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カテゴリ:AV機器・インテリア
今まで特に問題なく使用してきたエプソンのプリンター「PM-A900」が、2か月ぐらい前から電源を入れるたびに「プリンタ内部の部品調整時期が近づいています」という表示がPC上に出るようになっていました。 でも、「こんなの、言われるままに修理に出していたら、メーカーの思う壷!」と思い、まったく無視して使い続けてきました。 そして、先週の金曜日の夜にプリントしたいものがあったので、いつものように電源を入れて使おうとしたのですが、「内部部品の調整が必要です」という表示に変わり、まったく動かなくなりました。 対処法を探すつもりで、グーグルに機種番号とエラー・メッセージを入れて、検索してみました。 すると、端的に言うと、「なすすべはない」という結果にたどり着きました。 もう少し正確に言うと、正直にメーカーに修理を依頼する形で送るしかないのです。 起こったことは、廃インクタンクが満タンになったから、これ以上、インクヘッドの掃除ができなくなったために、廃インクタンクを取り替えなければならないということのようです。 雑に言えば、プリンターに仕組まれたシステムによって、プリンターが自分で修理時期(≒寿命)を出したということです。 ただ、修理に出すとすると、送料等を含めて合計で11550円もかかるということがわかりました。 また、修理に出すと、発送の往復で1日ずつかかるし、仮に1日で修理対応してくれたとしても、最低でも3日は手元にプリンターがないことになります。 さらに調べてみると、何とこの機種の修理対応は今年の4月30日を持って終了しているということがわかりました。 それで、修理に出すという選択肢も消え、新しく購入するしかないことになりした。 「こんな仕様なら、エプソンは二度と購入しない!」と思いつつ、ネットで情報を集めてみると、プリンターってどこのメーカーもほぼ同じ構造になっていると知りました。 つまり、どこのメーカーのプリンターも、‘決められた「寿命」’が来ると、ごまかして動かそうとしても動かず、とにかく修理に出すしかないようになっているんですね。 たまたま金曜の夜で、しかも、すぐにいる書類ではなかったので事なきを得ましたが、せめて、完全にプリントできなくなる少し前に、例えば「あと約20枚でプリントできなくなります」ぐらいの表示を出してくれないと、どうしてもその場でいる書類がプリントできない場合はなすすべがないことになります。 ということで、買い替えるしかないので、購入する機種の選定を始めました。 そして、「PM-A900」のことを調べていて何度か目にした「EP-804A」という機種についてざっと調べてみました。 完全に後継機と言っていい仕様で、サイズは2周りほど小さくなっている上に、価格も16000円ほどでネットで売っています。 在庫があって即発送可能なショップを調べて、色はブラックにして、購入しました。 「買おう」と思ってから、仕様を調べ、扱っているショップを見て価格をチェックしてから購入に至るまで、わずか20分という買い物もめったにありません。(笑) 金曜の深夜(実際は土曜の超早朝)に申し込んで、日曜の夕方に届きました。 週末の‘最善’のタイミングで故障してくれたから事なきを得ましたが、今度、「プリンタ内部の部品調整時期が近づいています」という表示が出るようになったら、買い替えの機種の候補を探し始めたほうがいいと思いました。 届いてすぐにセッティングすべきですが、日曜は美術展とアート・フェアーを見て帰ったあとでくたくたで、風呂上がりまでプリンターを箱から出す気にはなれませんでした。 日付が変わろうとする頃に、いよいよ翌日に必要な書類があったので、しかたなく箱を開け、プリンターを出しました。 ずいぶん小さくなっているのには軽く感動しました。 そして、前のプリンターが置いてあったところに置き換えました。 インクをセッティングし、電源コードも挿したのですが、今までと同様にPCとはUSBで接続しようと思っていて、端子を見て、一瞬青ざめました。。。 コードが付属していないのです。。。 前の機種は抜き差しができないコードが本体に付いていました。 でも、今度のは端子があるだけです。 家の在庫を見てみましたが、USBコードは1本もありませんでした。 ふと、「テレビとDVDレコーダーに接続しているのを抜いて使えばいいか・・・」と思って、テレビの後ろを見て、再度、血の気が引きました。 テレビとDVDレコーダーを接続しているのは、HDMI端子ですよね。。。 何かものすごい勘違いをしていました。 いろいろな機械がUSBで接続されているものの、両端が端子に接続できる形になっているコードは、うちのどこにもないことに気が付きました。 いよいよ途方に暮れかけているときに、もう1度マニュアルを見ると、LANでも接続できることがわかりました。 そして、PCの横で使っているPLC端末機を見ると、端子が1つあいているではありませんか! 「LANケーブルならあったはず・・・」と思い、探してみると、ちゃんと1メートルのケーブルがありました。 説明書をろくに読まず、LANケーブルの片方をプリンターの背面の端子に、もう一方をPLCの端子に接続してみました。 そして、PCに新しいプリンターを自動で認識させると、ちゃんとプリントできました! 今回は多少の運もあって何とかなりましたが、どう考えても、メーカーは「購入した機械に愛着を持って末永く使ってもらおう」とは微塵も思っていないと感じました。 この様子では数年ごとにプリンターを買い換えることになりそうです。 本体がどんなに安くても、決められた寿命が来たら一切言うことを聞かなくなる仕様になっているし、修理代と新機種の購入が5000円ほどしか違わなければ、誰でも買い替えのほうを選ぶと思います。 あと、心配なのは、プリンターに付いているインクはおまけみたいなものなので、早めにインクを少し買い置きしておかなければならないということです。 ・・・前に機種用のインク・カセットが全部で20個ほどもあるのに、無駄だなぁ。。。 それと、「EP-804A」は給紙が前面のみで背面がないのですっきりしているのはいいのですが、前面に2種類のサイズの紙が入れておけるようになってはいるものの、「B5」は選択できるサイズにありません。 「A4」が標準になっていて、どうしても「B5」の用紙にプリントしたければ、一旦、「A4」の紙を全部取り出して、代わりにのみ使用できる構造でした。 私は「B5」を「A4」と同じぐらい使用するので、個人的には不便な仕様です。 今までのように、前面に「A4」、背面に「B5」というセッティングはできなくなってしまいました。 ・・・今年になってから、不具合が起きて、パソコンもプリンターも買い換えました。 実は、デジタル・カメラも調子が悪く、買い替えを検討しています。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年08月03日 01時29分46秒
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