歴史的名盤に気に入らないことひとつ…
むかしから何百回となく聴いてきたアルバムですが、聴くたびに毎回同じ感想を持つのです。アルバムタイトルは『REVOLVER THE BEATLES』。彼らの作品の中でも必ず上位に位置付けられることが常の名盤です。わたしが抱く感想という「このアルバムにこの楽曲が入っていなければ良いのに!」と思っていることがある。それは5曲目の『HERE,THERE AND EVERYWHERE』の後に入っている『YELLOW SUBMARINE』のことです。この『YELLOW SUBMARINE』という楽曲はそれ自体は悪くないし、むしろいい曲かもしれない。ただ、この『REVOLVER』というアルバムの中に入っていると、アルバム全体の持つ雰囲気に浸って聴き入っている時に、ふいにこの曲の『リンゴ・スター』のあのヴォーカルが始まると、明らかに興醒めしてしまうのです。それも毎回のことで、とてももったいなく感じているのです。『リンゴ・スター』と『YELLOW SUBMARINE』という楽曲には、NGを出そうというのではありませんから悪しからずご了承ください。あのアルバムにさえ入っていなければ、よりよかったのにと感じたということです。