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テーマ:♪♪祭りだ~♪♪(931)
カテゴリ:愛知県の山車・まつり
名古屋市東区の「筒井町出来町天王祭」をご紹介します。
こちらも名古屋の街中で開催されるお祭りです。 本来は筒井町と出来町(できまち)の別々のお祭りですが、昼に徳川美術館(徳川園)で合流します。 私は前半、筒井町の天王祭について移動しました。 山車はお布施を供した家の前では止まり、御礼の詠唱をしながらゆっくりと移動します。 筒井町では2両の山車が交差点で挨拶をする「出会い」があります。 町内の和を確認し合う、素敵な風習だと感じました。 これは街中での方向転換、どんでん。 名古屋型の山車のどんでんでは、とてもゆっくりと回転します。 比較的、山車の持ち上げ量は少なめで、設置側のコロで木の棒が操作される特徴があります。 この棒をコロの下に差し込み、山車にブレーキをかけたり、逆にコロを押して移動させたりします。 昼には筒井町と出来町の山車5輌が、徳川園で合流します。 ここではからくり人形が演じられ、さらに山車が半回転します。 こでのお祭りは、観光用です。 通常は神社前で行われるからくり奉納が、徳川美術館の入り口のテレビカメラに向かって演じられます。 からくり人形の後は、5輌の山車がどんでんを競い合います。 本来は半回転で良いのですが、意地を見せて1回転半どんでんをする町の山車もあります。 「出会い」に見る、本来の古い街祭りの風習。 2つの町による合同の「徳川園山車揃え」で象徴される、近代の観光イベント。 異なる雰囲気が混在した、大都市特有のお祭りでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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