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カテゴリ:時事ネタ
1月24日(日)付け日経新聞朝刊の春秋欄に掲載されていたコラム。そこで取り上げられていたのは、世の中のものの流れを「動脈」「静脈」の二つに分ける考え方。生産者から流通業者を経て消費者などに届くまでが前者。家庭や工場、オフィスなどから捨てられたものの流れが後者という見方。先日発覚した廃棄「冷凍カツ」問題は、まさに後者「静脈」の部類なのだが、陽の当たる「動脈」産業と違って普段はほとんど振り向かれることもない世界。今回はたまたま不正が発覚したためにマスコミが取り上げ大騒ぎとなったが、何も問題が起きなければずっと日の当たらぬままの世界であったはず。
一般的には「動脈」産業が大手エリート系で注目されるのに対し、「静脈」産業に中小零細マイナーで地味なイメージを持つのは私だけではないだろう。とは言え、静脈産業も誰かがやらなければ世の中は回っていかない。最近でこそエコやリサイクルの流れに乗って静脈産業も多少注目されるようになったが、動脈産業の比ではない。今回取り上げたコラムでは、原因の一つは「静脈」への意識の低さや制度の穴ではないかと結んでいる。モノを作って流通させ、それを消費者に購入させてお金儲けをするだけでなく、その後のことまでを考慮した流れを各自が意識しない限りは、根本的な問題の解決とはならないであろう。 Written by 人力車の博多人力屋 以下のリンクをクリックして下さると、一票投票されて人気blogランキングに反映されるシステムになっています(一日一票)。毎日更新の励みになります。→ 人気blogランキング<起業・独立部門> ご支援クリックいつもありがとうございます!ただいま44位に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.01.28 17:12:56
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