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カテゴリ:政治の世界に物申す
自民党総裁選に出る と意欲を見せていた 野田聖子氏が、AERAで語っています。 野田さんの、あっけらかんとしたキャラクターには好感を持っていますが、 この記事は、ちょっといただけない・・。 要約すると、 1.今回、出馬を見送ったのは党員投票が見送られ、自由で開かれた選挙でないから。 党員という普通の人々の票あってこその私である。 2.推薦人は前回より集まったはず。 でも、私の推薦人が新総理の下で何らかのペナルティーを受けても困るので、 今回は動かないことに決めた。 3.ポスト安倍候補として、世間の期待が高まっていないのは、 私が女性議員である、ということが一つの原因ではある。 女性ということでアンダーエスティメイト(過小評価)される、一段低く見られてしまう。 4.首相を目指すのは、トップになれば自身の持論を実現できるから。 私にとってそれは少子化対策。 5.社会で一番弱い立場の子どもを大切にすることで、 次に弱い立場である女性も救うことができる。 6.アメリカでさえ、女性は大統領になれなかった。 女性だというだけでアンダーエスティメイトされてしまう現状を打破するには、 まず子ども最優先というだ。 ウ~ム・・という感想。 トップを目指す女性が一番口にしてはいけない言葉が、 「女性は下に見られてしまっている」という「女だから損している」という言い訳でしょう。 稲田さんの時にも触れましたが、政治の世界では女性はむしろ得していると思いますよ。 少し見てくれがよくて、権力者に気に入られれば、 ポっと出のオネーチャンでも議員さんになれる。 そこに若さと多少の経歴ないし血筋があれば、鬼に金棒でありましょう。 十分「女であること」のメリットを享受してやって来ながら、 こういう時だけアンダーエスティメイトだの言い出すのは、ご都合がよすぎる。 ヒラリーが大統領になれなかったのは、女だからではなく、 彼女がヒラリーだったからでしょう。 むしろ「ぜひここで初の女性大統領を」ということで、推してもらったことは多かったはず。 日本だってそうでしょ。「閣僚に女性が少ない」と必ずマスコミが文句をつける。 だから「女性も一人二人入れておこう」となる。 それこそバカにされているような気がするけど。 ・・野田さんのAERAの記事を読んで、失望した人は多いのではないか。 本気で総理を目指すなら、口が裂けてもこんな女々しいことを 雑誌で語るべきではないです。 ただ、野田さんがおっしゃる「少子化問題」は総理でなくても進められるはずですから、 ぜひとも頑張っていただきたい、と思いますね。 政界のオジサン達は少子化対策の重要性と問題の本質がどこにあるか、 お分かりになっていないし、本気で考えようともしていませんから。 尤も「女性だというだけでアンダーエスティメイトされてしまう現状を打破するには、 まず子ども最優先というだ。」というのは、意味不明。 確かに女性というだけで見下される風潮は、まだ社会に残ってはいますが、 打破するには、論理的・客観的に相手を論破する、ということだと、 長年人生をやってきて、思いますが。
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Last updated
2020.09.08 15:54:02
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