経理は地味だが役に立つ〜ウルトラランナー経理部長の経理の仕事とマラソン日記〜

「あの夏を取り戻せ」というイベントが本日から開催されます。
若者の声と力、そして行動が結集し、多くの人の心を動かし、実現に至ったといえるでしょう。

2020年夏、新型コロナの流行で世界中は脅威に陥っていました。
この時、戦後初めて夏の甲子園大会が中止になりました。

春のセンバツ大会は、出場校が決まっていましたが、中止になりました。
そして夏は、各地方予選が始まる前の5月20日に、大会中止が決まりました。

甲子園を目標にしてきた高校生たちの夢は、この時、消えました。
その心中は、察するに余りあります。

それでも、各都道府県では独自の大会を開催するところがありました。
本来なら甲子園を目指す地方予選になったはずですが、高校生に試合をする機会を作り、優勝校が決まった地域も多数ありました。


消えた甲子園 2020高校野球 僕らの夏 [ 朝日放送テレビ「2020高校野球 僕らの夏」取材班 ]

この時の高校生が発起人となり、「あの夏を取り戻せ」として、2020年の夏を再現すべく、試合を行おうと立ち上がりました。
全国約1,000名の元選手が集まり、甲子園球場でセレモニーと試合、そして甲子園周辺の各球場で試合が行われることになりました。

この話は、半年ぐらい前にテレビで目にしました。
当時の城西高校の高校生の方が発起人だったと思います。

この活動に多くの方が賛同し、ANAホールディングスなどの大手企業もスポンサーに名乗りを上げました。
多くのプロ野球選手OBも、自身のYouTubeチャンネルなどで協力を呼びかけました。

若者の想いが伝わって、人が動き、実現に至ったと言えます。
彼らの心の中にずっと引っかかっていたことに区切りをつけ、新たなスタートを切るきっかけとなると言えるでしょう。

若い方々の行動力と想いに敬服し、そしてこのイベントを経て、新たなステージに向かって進んで欲しいと思います。