さて今日は当ブログ一番人気の 2022~23主力株概況シリーズ です。
14位 7932 ニッピ (東S、3月優待) ◎◎
PF時価総額14位の準主力株は、旧大倉財閥グループの名門企業で、ゼラチン、コラーゲン、化粧品等に展開し、最近はiPS細胞開発も手掛けているニッピです。2019シーズン10位、2020シーズン9位、2021シーズン12位に続いて、4年連続でポートフォリオ最上位の一角の地位を死守し、ここで登場してきました。
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現在の株価は3440円、時価総額99億円、PBR0.30、自己資本比率は48.7%、今期予想PER11.64、配当利回り1.5%(50円)、総合利回り2.9%(50+50=100円、優待品はヤフオク平均落札価格の5000円で計算)で、優待は100株保有で自社商品である「ニッピコラーゲン100」110グラム×3袋です。たまにテレビのBSでCMを見かけますね。私は見るたびに「ニッピ、頑張れー。」と思います。(笑)
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ちなみに私はニッピコラーゲンをコーヒーに入れて飲んでいます。特に味にも色にも変化はなく、入っているのか全く分からないくらいに飲みやすいです。
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自分に効果が出ているのかはちょっと良く分からないですが、2018年1月に本格的な筋トレを始め、これまでに500回くらいトレーニングをして特に体に大きなトラブルを起こさなかったので、個人的には「全てニッピコラーゲンのおかげ。」と深く感謝しております。(笑)
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さてニッピの良さというのは、バリュー系の投資家の方なら誰でも茫漠と本能的に感じていると思うのですが、一言でいうと、
指標的に滅茶苦茶安いのに、人気化しそうなカタリスト(株価上昇の起爆剤)が豊富にあって、まるでダイヤモンドの原石みたいにキラキラキラキラと輝いている。
という事です。
今日はその魅力を箇条書きで分かりやすくまとめてみます。
1. ニッピは元々超低PBRだが、東京都及び大阪府において保有する土地の膨大な含み益を考えると 実質的なPBRが更に驚異的に低い こと。 2021年3月末時点での賃貸等不動産の含み益は124億円 もあり、 時価総額が99億円 ととても小さいことも併せ、「資産バリュー株」としての割安さと言う観点から見て「全上場企業中でトップ」のレベルにあること。仮に賃貸不動産を売却したとして実効税率30%で算出すると、「実質PBR」は0.23となる。
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(上記データは2022年3月期有価証券報告書70ページより引用)
ちなみに3年前の2019年8月の四季報オンラインに、
含み益を考慮した実質PBRランキング100
という素晴らしい記事があったのですが、ニッピは当時実質PBR0.26で2位でランクインしていました。
更にその後の3年間もニッピは着実に利益を積み上げてきました。具体的に言うと、2019年3月期の1株純資産は9527円でしたが3年後の2022年3月期にはそれが11617円と22%も増えています。
ただそんな堅調な業績とは裏腹に株価はずっとヨコヨコだったので、当時より実質PBRは更に切り下がってきています。つまり、資産バリュー投資家としての観点から見た場合には、「ニッピは眩暈がするくらいにクソ安い。」という事ですね。
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(上記データは四季報オンラインより引用)
2. 7932ニッピと紳士靴製造の 7938リーガルコーポレーション はお互いが筆頭株主にもなっている兄弟会社なのだが、前述の通りの膨大かつ含み益たっぷりの不動産の効率的な利用や、複雑な株式の相互保有関係の解消を目的とした MBOの可能性がある こと。 マーケットでは「極端な実質低PBRは、MBOやTOBを誘発する」。 これは株式市場の永遠不変の真理の一つである。
3. ニッピには バイオ関連銘柄としての確かな実力 があり、たまにマーケットがそこに着目して株価が急騰することがあること。
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(上記データは会社ホームページより引用)
ちなみにニッピの持分法適用関連会社の
マトリクソーム (所有割合25.8%)
は、再生医療の成否の鍵を握る技術を開発しており、大きな潜在ポテンシャルがあります。
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(上記データは2021年3月期有価証券報告書7ページより引用)
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今年2022年は、iMatrix-332と言う新商品の発表もありました。
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以上、指標的に日本市場トップクラスに割安なのに、同時に鋭いカウンター攻撃能力をも兼ね備えた、潜在ポテンシャル抜群の「地味株ニッピッピ」を、PF最上位の一角として愛でながら、引き続き楽しくご機嫌で戦っていく所存です。
2022~23主力株概況シリーズ 免責事項
2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。