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神谷ちづ子・ついつい・一言

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2018.08.17
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カテゴリ:ご紹介
山口県で行方不明になっていた2歳の理稀ちゃんが3日ぶりに無事発見され、
ほんと、よかったよかったでありました。
発見者の尾畠春夫さんが、ボランティアで駆けつけた78歳の高齢者で
年金生活の中から世のため人のために、あちこちの災害地で活躍するその姿が、
一挙にクローズアップされ、日本中の感動を呼んでいます。
こういう人もいるのねピンクハート・・と。

捜索に参加した方は大勢いらして、お一人お一人が
尾畠さん同様に、なんとか探し出そうと尽力されていたと思うんですが、
一挙に尾畠さん一人に持っていかれて、気の毒な気がしますが、
今回は、まあ、しかたないですね。
 
四つ葉
 
ところで、話はガラリと変わりますが、話題の映画『カメラを止めるな!』を見てきました。
 
どう話題かと言うと、この映画、そもそもは新人監督と俳優を養成するスクール
「ENBUゼミナール」の企画映画で、つまり、全然メジャーじゃない。
制作費もワークショップに参加した俳優の受講料とクラウドファウンディングで集めた
わずか300万円という低予算です。
有名な俳優さんも出てこないし。
よって上映も当初はミニシアターでちょろっとの予定だったのが、
映画を見た人のSNSで評判になり、連日の満席が続き、
あれよあれよという間に、全国40館の劇場で拡大上映されることになってしまった。王冠


 
そういう経緯なもので、話題になっているわけです。スマイル
巨額を掛け、大々的に宣伝しても、コケてしまう映画が多い中、
こんな風に広がっていく映画も存在するんだぁ・・と。
 
私は新宿のTOHOシネマズで見たんですが、どの回もほぼ満席、
私はあらかじめネット予約しておいたので、楽勝でしたが、
若い人たちが、それこそドッと押し寄せて・・という異常な位の空気でしたね。
 
この映画を見ようと思ったのは、そういう経緯に興味を持ったこともありますが、
数日前に読んだ上田慎一郎監督のインタビュー記事に、
「どんな偉い人に何を言われようが関係ない、当たらなくてもいい、
自分がいままで生きてきた中の“好き”を詰め込んだ96分をつくろう」
と思った・・とあったからなんですね。
 
今、世の中って、そんな風に動けないじゃないですか。
映画でもTVドラマでも本でも、まず「どうやったら売れるか」から入る。
 
で、マーケッティングして、何が受けそうか、から入り、今流行りの現象や
過去に売れたものの二番煎じや、すでに売れたコミックや小説を原作にし、
人気アイドル並べて、大々的に宣伝して・・結果、底の浅いものばかりを作っている。
 
「面白い」とか「これを世に訴えたい」じゃないんですね。
売れるかどうかしか、考えていない。
だから、そこそこ収益にはなるのかもしれないけれど、面白くない。
面白くないから、読者も観客も離れていく。
ほとんど悪循環。関係者は分かってないんでしょうけれど。
 
そういう中で、「当たらなくていいから、自分の〈好き〉を詰め込んで」
制作した低予算・無名監督・無名俳優の映画が、大ヒットしている・・
ぜひとも見てみたいじゃないですか。ピンクハート

四つ葉
 
面白かったです。そして実に緻密に作られている映画でした。
例えば、「なんだ、これは?」という違和感が、実は伏線で、
必ずあとでその回収がなされて、しかも、観客をあっと驚かせ、
「なるほどグッド」と唸らせ、そのまま映画の魅力になっている。
 
また全ての出演者が、それぞれに存在感があっていい味が出ている。
俳優さんを決めてから、登場人物を作っていったのだそうですが、
これまたなるほどグッド・・というところです。
 
ゴッホですら、死ぬまで評価されなかったように、
世の中というのは、いいものなら売れる、評価されるわけでは全然ないですが、
映画好きが集まって、本当に「好き」の思いだけを集中させた映画が
映画ファンの共感を得、それが大勢の観客に広がっていき、
社会的にもこうやって、認められるのを見るのは、気分がいいし励みになります。
 
ボランティアの尾畠氏の生き方に、多くの人が感動し何かを開眼したように、
おそらく「評判だから見てみよう」ぐらいの感覚で映画館に来ている大勢の若者が、
なるほど、映画の魅力って、こういうものなのだ・・と開眼してくれたら、
映画界のためにもこんなにいいことはないよなぁ・・なんて
悟ったような気分になったのでありましたが。
 
久々のお勧めでありました。
 
 
 





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Last updated  2018.08.17 11:16:45
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