花径と鉢の大きさは無関係
ミニバラを栽培していますと、見本に出ているような大きさに花が咲かないことがあります。
小さな鉢で栽培していると、それ原因で大きく咲かないのかなと思ってしまいます。栽培技術が下手なのかなと悩んでしまうこともあります。
しかし、これまでの栽培結果では、鉢の大きさも栽培技術も、花の大きさにはそれほど影響がないことがわかりました。その証拠が上の写真です。
このバラは切花で売っていた花を挿し木して咲かせたものです。鉢は15cmの長鉢で、小さい鉢です。それでもこれだけ大輪に咲いてくれました。花径が8cmは有ります。
鉢が小さくても、しっかり育てていれば、花は大きく咲きます。咲かないとすればそれはその品種の持っている元々の性質で、大きく咲く素質を持っていないのです。
カタログや品種の紹介で花径が書き込まれていますが、中にはそれほど大きく咲かない品種があることが判りました。温室で病気にかからず水蒸気がたくさんある中でモヤシのように栽培してその大きさになるというのであれば、それは誇大広告ですね。
普通の栽培条件下で、各品種がどの程度の大きさに咲くのか、これからも正確に測っていこうと思います。