルトみたいになっていいかも!
そんなこんなでアーモンド+ピスタチオ+枇杷仁というありえない配合のフィリング完成。
きっとこんなの誰も見たことがないと思うので、勇気を振り絞って画像をアーーーップ→→→→
ザクザク感を味わいたいので、荒めに砕く。
砕いたナッツ類40グラム 卵1個
バター50g 甜菜糖40グラム を混ぜてフィリング完成。
ここで、バニラパウダーも入れてみることにした。杏仁バニラの香りのタルトなんてヨサソゲだし。
| まずはタルト生地作りから。自分への覚書も含めて、材料の分量明記。
かなりいい加減なので良い子のみんなは真似しないこと。
バター60グラム 小麦粉100グラム
豆乳20cc 甜菜糖30グラム を手捏ね。
ポロポロから一まとめになったら冷蔵庫へ放り込む(約10分)。
タルト型なんて当然ないので、ケーキ型(直径15センチ)に指で押さえつけながら均一になるよう敷きこむ。フォークでピケして再び冷蔵庫へ。
その間にフィリング作り。
と、ここで初めてアーモンドスライスの在庫を調べてみた。ら!ないじゃん。ほとんどないじゃん。計ってみたら10グラムしかないことに気づく。←今さら?
しかし、ここで諦める私じゃない。我が家のお菓子袋をひっくり返してみたら、おつまみピスタチオを発見。殻を割って計ってみたらコイツもやっぱり10グラム。
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| さっき冷蔵庫に入れておいたタルト台、180度のオーブンで15分焼いて、型からはずして冷ましとく。
次!生地にフィリングを流し込む。ちょっと生地が膨らんでたので、フィリング少なめで結果オーライ。
16等分したネクタリンを飾ったら、再び180度のオーブンで30分~40分。
とにかくいい加減なレシピなので(フィリングはもともと通常の半分しか作ってない)出来上がるまで、こんなに不安なスイーツってないような。
オーブンの前から離れられなカッタ。暑いよ(気温33度)。
10分・・・20分と焼き進めるごとに、アララ、アララ、いい感じ。なんかとってもおいしそう。香りもとっても香ばしい。
意外とネクタリンが焦げないことにも感動(ってそんなことに?)。
タルト台なんてまさに理想の感じ。ザクザクモード入ってます。手捏ねして、尚且つ手で型押し成型したのが良かったかも(単に面倒とも呼ぶ)。
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いやー、なんだかんだ完成まで一時間チョイ。
結構好みの外観で。
でもなんとなく寂しいような気もして、裏庭で取れた色づき具合も今が旬!のグーズベリーをポコポコと乗せてみました。
裏庭北欧計画実行推進委員長(つまりベリー類で庭をいっぱいにしよー委員長)である私の勝手な行動で、棘棘の樹木が増殖中。
母を困らせているけれど、こんな時は役立つもの。
甘酸っぱくて、他のベリーにはちょっとないくらい瑞々しい感触と爽やかな甘みのグーズベリーは、タルトにちょっとダケ高級感を出してくれたかも。(グーズベリーってちょっと高級らしい)
粉砂糖でもハラリと纏わせてみたかったのに、今までの経緯から察していただけるように、当然ありませんので(笑)、茶漉しにフツーの砂糖を入れて、ちょっとだけ薄化粧。 | |
| なんやかんやありましたが、お陰さまで完成と相成りました。
家族にお披露目してみたら、やんややんやの大歓声。
ありがとうございます。
しかし、この段階で私も味見はしていない。一抹の不安があったものの・・・
予想外で
おいしーーーーっ!
おいしすぎっ!!!!!!
ザクザクでほろほろでバターとナッツの香ばしい香り。
ネクタリンの甘みと酸味も焼成されて際立ってる。
キチンと枇杷仁とバニラパウダーの香りも(入れたんだから当たり前ですが)イケテルよーー。
なんか絶対二度と作れませんが(配合的に無理)。
記憶に刻み込まれたネクタリンタルトでございました。
がんぷく |