カテゴリ:よのなか(社会)
この本の読書メモを書いています。 今回は 「第2章 親のために売られていく娘たち-タイ」 衝撃的な内容が続きます。 前回の日記をお読みでない方は、こちらもご覧くださいね。 =============================== ▽第2章 親のために売られていく娘たち -タイ より ・タイ北部、ミャンマーとラオスの国境近くの、山岳民族の村。 子どもたちのお腹は、ずーっと何も食べていないから、 このままにしていると、やがて目が落ちくぼみ、死んでいく。 ・村人たちの年収は日本円で5万円程度。 そのため、貧困が原因となる薬物中毒や人身売買の問題を抱えている。 ・お父さんお母さんを守るために、 12,3歳から売られていく。 ・日本の子どもたちは 世界の常識はまったく逆。 親が生きるために、当然のように売られていく。 ・私が訪れたカレン族の村では、 ・タイ北部では13万円ぐらいで娘が売られている。 中間業者が3万ほどとって、親に渡されるのは10万円ぐらい。 ・カンボジアの首都プノンペンでは、 地方に行くともっと安くて、たったの6000円。 男の子はさらに安くて、3000円で買える。 衝撃の事実です。本の出版年が2004年なので、 日本の僕たちの生活が、限りなく豊かで恵まれていることを 日本の教育で「人権」ということを言いますが、 「子どもの権利条約」というのが日本でも批准されていますが もちろん日本の子どもたちも変わらず大切ですが、 むしろ、日本の子どもたちにこのことを知らせ、
▽第3章 スラム街に学校をつくる ―カンボジア より ・カンボジアはすばらしい歴史と文化を持った国。 800年以上も前にアンコールワットを建設した 首都プノンペンは1960年代までは日本よりも豊かだった。 しかし、70年代に内乱状態に。 75年~79年に ポル・ポトが実権を握った時代に大変な状態に。 ・ポル・ポトは異常な社会主義思想の持ち主、 3万人の学校の教師のうち、生き延びたのは2000名もいない。 メガネをかけている人を「勉強したから」という理由で殺していった。 ポル・ポトは800万の国民のうちの200万人を虐殺したと言われる。 ・2002年にカンボジアに学校を作ったとき、
▽第4章 僕たちはマンホールの中に生きている -モンゴル より ・モンゴルの冬は厳しい。 ・ウランバートルは世界で一番寒い首都。 外で寝ていたら確実に凍死してしまう。 マンホールの中はお湯が通っているから10度前後まで上がる。 ・マンホールの中には10歳にも満たない幼い子もいる。 唇や耳たぶは腫れ上がっている。 ネズミは耳たぶとか唇のように 柔らかいところからかじっていく。 ・マンホールに暮らしている12歳の男の子が言った。 「僕は早く人間を終わりたい」
(p121(第4章の終わり)まで) 「世界がもし100人の村だったら」が流行った時に、 その後「ネットワーク地球村」の会員になって会報を読むなどし、 でも、この本には今まで知っていたよりも、もっとシビアな世界の国の現実が 知らないということはなんという恐ろしいことだろう、 先進国に暮らす人間の義務として、
さて次回は「第5章 生きることはすばらしいこと」 よかったらまた見に来てください。
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最終更新日
2012年08月19日 17時03分41秒
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