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ウクライナ軍、東部要衝近く奪還か ロシア空軍基地から爆撃機退避
12/29(木) クレミンナはルガンスク州の主要都市セベロドネツクの北西に位置する交通の要衝。同州のガイダイ知事は28日、クレミンナを奪還すれば、ルビージュネやセベロドネツクの奪還が現実味を帯びるほか、最激戦地である東部ドネツク州バフムト方面から露軍を分散できるとの見通しを示した。 戦争研究所は27日の戦況分析で、ウクライナ軍は9月に奪還した東部ハリコフ州から増援を得て、クレミンナや北方に位置する要衝スバトボの奪還に向けて攻勢を強めているもようだと分析。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)も同日、「ウクライナ軍によるクレミンナの奪還が近い」と報じた。 一方、ルガンスク州の親露派武装勢力幹部は28日、「ウクライナ軍が北西、西、南西の3方向からクレミンナに一斉突入する可能性がある」と警戒感を示した。タス通信が伝えた。 ルガンスク州は露軍が7月に全域の制圧を宣言。ロシアは9月末、同州の併合を一方的に宣言した。しかしウクライナ軍は秋以降、同州での反攻を進め、12月までに10カ所以上の拠点を奪還したとしている。 一方、ウクライナ空軍高官は28日までに、5日と26日に爆発が起きた露南西部サラトフ州のエンゲリス空軍基地から、同基地に配備されていた露戦略爆撃機の大半が別の基地に退避したと明らかにした。ウクライナメディアが伝えた。 同基地はウクライナへのミサイル攻撃を続ける露戦略爆撃機の拠点の一つとなってきた。ウクライナは公式には認めていないものの、爆発はウクライナ軍によるドローン攻撃によるものだとの見方が強い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.29 10:36:59
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