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テーマ:ニュース(99462)
カテゴリ:その他もろもろ
としまえんが今日、94年の歴史に幕を下ろします。
2月に「としまえんが閉園?」という記事を書きましたが、残念ながらその通りになってしまいました。 としまえんは、流れるプールやトンネルを通るサイクロンコースターなど、日本で初めての取り組みを進めてきた遊園地です。 今やあちこちで当たり前となった年間パスポートなども、としまえんが初めて導入したいということです。 私の幼少時代、当時の豊島園に連れて行ってもらったと思われる白黒写真があります。 小学生の頃には、クラスの友達と遊びに行きました。 中学生の時は、流れるプールで友達と遊びました。 長い間親しまれてきたとしまえんですが、閉園するということは、やはり経営も厳しいのかと思い、財務諸表を調べてみました。 としまえんは西武鉄道株式会社の子会社である、株式会社豊島園が運営しています。 非上場なので、決算公告ぐらいしか財務内容はわかりません。 売上高は非公表ですが、当期純利益は2018年3月期が22万円の赤字です。 ここから持ち直して、2019年3月期は52万円の黒字、そして直近の2020年3月期は33万円の黒字です。 しかしながら、あれだけの施設を運営していて、当期純利益が33万円というのは、何とも言えない感じです。 自己資本比率は約13%、総資産に占める固定資産の割合は15%に過ぎませんので、既にほとんどの設備の減価償却は終わっていると思われます。 既に財務諸表上からも、終わりが近づいてきたことが少し伺えます。 大正15年に開園し、昭和、平成、令和と親しまれてきた遊園地が、閉園の時を迎えます。 本当にありがとうございました。 懐かしい思い出が、また一つ消えていきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年08月31日 19時23分29秒
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