アザミウマの対策として、甘い誘惑を仕掛けました。
3%の砂糖水をつくり、そこにモスピランを入れてミニバラの開花している花だけに散布したのです。甘い砂糖水に誘われてアザミウマの成虫や幼虫が出てきて毒入りジュースを飲んでくれることを画策しました。
香りもつけるためリンゴジュースもサービスしました。量は少しでよいのでハンドスプレーに少量つくり、開花中のミニバラに花の正面から奥に入るように吹きかけました。
吹きかけてしばらくしてから様子を見に行きました。花弁に姿を見せているアザミウマがいます。動きが止まっていますので成功したかに見えました。
花の一つを取って分解しましたところ、重なった花弁の奥にはまだまだ動いているアザミウマがいました。誘惑に負けないアザミウマがいたのです。
しかも砂糖水ですから、時間が経つと水分が蒸発し、吹きつけた所はテラテラ光ってきます。触るとべたべたとしてしまいます。これでは花や葉の美しさが損なわれます。アザミウマも誘惑しきれませんでしたのでこの作戦は失敗でした。
改良するとすれば、もう少し濃度を薄く作ることと、噴霧しないでスポイトなどで毒入り砂糖水が花の奥に届くようにすればよいのかもしれません。
アファームを3日連続散布した結果、花の周りにはハナアブや寄生蜂などの屍骸が見られました。これら益虫まで殺してしまうのは本意ではありません。あとは袋掛けの成果に望を託します。
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