|
テーマ:あんな日常、こんな日常(228)
カテゴリ:親たちのこと
90才の義母の認知症が本格的であることから
要介護認定の申請をしました。 義母は自立型の老人専用マンションに住んでいます。 食事を作る必要はなく、附属のレストランで食べるか 自分の部屋に持ち帰って食べるかです。 なので、台所仕事はありません。 家事らしい家事もしていませんが 取り敢えずは、一人で暮らしています。 マンションには、フロント数名、専属の看護婦さん、ケアマネージャーもいます。 銀行口座も自分で管理していますので、 ふた月に1度くらいは駅前の銀行にひとりで出かけて、 必要な現金をおろしています。 外出は、フロントが完全に把握しています。 82才の時には単独でスイス旅行のツアー ![]() お友達と一緒にじゃない! のですよ。 ひとり部屋追加料金を支払って、一人で参加したのです。 よく食べ、よく歩いたとツアーの添乗員さんが誉めてくれました。 山歩きも、軽々と完全にこなしたそうです。 家族の誰にも言わずにそのツアーに申し込む時、 『78才』と、4才サバをよんでいました。 パスポートの申請をすればバレるのにね ![]() 足腰は今でもまったく問題なく、足取りはとっても軽いのです。 下りの階段も、シャッシャッと下って行くので そのスピードに私はびっくり、ヒヤヒヤします。 問題は、短期記憶がダメなこと。 3分前に聞いた息子の年を忘れ、4分後にまた聞いてきます。 それを5回くらい繰り返します。 食事の後片付けも、苦手。 数日前のおかずがそのままテーブルに残っていて、 夏にはコバエがぶんぶん飛びます。 キッチンの床も、汚れっぱなしです。 でも、あとは、ごく普通。 バッグには、きちんとアイロンのあたったハンカチが入っています。 下着は、お風呂のついでに手洗いすると言います。 (しかし、それを、干してあるのを誰も見たことがない… ![]() たまに、物忘れが原因でフロントと揉めて、 よその施設に移れというようなニュアンスで我々家族は話を持ちかけられますが、 本人は至って快適なマンション暮らしを満喫中。 『自立できています。』 と、私たち家族が言うと、専属の看護婦さんは、 『自立できていませんよね。』 と、言い返してきます。 ヘルパーさんをつければ、そのまま生涯そのマンションに住めるはずなのですが なんとなく、追い出し作戦進行中の感じです。 要支援2 くらいではないかなぁ、と私は思います。 『要介護3以上に違いない。』 と、専属の看護婦さんは言います。 申請って、とても簡単ですね。 印鑑さえも、いりませんでした。 かかりつけ医の名前を記入する欄がありました。 私がほとんど記入し、義母が最後だけ自署しました。 本人の目の前では、役所の担当者と話しづらい内容もありますが、 本人がいた方が、自署もできるし手続きが早いのではないかと思います。 横浜の施設に越してきてくれれば、毎日でも行ってあげられるのにと思います。 でも、母は、相模湾を見下ろすマンションを、とても気に入っています。 横浜に来ると、部屋の広さは7分の1くらいになるので それはそれで可哀想です。 ただ、今は往復5時間かかるので 私は週に1度しか行ってあげられません。 呼び出しがかかって2度顔を出した週は、 かなりくたびれます。 今の申請だと、面接は、来年の1月でしょうか。 ![]() ……… 上の記事を書いた数時間後に、携帯に電話が入りました。 面接官からです。 早い! 昨日の今日です。 面接希望日を聞かれました。 来週でもいいとのこと。 あいにく、来週はすべて予定があります。 こちらの希望を伝えると、あっさりオーケー。 15日の午後に決定しました。 早い! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[親たちのこと] カテゴリの最新記事
|