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みきまるの優待バリュー株日誌

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Dec 12, 2022
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カテゴリ:投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト135位





反脆弱性(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2017年、ダイヤモンド社)










​ の第2弾です。






 今日は、いきなり驚異的な出来である プロローグ から。












 II.  反脆さ


 衝撃を利益に変えるものがある。そういうものは、変動性、ランダム性、無秩序、ストレスにさらされると成長・繁栄する。そして冒険、リスク、不確実性を愛する。こういう現象はちまたにあふれているのに、「脆い」のちょうど逆に当たる単語はない。本書ではそれを「反脆い(はんもろい)」または「反脆弱」(antifragile)と形容しよう。



 反脆さは耐久力や頑健さを超越する。。。反脆いものは衝撃を糧にする。



 反脆いものはランダム性や不確実性を好む。つまり、反脆いものはある種の間違いさえも歓迎するのだ。



 反脆さがあれば、人は考えるより行動するほうがずっと得意になる。ずば抜けて頭はよいけれど脆い人間と、バカだけど反脆い人間、どちらになりたいかと訊かれたら、私はいつだって後者を選ぶ。



 一定のストレスや変動性を好むものは、身の回りにいくらでも見つかる。経済システム、人間の身体や精神、それから栄養だってそうだ(糖尿病のような現代病の多くは、食事のランダム性やたまの絶食というストレスがないことと関連があるようだ)。また、反脆い金融商品なんてものまである。そういう商品は、市場のボラティリティ(変動性)で利益が出るように意図的に設計されている。



 反脆さを理解することは、脆さをもっと深く理解することに通じている。病気を減らさなければ健康にはなれないし、まず損失を減らさなければ金持ちにはなれない。それと同じで、反脆さと脆さは同じスペクトル上に並んでいるわけだ。









 ​「ガーン!!」。​






 冒頭のこの2ページを読んだだけで、私は頭を金属バットでフルスイングされたような衝撃を受けました。「投資家としての長生きに繋がる秘訣」としてぼんやりと認識はしていたけど、それをはっきりと表現することができなかったことが、明白に「言語化」されていたからです。






 良く、「投資家という人種は、世の中の様々な変動や危機をお金に変える変態的な能力を持っている。」などと言われることがありますが、これがまさにタレブの言う「反脆さ」ということなんですね。






 また私自身は、「上げ相場にはそれなりに追随し、下げ相場には優待パワーで抵抗する」性質を持っている、「優待バリュー株投資手法」を独自考案し専門としている投資家なのですが、私がこの手法を愛好しているのも、そして同時に「世界最弱」と称されるここ日本の地獄の株式市場で元気に22年間を生き抜いて来られたのも、それが実は「反脆さ」のあるやり方だったからなんだ、ということにも気づきました。






 厳しい投資の世界で生き延びるために、タレブの言う「反脆さ」のある投資手法・銘柄選択をすることは極めて重要です。つまり、この本はあらゆる投資家にとって必読書ということです。それでは次回からはディープ過ぎるタレブワールドにいよいよ踏み入っていきましょう。(続く)







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Last updated  Dec 12, 2022 01:15:16 PM
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