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みきまるファンド
優待株の中から割安で総合戦闘力が高い銘柄を選別し、3~5年の中長期の時間軸で戦う「優待バリュー株投資」を実践。何があっても決して諦めず、少しでも良い投資家になることを目指して日々精進しています。
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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト135位
反脆弱性(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2017年、ダイヤモンド社)
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/a6bf72a79b76ffb84911dddefb3490147611f728.71.9.9.3.jpeg)
の第6弾です。
今日は、第2章 過剰補償と過剰反応はどこにでもある から。
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/05c4eab3f7392629c782da4f9874d8cf584b9a37.71.9.9.3.jpeg)
心的外傷後成長とイノベーション
ある日、私はイギリス政府顧問で政策立案者のデイビッド・ハルパーンの事務所で椅子に座っていた。私が反脆さの考えを話すと、彼は「心的外傷後成長」という現象を教えてくれた。これは心的外傷後ストレス障害とは逆で、過去の出来事で心に傷を負った人々が、それまでの自分より強くなるという現象だ。
イノベーションを起こすには? まず、自分からトラブルに足を突っ込むことだ。といっても、致命的ではない程度の深刻なトラブルに。私は、イノベーションや洗練というものは、最初は必要に迫られて生まれると思っている。
失敗への過剰反応で巨大なエネルギーが解き放たれたとき、イノベーションが生まれるのだ。
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/fe91dd600199ec79785ed8ef01f996e8b88029b5.71.9.9.3.jpeg)
考えてみると私たち投資家と言うのは、「前もっては正解が分からない」究極の複雑系であるマーケットに命の次に大切なお金を、それもどデカい金額を突っ込んで戦っているわけで、これはまさにタレブの言う「自分からトラブルに足を突っ込む」過酷な状況です。
ここで大切なのは、限度を超えた集中投資や過度のレバレッジをかけた「もしも失敗すると致死的」なやり方をしないことです。
カーレースの最高峰F1で長年チームオーナーを務め「名伯楽」として知られたエディ・ジョーダンは数々の天才ドライバーの栄枯盛衰を見つめ続けてきた方ですが、彼はシンプルに 「ベストドライバーたちはマシンの限界ぎりぎりで走るが、決して限界を超えることはない。」 と述べています。
つまり、「ブラックスワンに襲われても、ギリギリで生き残れる」くらいの「適度な分散と、ほんのり集中投資」が、ダメージを糧にして成長し投資家としてのイノベーションを生み出していくためには必要なんだな、と感じました。(続く)
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Last updated
Jan 7, 2023 02:49:21 PM
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