観空

風邪引いた時Teff粥食べてた。

と義母に言ったらテフ粉を買ってきてくれた。

なのでテフ粉を使ったエチオピアの主食、インジェラ作ってみた。




粉はこんな感じ↑。生でちょっと口にしてみると小麦粉よりも引きが粗い。多分コレ以上細かく引くってのは割に合わないんだろう。

２カップの粉に２カップ半の水を足して蓋をした後二日程常温で放置。

コレがその結果↓

腐るんじゃね？と思ってたのに蓋を開けたら美味しそうな香りに反射的に唾が出てきて思わず｢おぉ～｣と声を上げてしまった(笑)。

香りがヨーグルト！

イーストを使った発酵はパン作りでやるけど、常温で二日かけて自然発酵させるのはコレが初めて。

もちろんスプーンで味見。

で、驚き。ヨーグルトの味そのモノ。そしてあの粗い砂の様な粉がとても柔らかい質感に変化してる。　なるほど、発酵させるのはそういう意味もあったのか。。と。


で、クレープ用のフライパンに生地を落とすと暫くしてこんな感じに膨れる。重曹無しでってのに感動。自然発酵凄いね。


こんな感じに焼きあがった。画像検索するともう少し薄く作るモノらしい。下の二つは薄く作ったので本場に近いのかも。何も知らずに作ってた時はインドのナンをイメージしてたので写真のように焼きあがって喜んでました(笑)。




ブタ肉の薄切り／生玉ねぎ／サルサで。

生玉ねぎの辛さと生地のヨーグルト酸味、それにブタ肉のコンボはヨーグルトソースの入ったギリシャのジャイロ／イーロに味が近い。

一枚目はサルサを使ったけどコレが味の邪魔になる事を発見して二枚目からはブタ肉と生玉ねぎだけで頂いた。

すると無茶苦茶美味しい！酸味と辛味と甘味が肉と生地の食感と程よく合う。調味料なんか一切要らない。食材の味が本当に素直に楽しめる。

妻と二人でアッと言う間に完食。

｢焼いたヨーグルトを食べているみたい｣というのは妻の感想。そして個人的にも共感。

粉と水だけでアレだけの深い味わいが出るのは正直感動。テフ粉は小麦粉に比べてちょっと高いけど、ちょくちょく作る予定。




。。。。でこの日記を書いている時に検索したら｢インジェラまずい｣｢インジェラ雑巾｣が検索候補の上位に出てた。。。。

。。。日本ではあまり好まれない味のようです（苦笑）。