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東奔並走。

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2018.12.31
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テーマ:城跡めぐり(1237)
カテゴリ:おでかけ♪
世界遺産のグスクはメジャーなので人は多いが、マイナーなグスクでも魅力的なものはあるはずと思い、宿泊先に行く途中やその近辺を探していくつか行ってみた。

1_伊波城跡(いはぐすく、うるま市)
入口には鳥居があり、神社の一角にあるのかと思いきや、まさにグスクを感じる石垣が結構残っていた。多少荒れてはいるものの、石垣の崩れ度合いも自然な感じがして個人的には好感が持てる遺構だ。
伊波城入口にある鳥居
二の郭への入口なのか
崩れてはいるが自然な感じでいい

なぜ、入口に鳥居があったのだろうか。少なくとも神社の拝殿はない。拝所があるからだろうか。意図がわからない。
駐車場はなく、鳥居付近に1,2台停められそうなスペースはあるのでそれを利用するしかない。

2_安慶名城跡(あげなぐすく、うるま市)
伊波グスクからクルマで10数分、安慶名中央公園に到着する。正面を見上げると岩が見えているが、石垣などは見えない。そのまま左手奥に行くと標識があり、階段状の登城路(っていうのかな)がある。
ここから安慶名城跡へ

登っていくと左右に道は分かれる。右手に進むと石垣が見え、石垣の上を進むと石垣と岩盤のコラボのような城壁が広がっている。圧巻の一言に尽きる。ここから見る城壁は素晴らしい。
ダイナミックな城壁だ

ただ、見下ろすと闘牛場があり、違和感があった。
戻って左手に進むと主郭への門(岩をくりぬいたような感じ)をくぐると視界が開ける。
この門の先には…
重厚な城壁だ

石垣も多少崩れて危険個所はあるものの、自然な状態が保持されており、山城というと低すぎるので違うかもしれないが、それに似た雰囲気を感じ取れるグスクだ。
主郭の真下には闘牛場が見えるが、低い割(40mほど?)には断崖絶壁感のある場所だ。
マイナーなグスクとしてはお勧めできると思う。

クルマは公園の駐車場を利用する(無料)。闘牛場があるが観覧席辺りは草が生い茂り、使われているように見えなかったが、うるま市のHPによると別に新設されたところに変わっているので、ここでは年に1~2回闘牛大会が開催されるだけのようだ。
闘牛場

ただ、ここから見上げる城壁はやはり圧巻だ。
闘牛場から見上げる城壁


3_兼箇段城跡(かねかだんぐすく、うるま市)
安慶名グスクから10分程度で到着するが、入口がどこかわかりにくい。道路わきに一応案内はあったが見つけにくいかも。
結局、グスク入口などの案内はなかったが、拝所があったので、多分ここだろうと目星をつけ、その前にクルマを止めて探しに行った。
ビシュル?

案内板はなく、進んでいくとこの辺りの木々を整備している人に会い、場所を訪ねてみた。
その教え通りに進むと、岩肌が出てくるものの、石垣は見えてこない。そのまま主郭らしき場所に到着。
ん~、何もない。展望がよさそうな場所に出ると、ようやく石垣の残骸らしきものと、三角点を見つけた。
主郭を囲う城壁の一部だろうか
三角点があります

もう少し探索すれば何かしら見つけられたのかもしれないが、安慶名グスクのような感動を覚えることもなく、むしろ残念感が襲ってきたため早々に引き上げた。

4_知花城跡(ちばなぐすく、沖縄市)
兼箇段グスクでの残念感を払拭すべく、向かった先は知花グスク。道路上にも看板があるなど、期待が持てそうだった。
案内に従いクルマを走らせると東屋があり、駐車スペースもある。
知花グスクの案内板があり、すぐそこには「上之殿毛」という拝所があった。
知花城
拝所

この近くには大きな石垣などの遺構があるのではないかという勝手な期待感がさらに膨らむ。
途中長い階段(コンクリート製)があったが、まだこの辺りには石垣は見えない。
この階段に不安を覚える

上がればあるかなと思い、登っていくと、なんじゃこりゃあ!コンクリートの土台がなぜここにある!何のためにあるんだあ!
主郭と思われる場所への石段がコンクリートとは
何だここは!

淡い期待感は一瞬にして消え、失望から絶望に変わった。
後で調べてみるとここには以前展望台があり、その土台が残されているようだ。
一緒に撤去すればよかったのに、無粋としか言いようがない。
こんな絶望感のある状態では何も見つけられず、石垣の一部も草むらのどこかにあるようだったが、探すこともなくとっとと立ち去ることにした。
「鬼大城の墓」というものがあるのだが、見てみようという意欲もわかなかった。
まあ、マイナーな場所というのはそういうものかもしれない。

5_名護城跡(なんぐすく、名護市)
オリオンビールの工場の傍に名護城公園という場所がある。その名の通り、名護城跡もある。
展望地にもなっているようで、クルマでも近くへ行ける道が通っている。
僕らはクルマを公園下の駐車場に置き、階段を上っていくことにした。案内だと200mくらいだったかな。
しかし長かった。
その行き着いた先には、説明板はあるもののそれ以外のものは何もなかった。石垣もない。
しかも説明版には「史跡候補地」とある。史跡にもなっていない。
昔はグスクがあったのだが、今は桜の名所になっている。
嫌気がさして、写真を撮る気も失せていた。

6_具志川城跡(ぐしかわぐすく、糸満市)
帰宅する日の飛行機出発までの時間を利用して行ってみた。雨や曇り続きだったが、最終日になってようやく晴天となった。グスクとしては最南端に位置する。
上記3~5のグスクと違い、このグスクはしっかりとした石垣(城壁)、郭などの遺構が残っていた。しかも、三方が海に面しているため太平洋が目の前に広がり、絶景を堪能できる。
小振りではあるが存在感のある石垣がお出迎え

二の郭には火や潮が抜ける「すーふちみー」という大きな囲いがある。海岸へ下りると大きな洞窟(って言ったほうがいいかな)があり、そこに入って見上げると先ほどの囲いと繋がっているのがわかる。
主郭を見下ろす先には太平洋、左手の囲いは海岸に通じている
この洞窟と二の郭の囲いが通じている

海に面した断崖に築かれ、潮を含む風雨にさらされながらも石垣はしっかりと残っており、遺構、風景ともにお勧めグスクと言える。
見る角度によってはいい感じのグスクだ
曲線も美しい

本島南部には具志川グスク以外にもいくつか魅力的なグスクが点在している。今回の旅では島中部方面がメインだったこともあり、次来ることがあればぜひ巡ってみたい。
あわせて、グスクについては折角行っても見落としてしまうところもあるのでもう少し勉強して行かないといけないな。



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Last updated  2018.12.31 09:00:08
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