経理は地味だが役に立つ〜ウルトラランナー経理部長の経理の仕事とマラソン日記〜

長い長い決算の日々も、ようやく終わりが見えてきました。
会社によって時期は違うでしょうが、本日は決算発表日です。

経理部にとって、この日は一つの大きな区切りです。
しかし、同時に大変忙しい一日となります。

大体の会社では、決算の発表については、取締役会の決議が必要です。
そのため、経理部長は取締役会で決算内容を説明して、
決算短信を取引所に開示することや、
四半期報告書を財務局に提出することを、
承認してもらわなければなりません。

まずここが大きなヤマ場です。
すんなり承認される時もあれば、質問攻めにされる時もあります。
さまざまです。

取締役会に臨む前に、既に事務方は開示や提出の準備を済ませて、
決算発表の承認を待っています。
担当者も気が気ではありません。

無事に承認されました。
担当者に声をかけて、電子提出の最終確認をします。
全て終えたら、あとはよろしくと声をかけて、会社を出ます。

やって来たのは兜町です。

東京証券取引所で、決算発表記者会見が行われます。
経理部長は、役員のサポートです。

開示の瞬間は、東証で迎えます。
ネットで見て、無事に開示されたことを確認します。

その後、東証内で決算発表記者会見が行われます。
あちこちの会議室で、会見が行われているようです。

ようやくこれでインサイダー情報ではなくなりました。

全てが終わると、少しほっとします。
この1ヶ月と少しの日々を思い出して、無事に終わったなと安堵します。

次は決算説明会です。まだまだこれからです。

しかし、頑張ってくれた経理部員の皆さんには、心からお疲れ様でした、と感謝したいです。

街は既にクリスマス仕様になっていました。