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2024.07.01
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カテゴリ:報徳
安居院義道 道歌 日めくり 1日


〇元値商の歌

売る人は成丈(なるだけ)安く買い出でて上手をいふて高く売るらん




「現代語訳 安居院義道」p.91

安居院義道の風景 その9 報徳教師荒木由蔵 
「大日本報徳第四十四号」(1897)に「報徳教師荒木由蔵翁の事蹟」が載る。荒木由蔵は駿河国庵原郡高部村大内(おおち)に生れ。安政3年(1856)安居院庄七に報徳を学び、その年に全財産を投げ出し、大内村の田地の旱害防止のための用水工事と、隣村鳥坂村の排水工事を行い、両村のために潅水・排水工事を完成した。
 由蔵の家は前々から不幸せが打ち続き、父は痰と咳の持病があった。また弟は7歳の時に痘瘡(とうそう)の病気から癲癇(てんかん)を引き出して、25歳まで19年間病気は治らなかった。由蔵は両名のため心に苦しんだ。数年間看護し、医薬を怠らず、神仏に祈った。祈祷のため荒神(こうじん)に17日間の断食を行い、また先祖代々の墓石を磨き修繕し、施餓鬼供養などを行うなど難行苦行した。ことに祖先は慶長年中よりの墓所で、由蔵は同家12代に当たる。また5代前には、家政が一時中絶の姿となり、それから4代目の当主が由蔵だった。
隣村の村上郷の鳥坂村は、水は十分で耕田の余水を巴川へ流すほどだった。大内村はかんばつの時には巴川をせき止めて、水を田に灌漑していた。しかし区画の高低によって容易に行うことができなかった。由蔵は安居院先生に相談した。鳥坂村の名主粟田久左衛門、大内村の荒木常衛門も先生の門下だったことから、この3名で発起し、安政3年12月から水路工事に従事し、田の区画整備、用水の高低を測量して、鳥坂村の田は1尺2寸低く流水の利用ができないことから、ここの耕地の間には土手を築き、両村の境まで、4尺以上9尺まで掘り下げて長さ90間の埋樋を設置するなどして、悪水はすべて巴川へ流し、終に安政4年3月に竣工した。その工事の距離はおよそ300間だった。工事費は由蔵の家財を傾け、当時において未曾有の事業だった。その間、由蔵は朝未明に出て、夜は夜半に至るまで、人夫を使い、帳簿を整理し、埋樋の大工、耕地開発の人足の使用に心を尽くした。この事業に従事して以来100日余り一日も休まず、家族の病気も忘れた。すると不思議なことに、父の持病も全快し、実弟の癲癇も平癒して、一家の喜びはこの上なかった。これは安居院先生の教えに従った善行の結果である。また往古からの旱田も水の流通を得て、村だけではなく、近郷までその流水はいきわたった。これによって村民始め隣村の人々もこの工事を歓喜した。
「二宮大先生が出生され、報徳の教えを立てられた」「困窮の憂いを免れ難いときは、財宝衣類諸道具まで売払い、この財宝をもって他を恵むよりほかにない。」(「鳥坂村大内村用水の書」)


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「現代語訳 安居院義道」を蔵書とする図書館(2024年6月30日)
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最終更新日  2024.07.01 00:40:30



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