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東奔並走。

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2024.05.07
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カテゴリ:お城・お寺 etc
平泉と言えば、中尊寺「金色堂」。
行くまでは、中尊寺=金色堂だと思っていたが、中尊寺という広い境内の中に諸堂があり、その一つが金色堂となっている。
金色堂以外の建物はどこの寺にもあるようにそのままの姿で建物が立っているが、金色堂だけは覆堂という建物の中にある。しかもガラス張り。
そりゃあ、金箔が貼られているのでそのままでは傷つけられるのは必至なので仕方がないが、ガラス越しでもしっかりと華麗な姿を見ることができる。
金色堂は写真でしか見たことはなかったが、実際に見ると意外と小さい建物だった。

山門ではなく、柱があるのみ
耐火性の覆堂の中に、金色堂がある
以前の覆堂。中は何もない

金色堂以外にも見るべき建物はあるので、古寺探訪としてもよい場所だ。
能舞台なんかもある

<毛越寺(もうつうじ)>
創建当時の建物はなく、江戸期の建物になっているが、庭園などを見る限り、当時の浄土思想を色濃く反映している姿を見ることができる。

山門。元は一ノ関藩田村家藩邸の中門だったらしいが、寄進されて山門となった
本堂
金堂円隆寺跡。今では礎石が残るのみ
常行堂と石仏。江戸時代の再建
出島石組と池中立石越しの大泉が池

<観自在王院跡(かんじざいおういんあと)>
毛越寺東隣にある、これも浄土思想を反映した庭園跡が広がる。建物はなく、庭園跡も​​​遺跡発掘調査の成果に基づいて伽藍遺構と庭園の修復・整備が行われ、今日の姿​​となったそうだが、再建物などなく何もないのが想像力を掻き立てるので、このままでいい。

後ろのお堂は遺構ではない池の広さが往時を偲ばせる


<無量光院跡(むりょうこういんあと)>
中尊寺の近くにある奥州藤原氏によって建立された寺院の跡地。​​​​宇治平等院鳳凰堂を模して建立された阿弥陀堂と、その周囲を取り巻く池を中心に伽藍が構成されて​​いたそうだが、今では発掘調査に基づいた池の姿がそこにあるだけだ。
​基壇があるのみで後は何もない​


平泉は、奥州藤原氏の栄華と浄土思想が世界遺産として今に伝わっているんだなあ。


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Last updated  2024.08.08 12:43:36
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