アザミウマの影響でミニバラが開きませんでした。その一つの対策として袋かけが有効でしたのでご紹介します。
使用したのは、お茶パックと出汁パックです。手近にあったものを使いましたのでこれが最適かどうかは判りません。お茶パックは7×9cm、出汁パックは9×11cmの大きさです。
この袋をガクが割れる前で大きくなり始めた蕾にかけて、花がかなり開くまで置いておくだけです。
アザミウマの生態は、飛んできた成虫が開き始めた蕾の割れ目に侵入し、直ぐに毎日10個ほど卵を産みます。卵は直ぐに孵り12日で成虫になります。この間一度、地中に落ちて蛹になるということですがとても判りません。
最初に侵入して卵を産み付けられることを防止できれば、花が開くための栄養を吸われることなく無事に開花できるはずです。開花してしまえば、アザミウマが飛んできても12日以内には切花にしてしまえますので増殖は阻止できます。
この対策をとった後に咲いた花を切花にしてみても、アザミウマがいないわけではありません。しかし咲いてくれて増殖を阻止できれば良いのですから、12日以内に切花にして成虫になることを防げれば大繁殖は防げるはずです。
今年はあちこちでアザミウマの姿を見かけます。道に美しく咲いているガーデニアの花の写真を撮りましたら、そこにも無数に着いていました。これではどんなに自宅で農薬を撒いてもいくらでも飛来してきます。
粘着シートを使用してかなり着いていますが、根絶できるわけではありません。油断して髪の毛に触れてしまい、髪の毛が粘ってしまいました。急いでお風呂で洗って落せたから良かったのですが一時はあわてました。
この袋かけの方法はミニバラだけでなく普通のバラにも有効です。咲き方がおかしいと思われた方は試してみては如何でしょうか。
追伸 7月2日は強い風が吹いたようで、これまで何ともなかった袋が大分飛ばされました。幸い屋上の隅っこに集っていましたので直ぐに回収できましたが、他の家に飛んでいったら迷惑になるところでした。強風でも飛ばず直ぐにはずせる何らかの止め方を工夫する必要がありそうです。