2439687 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

リュンポリス

リュンポリス

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

リュンポス

リュンポス

Recent Posts

Archives

2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12

Category

Free Space

Headline News

2016.01.19
XML
カテゴリ:映画

一月ももう中旬を過ぎつつあり、時が過ぎるのは早いものですね。それはさておき、友人たちと映画を観に行って来ました!『007 スペクター』『ブリッジ・オブ・スパイ』を視聴しましたが、どちらも素晴らしい映画でした!
※ネタバレ注意


■『007 スペクター』

007.jpg

何もかもクールな映画でした。アクションは勿論のこと、動作の一つ一つや濡れ場に至るまで、何から何までクールなんですよね笑 濡れ場に関しては、男なのに見てるこっちが「キャー!」と赤面してしまうほどに洗練されていました。女性はコロッとボンドに落ちてしまいますが、あんな状況でイケメンにあんなことされたらそりゃぁ落ちますよ笑 誤解を招かないために言っておきますが、私はゲイやバイではありませんよ?笑

この作品は、ソニーやサムスンが映画内に自社製のスマホを登場させようとして大金を積んだものの、監督が「XperiaもGalaxyもクールじゃない」として断ったという逸話があります。それほどまでに、誰も気にしないであろう細部までも、クールさを追求していたのでしょう。そのこだわりは作品全体を貫いており、驚嘆に値します。

ただ、敵がジェームズ・ボンドの生き別れの義兄弟であるという超重要ポジションにいながら、割りと小物感があったのが残念ですね。父を殺した理由はサイコパスのようで良かったんですが、ボンドを自らのアジトに招き入れておきながらあっさり脱出されたり、ビルに誘い込んで爆破しようとしてもこれまたあっさり脱出されたり・・・。あらゆる情報を握っている割には、そこまでその強みが活かされてなかったのも少々拍子抜けでした。ジェームズボンドが絶望感を覚え、過去のトラウマをもっとほじくり返されて発狂寸前になってしまうレベルの強敵であってほしかったですねぇ・・・。

とはいえ、凄まじくクールな作品であることに変わりはありません!個人的にはスカイフォールの方が好みですが、007の名に恥じぬ良作であると思います。



■『ブリッジ・オブ・スパイ』


bridge of spies.jpg

冷戦時代にあった実話を基にした作品ということですが、かなり面白かったです!『ロード・トュ・パーディション』と言い、『キャプテン・フィリップス』と言い、トム・ハンクス主演の作品には当たりが多いような気がするんですが気のせいでしょうかね?笑

最初は穏やかに始まり、淡々と進んでいくんですが、その中にも緊迫した場面が多数あり、長い上映時間にも関わらず一分として飽きさせないストーリー構成には脱帽です。ソ連のスパイであるアベルとの交流や、米国とソ連、そして東ベルリンの思惑、ドノヴァンの正義感などが複雑に絡み合い、最終的に一つのハッピーエンドに繋がっていく様は、見事としか言いようがありません。

ラストの橋における捕虜交換も印象的でしたね。題名の通り、Bridge of Spiesです。温かく出迎えられるパワーズと、ただ車の後部座席に乗せられるアベル。二人の扱いは対照的でした。ドノヴァンはアベルから「ハグされず、ただ後部座席に乗せられたら私は酷い扱いを受ける」というようなことを聞いていたので、愕然とします。アベルとドノヴァンは、ソ連とアメリカでありながら不思議な絆で結ばれるようになっていきますし、これにはショックでしょう。橋のシーンでは、ソ連のためにスパイとして危険を冒したのに、ソ連にて苛烈な罰を受けるかもしれないという、アベルの悲劇性が強調されています。

ところがどっこい、映画のラストで、アベルもハッピーエンドだったことが分かります。Wikipediaにも「帰国後は、諜報部に復帰し、非合法諜報員の教育に当たった」と書かれていますし、そこまでの悲劇は無かったように思われます。

なぜ、橋のシーンでわざわざあんなに悲劇性を強調したのでしょうか。ただの演出でしょうか。それとも何か他に深い意味があったのでしょうか。結局はやはりアメリカの映画ということで、ソ連を「冷たい奴ら」として描いた部分もあるのかもしれません。もしくは、祖国のために尽力したスパイを冷遇する様を描写することで、ソ連崩壊の必然性を暗示しているのかもしれませんね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.01.19 20:35:28
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.