東奔並走。

20年に一度本殿の立替えの奉仕、すなわち「式年造替」が執り行われた春日大社で現在奉祝行事が続いている。

内容は多岐にわたっているが、今回11月11日～13日にかけて奉祝万燈籠が実施されたので出かけた。
ただ、この万燈籠は夏と冬に有料であるが実施されているものと変わらない。無料であるかどうかだけの違いだ。
久しぶりに万燈籠に出かけて見た。特に変わったものでもなく以前見たものと同じだった。
万燈籠がただ実施されているというよりは、本殿造替を記念して無料で本殿参拝ができることに付随する、いや祝っての万燈籠なんだと思う。
理由はともかく暗闇に浮かぶ燈籠の灯は幻想的な雰囲気に包まれるものだった。


同時に飛火野という春日大社一ノ門すぐ横にあるエリアでは奉祝燈花会、石川県珠洲市にある飯田春日神社の燈籠山曳き（とろやまびき）も開催されていた。
                                                                燈籠山曳きと燈花会 posted by (C)momo夫（代理）

この「燈籠山曳き」はねぶた祭りのような人形が乗っている山車を人々がロープをもって引っ張るものだ。
地元では何基もあるのだろうが、今回出張してきた山車は一基だけだった。でもその存在感は一基でも圧倒的で力強さを感じるものだった。


万燈籠も、燈花会も、燈籠山曳きも、闇夜を照らし出すその光は幽玄そのものだった。