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東京都練馬区　社会保険労務士　中村事務所　　　(社労士ブログ　代書屋稼業　奮闘記)

[社労士の本棚] カテゴリの記事

全42件 (42件中 1-42件目)

★愛する人が死ぬ前にやっておくべきこと　臼井由妃

臼井由妃氏からの献本。さっそく通読させて戴いた。臼井さんと俺は、顧問先経営者と社労士という関係だ。臼井さんの会社で仕事をするようになったのは、もう１０年以上前。振り返ると、波瀾万丈の人生を歩んでいるなと思う。この本に登場する、もう一人の主人公である亡くなった臼井さんのご主人、つまり先代の社長ともお付き合いがあったので、読みながら、当時のことを思いだし感慨にふけってしまった。たびたびマスコミに登場した夫婦であり、臼井さんも、会社経営者と言うよりは、作家としての地位を着々と固めつつある。吉田典史氏が言っているように、ビジネス作家の中には、自分で書いていない、つまりゴースト作家を使う人もいるのだが、臼井さんは、もちろんそういう作家ではなく、全部、自分の言葉で書いている。それも、この１０年間の出来事を赤裸々に綴っていて、改めてその事情を知って、ああっそうだったのかと思うことも多く、つい感情移入して涙ぐんでしまった場面も多かった。年の離れたご主人を亡くしてから、ものすごい苦労をした人だからこそ書ける内容で、５０歳を過ぎた人、とくに配偶者がいる人には、ぜひ読んで戴きたいと思う。亡き先代の社長がどんな人だったのか、改めて知るとともに、夫婦とはどうあるべきか、考えさせられる内容になっている。気持だけではなく、態度、自分が死んだ後、妻への配慮、大事なことがたくさんあることに気が付く。俺自身、一昨年は病気で死にそうになったり、また去年は母親を亡くしたことから、死という人間誰しもが免れないリアルを考える機会が多かった。よりよく死ぬためには、よりよく生き抜くこと・・・そして、そのためにはどんなことが必要か？臼井さんの人生そのものの好著だと思う・・・。愛する人が死ぬ前にやっておくべきこと　

2016年01月23日

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会社で落ちこぼれる人の口ぐせ抜群に出世する人の口ぐせ

吉田典史氏の新著。吉田氏はこれまで２０００人以上のサラリーマンと面談し話を聞いてきたという。恐らく、日本のサラリーマンの実情をもっともよく理解している作家だ。その上でサラリーマンが、組織の中で生き残るために、具体的にどう立ち回ったらよいか、その処方箋を提供することに心を砕いている。そんな吉田氏が、サラリーマンの「口ぐせ」に焦点を当てた。人の発する言葉。それは良くも悪くも、人生を変えていく。俺自身、最近、言葉の使い方に注意を払うようになった。汚い言葉、他人を嫉む、貶める言葉、自分を卑下したりする言葉は、ブーメランのように舞い戻って自分に突き刺さる。話す言葉だけでなく、ホームページやブログにそういう言葉を書く人を知っているが愚かだと思う。なるべく、ポジティブできれいな言葉を使おうと思うようになった。そのが、たまたま発した言葉ではなく、これが日常的な「口ぐせ」だったら、良いことも悪いことも、かなり大きな影響があるだろう。 http://www.amazon.co.jp/dp/4046011955/ref=cm_sw_r_tw_dp_3izsvb0ZA3SZKgisi 「俺、やめるよ」とか言う人は、実際にはやめないことが多い。本当に会社を辞める人は、ある日突然やめるもので、周囲に漏らしたりしない。「社畜になるな」という言葉は、サラリーマンが言う言葉ではない。そもそも、サラリーマン＝社畜という現実を理解していないと思う。なるべく、サラリーマンでなくても良い言葉を、習慣にしたいと思う。「ありがとう」感謝の言葉は基本だが大事。「～をしてくれたから」これも言われた方は気分が良くなる。「たいしたものだ」人の良いところを見つけて誉める。欠点はすぐ見つけられても、良いところは見つけられない人が多い。優秀な人ほど、他人の良いところを見つける能力に長けている。よい「口ぐせ」、悪い「口ぐせ」を知ることは、トラブルを遠ざけ、幸運をもたらす、もっとも効果的な方法であると思う。だから、この本はサラリーマンだけでなく、誰が読んでもためになるし、言葉遣いを見なおしてみるきっかけになると思う・・・。

2015年05月13日

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★本日、診察日

この時期だけなんだが、電話が鳴りまくる。こういう時に、病院へ行くのは辛い。もっとも、病院にいても、場所によっては電話の応答ができるので、なんとかなるのだが、場所によっては、まったく電波が入らない場所がある。採血の時と、院内処方の薬をもらうときは音信不通になってしまう。採血が終わると、診察の順番がくるまでかなり時間があるので、携帯電話の電波状態の良い場所で待機。電話での応対しか出来ないが、今日は事務所にいるときとあまりかわらない仕事ができた。明日は、なぜか営業の引き合いがあり面談のアポイント。いまは社労士の仕事の依頼なんて、年に２～３回ぐらいしかないのだが、こんな時期に珍しいこともあるものだな。とくにお断りする理由もないから、面談することにした。さて、先日、産業カウンセラー試験の参考図書の紹介をリクエストされたのでお応えしたいと思う。産業カウンセラー協会のテキスト【産業カウンセリング　産業カウンセラー養成講座テキスト】は、５００ページ以上あって、これを通読するのは、かなり苦痛だと思う。それに、内容が面白くない。いや、はっきり言うとかなりつまらない。だから、読んでもほとんど理解できないというか、頭に残らない。今回紹介する本は、「史上最強カラー図解」とあるとおり、前ページがカラー。ふんだんに図や写真が載っていて、ビジュアル的にとても見やすい本だ。なんとなく、とっつきにくい事でも、わかりやすく書かれている。以前も書いたと思うが、産業カウンセラー試験の学科は、臨床心理士試験のレベルまで視野に入れておいたほうがいいと思う。産業カウンセラー試験用の受験参考書はほとんど売られていないが、臨床心理士関係の参考書はけっこうあるので、こういうものを使用した方が良いと考えている。今日の検査結果は、前回よりは、ちょっと数値的に改善した。けっこう節制したつもりだが、それほど効果が出ていないように思う。医師の説明では、とくに心配はなく、今回から薬の量が少し減った。戴いた腎臓なので大事にしたいと思っている・・・。

2015年03月17日

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ビジネス書の９割はゴーストライター

吉田典史氏の新作著書。まず、タイトルからして香ばしい、いわゆる暴露本だろうね。ビジネス書も随分読んできたし、知人に作家もいるから、なんとなく知ってはいた。俺の学校の先輩でテレビによく出ている離婚カウンセラーがいるんだが、何冊か著書がある。この人なんか、あからさまにゴーストライターに書いてもらったなんて言っているぐらいだから、たぶんそうなんだろうね。だから著名人の書いたとされるビジネス書って、中味が薄いことがほとんどで、読んでもほとんど役に立たないことが多い。そんな理由で最近ではビジネス洋書の翻訳を読むことが多いのだが、これも訳者が下手すぎるのと、外人と思考回路が違うので読みづらい。俺がビジネス書を読む理由は、目的がハッキリしていて、今の俺の仕事に役に立つヒントがあるか否かだけだ。読み手としては、こんな暴露本を読んでしまうと、いわゆるビジネス書を読む気が失せるのだが、本人が書いたかどうか判断する方法なども書かれていて興味深い。社労士が書いているビジネス本(ほとんどは開業本)は本人が書いているだろうと俺は思っている。何故そう思うかというと、どれを読んでも内容が薄っぺらくつまらないから。本当に面白い話ってのは、やばすぎて書けないもんだよ。ほぼ同業者しか買わないような本を書く人の気持ちがわからないね、俺は。ライターという職業について、あまり詳しいことがわからなかったが、こういう世界があるんだなっ思った。近い将来、本などを書いてみたいって人には、お勧めできる一冊だと思う・・・。

2014年05月29日

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★希少本を入手

日曜日、シネコンで映画を観る。テルマエロマエ2で前作が面白かったので期待していた。今回、初めてチケット購入に障害者手帳を使用した。新作がいつでも１０００円で観られるというのは、悪くはないな。さて、俺自身が障害者になってしまったのだが、そうなると非常に個人的な事情で、障害年金に興味がわいてくるようになった。今さら、障害年金の請求代行の仕事を積極的にやろうとは思わないのだが、今の自分にどの事例が当てはまるのか知りたいと思うようになった。障害年金関係の資料として、「障害年金の受給ガイド」や「障害年金と診断書」などは、持っているが、ほとんどまじめに読んだことがなかったが、なるほど良い本だと思う。数日前に、ヤフーからメールが来て、「精神障害者の障害年金の請求の仕方と解説」が売りモノになっているという連絡だった。この本は、今や幻の名著になっていて、必死で探している社労士も多いと聞いたことがある。絶版になって久しく、入手はかなり困難のようであるが、見たところ何冊か売りモノが出ているようだ。この本の内容自体は、以前、大変親切な方がいて、全ページをＰＤＦで戴いていたのではあるが、やはり現物を身近に置いておきたいと思ったので、今回購入することにした。定価の約4倍のプレミア価格になっていたが、迷わず落札した。この本の良いところは、まず「精神障害者」に特化しているところと、豊富な診断書の記載事例だと思う。この本のオーダーを入れたのは4年前なので、なんと入手に4年もかかったことになる。(4年前のブログ)俺自身は、いまのところ、精神障害者ではないのだが、親しい友人にうつの人がいるので、アドバイスするのに役に立つだろう。これで、俺が探している希少本で残るモノは「健康保険法の解釈と運用」の最新版だけなんだが、これがなかなか難しい。最新版なら１０万円出しても良いと思っているのだが、ないモノは仕方がない・・・。

2014年05月26日

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悶える職場―あなたの職場に潜む「狂気」を抉る

27歳の時、会社を辞めた。理由はたくさんあったが、一番大きな理由は、「自分には合わない世界」だと思ったから。どこの会社でもそうだと思うが、ある日突然知らない人達と机を並べて仕事をすることに違和感があったと思う。べつに大学を卒業したらサラリーマンになるのは義務ではないはずなんだが、そうしなくてはいけないというか、生活できないとかの理由で、深く考えもせずサラリーマンってやつになったわけだ。このことは昔、書いたと思うが社会人になって初めての仕事は吉原のソープへ集金に行かされたこと。銘柄大学出身のくだらないプライドがズタスタになった。入社初日ですでに退職を考えたので、その時点でサラリーマンはダメというか、興味のない世界になった。以後、振り返ることなくサラリーマンの生活、世界を無視した人生が始まったわけなんだが、「もし、サラリーマンだったら、どんなことがあったんだろう」と思うことはあった。吉田典史さんの新著にその答え、世界があるように思った。人間関係のどろどろ。やっぱり、こんな世界があったような気がする。サラリーマンになった人達は自ら望んでその道に進んだのだろうか、俺には理解できないが、結局は会社を辞めて転職したりしているわけで、サラリーマンって、見た目以上に大変なんだなぁって思った。結局は、サラリーマンという人生を選択しなかった俺の判断が正しかったなどと言うつもりはないんだけど、生活のためにこんなことに巻き込まれていくのは御免だ。サラリーマンを辞めようと思っている人、辞めた人、もう一度、客観的に他の人生があったらと仮想的に振り返ってみるのなら吉田氏のこの本は好著だと俺は思う・・・。

2014年02月23日

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★さいたま市の昭和

以前も書いたが、いまの仕事をするようになって変わったことは、郷土愛に目覚めたこと。俺自身は、生まれも育ちも埼玉なんだが、親は違う。中村家の本家は浅草雷門にあり、戦争で焼け出されて埼玉に移り住んだのである。そういう環境で俺が生まれ、育ったので、あまり埼玉に対する地元意識も、帰属意識もずっと持てなかった。我が家の墓も地所も浅草にあり、両親にとっては東京が故郷であったからね。転機は数年前に「埼玉」を名前にした団体を運営することになってから。意識がもの凄く変わった。郷土史に興味を持つようになったし、地元の神社にも通うようになった。すると、なんにもないと思っていた「埼玉」に隠された歴史上のエピソードがたくさんあることに気がついたのである。郷土を知ること=マーケットを知ることでもあり、ビジネスでもそういうバックボーンというかサブカルチュアは大事だなと、つくづく思っている。さて、先日、さいたま市の写真集が発売された。この本は受注生産で、たったの２０００部しか刷られていないから、いま買っておかないと、まず入手が不可能だと思ったので、９９９０円と高価だったが迷わず注文をした。本と言うより、写真集なんだが６００枚という大量の写真が掲載されており、眺めていると確かに昔見た記憶のある風景が蘇ってくる。さいたま市の都市化のスピードは速かったので、すっかり町並みが変わってしまったが、変遷がわかると郷土愛も増すような気がする。いま、俺が考えているビジネスは戦略的には地域ナンバーワン戦略なので、まず、地元に対する郷土愛的な精神は絶対に必要だと思っている。この本は、そういうわけで、さいたま市民以外はあまり意味がないと思うが、それぞれ自分の住んでいる町の歴史とか調べてみると意外に大きな収穫があるものだと俺は思うよ・・・。

2013年12月15日

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★医者に殺されない47の心得

ＧＷに突入。ようやく仕事も一段落って感じで、とにかく休養をしたいと思う。2月から忙しい状態が続き、ほぼ事務所に缶詰だった。だから、連休中にどこかに遊びに行きたいと言うよりは、ただボーっとしていたいと思っている。この数ヶ月、みっちり仕事をしたので、自分なりに満足のいく成果を残せた。ようやく長い低迷期を脱して、仕事に集中できるようになった。ただ、いまの仕事は、単純で簡単なことをただひたすら繰り返す・・・という金儲けの鉄則に忠実なんだが、精神的には不安定になりやすいと感じる。連休に入ってから、読みたかった本を読んでいる。いつも、健康や医療について、俺がなんとなく感じていたことが、ずばり書いてあると思う。もう5年も前から、医者に降圧剤を飲むように言われているのだが、拒否をしている。年がいけば血圧は上がるのが自然であって、無理に降圧するとかえって、健康上問題が生じることが書かれてある。俺は個人的に、国民皆保険といわれる制度に疑問を持っている。国民皆保険が素晴らしい制度であると、既得権者から洗脳されているだけなんじゃないかと思っている。既得権者とは誰かというと、医療業界や製薬業界、そしてこれを監督管理する厚労省である。既得権で潤う者がいるということは、逆に収奪される側がいるわけで、必ずしも国民皆保険は国民全員を幸福にしているわけじゃないと俺は思っている。システムを維持するために、本来必要ではない健康診断を受け、必要ではない治療を受け、その結果、命を縮めたり、命を落としたりしている現実は確かにあると感じる。国民皆保険は世界に誇れる日本の制度・・・なんてのも、なんの疑いもなく受け入れてきたが、そもそも根拠などなく、洗脳されていただけかもしれない。自分の財産と健康を守れるのは結局、自分だけだな・・・。

2013年04月29日

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★世界一ずる賢い価格戦略

某ハローワークへ行ってきた。助成金の申請だったんだが、久しぶりに社労士らしい仕事をしてきた。俺にとっては、結果的に、社労士の仕事＝助成金だったわけで、めぼしい助成金がない昨今は、社労士業は凋落の一途を辿っている。それでも、日々の生活には困らないように対策をしてしてきたので不都合はないのだが、やっぱり本業でしっかり業績を残したいという気持ちは強い。ダメならダメでなんとかいいアイデアがないか、いつも考えたり、ネタを探したりしている。顧客が減り、多少時間が出来たので、少し本を読めるようになってきた。ネタ探しの一環で、いま、読んでいる本は、洋書の翻訳本が中心。ダン・Ｓ・ケネディって有名な人らしいんだが、正直、最近その名前を覚えた。よく、商売のセンスが良いとか、商売が上手い、下手ってのは、生まれながらの商才もあるかも知れないが、ある程度は法則というか、セオリーみたいなものがあって、それを参考にしていけば、ある程度はまともなビジネスになると思う。この本は主に価格戦略について書かれてある本だが、金持ちの金銭哲学というか、考え方も学べる。金持ちが必ずしている習慣として、「金持ちの人々は、ビジネスにおいて前払い制をとっている。儲からない人々はその逆だ。」とある。俺が行政書士業でうまくいかなかった、大成できなかった理由は、まさにこの点にある！と思ったよ。行政書士の許認可業務を扱っていたころは、いつも回収で悩んでいて、何度報酬を踏み倒されたか数え切れないほどだ。実際、うまくいっている事務所は前払い制にしていることが多いと思う。この本は、実は本屋さんでは売っていない。ダイレクト出版という出版社の会員になると、毎月、一冊づつ厳選された洋書のビジネス本の翻訳書が送られてくる。本の新しい売り方なんだろうが、いつも、かなり興味深い本がくるので最近の楽しみの一つになっている。アフェリイトは好きじゃないが、そういう出版社であり、俺自身勧められると思う。世界一ずる賢い価格戦略・・・。

2013年04月20日

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★パクリジナルの技術

本当は、忙しくて本を読んでいる時間がないんだが、あまりにも面白かったので紹介することにした。これは成功哲学の本であり、ものごとの本質を突いた本だと思った。成功者はすべて誰かのパクリであり、「誰」を「いかに」パクルかで、劇的な違いがでるという。社労士業なんて職業には、オリジナリティなんてものは存在しない。そもそもオリジナリティがある、独創的発想がある人物は、社労士なんて職業を選択するはずない。独創性もなく、情報にも疎い人達が迷い込んだ場所が社労士業界なのである。だから、運良く社労士の成功者が自分の近くに現れたら、遠慮なくパクらせてもらうこと。パクることに躊躇していては、いつまでも浮上できない。その成功者も誰かをパクって成功したのだから臆することはない。近年、俺がパクったのはＴ氏のビジネスモデルであり、それはここでも公言しているとおり。だから、Ｔ氏にホームページのデザインやアイデアをパクられても、一度くらいなら仕方がないと諦めているから、敢えて抗議はしない。でも、はっきり言っておくが「一度だけ」であり、次は黙っていない。Ｔ氏のパクりには悪意を感じるからね。ホームページは、かなり費用と労力をつぎ込んで制作していて、当たり前だが著作権で保護されているはず。だからデザインや中身の文章までそっくりパクるのはＮＧだしモラルに反すると思う。次に制作するホームページにはトラップコードを埋め込んで訴訟が出来るレベルにまで仕上げる予定。金はかかるが、そのくらいのことはする。話が脱線したが、憧れの成功者がいたら、徹底的に真似ること。中途半端ではいけない。徹底的にパクると、そのうちそれが昇華してオリジナルになるという話だ。なるほど～と思ったが、社労士業界に憧れるほど素晴らしい成功者※っているのだろうか。憧れの成功者がいない・・・これが社労士業界の最大の不幸かもしれない・・・。 ※憧れるほど素晴らしい成功者この業界に迷い込んでしまったときに、知り合いはゼロ。憧れる対象すらなかった。著名な社労士と言えば、そう、あの人くらいだったな。いろんな意味で凄い人であったが、憧れは持てなかった。なぜ、この業界の成功者に憧れを持てないかというと、結局、成功者は既得権で食べているから。そしてそれを可笑しいほどひた隠しにしているんだな。

2013年03月04日

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★社労士のための建設業安全衛生コンサルティング実践マニュアル

抜歯の痛みは止まった。右側の奥歯がなくなったので、左側の奥歯で噛んでいるのだが、まだ違和感がある。噛めるってのは大事なんだな。なくなって、初めて歯の大切さがわかる。さて、俺が二十数年前に、開業したときの顧客、顧問先のほとんどは、建設、不動産関係だった。行政書士の許認可業務から社労士の顧問契約に結びつくことが多かったからなのだが、この時代の顧客で、いま残っているのは数社だけだ。産業構造の変化で、当時の顧客のほとんどが、廃業、転業、夜逃げ、倒産、自殺しており、いま、彼らを探しても、たぶん見つからないと思う。そういう状況なので、建設業の顧客を積極的に開拓しようとは思わなかったのだが、時代が巡り、また建設関係の顧客が増えそうな予感がしている。社労士として、建設業の顧客にどのようにかかわるべきか、そのヒントになる本を発見。社労士としては、おなじみの日本法令の本だけど、最近の日本法令は、意欲的というか、なかなか興味深い本が出てきているように思う。著者は元労基署の署長の労働衛生コンサルタント。一時期、安全衛生、労働衛生コンサルタントの資格取得を検討したことがあったが、そもそも俺には、受験資格自体がなく、基本的には監督署ＯＢ向けの資格なんだろうね。社労士として、建設業の安全衛生について業務的にどのようにかかわればよいか、言及している本はこれまでなかったと思う。社労士が業務として、どのあたりまで踏み込んで関与できるかが書かれてあり、非常に興味深い。ただ、筆者は社労士ではないから、社労士が具体的にどのように実践すべきか、顧客獲得まで踏み込むところまでは書いていない。しかし、社労士が「できる部分」を明確にしたことは大いにヒントになるだろう。だけど、この本を読んでいきなり実践はできないとは思われる。まずは基本が大事で、安全衛生の知識を身につけることが先決だ。(その方法も書かれている)俺にとっては原点回帰の参考になる良書だと思う・・・。

2012年11月05日

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★毎月５００万円！会員制ネットビジネスのすごい稼ぎ方

ちょっと古い本。6年前に書かれている。タイトルは扇情的で胡散臭いが、中身はかなり勉強になった。いわゆる会員制ビジネスについて書かれている本は少ないので、こういう古い本も俺は参考にする。(読みたい人は古書を入手)会員制ビジネスとは、会員から、毎月、会費を徴収するビジネスモデルのことだ。この本でも触れられているけど、社労士の顧問料なんてのも、もちろん「会員制ビジネス」の一種と言うことになる。筆者はタイトルの通り、６年前は毎月５００万円、このビジネスで売り上げて「いた」らしい。当時、筆者がこの本で紹介しているネットで運営していた筆者の会員制ビジネスのサイトが現在どうなっているか調べてみると(俺も意地が悪いが・・・)、すべて消滅！している。これはどういうことだろうか。つまり、この筆者、「会員制ビジネスをやりたい人」を会員にした会員制ビジネスをしており、いわゆる情報商材販売ビジネスであったようだ。そして、この本は、「会員」希望者を誘き出す撒き餌というか宣伝であったのかもしれない。だからといって、この本がまったく価値がないかというと、決してそんなことはないと俺は思う。会員制ビジネスという、合理的なシステムを構築するノウハウは現時点でも使えるモノが多いと感じるからだ。かわいそうなのは、永続できるネタがこの筆者にはないこと。それに比べると、士業には確固たる商品、ブランドがありアドバンテージがあるように俺は思った。この本に書かれていることを、俺自身は既に実行していた部分もあるのだが、ビジネスモデルとしてはなかなか秀逸だと思う。もし、いま請求書と銀行振り込みだけで商売をしている人なら、読めば、きっと得るものは多いと思う・・・。

2012年11月01日

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★健康保険組合職員が教える健康保険給付審査の内幕

昨夜はぐっすり寝た。ボートの上で4時間釣りをしていたことになるのだが、足場は当然よくないから、腰に負担がかかる。湿布薬を貼ってもらったので、今朝は大分楽になった。さて、注文していた本が届く。タイトルから、暴露モノっぽい感じがするので、すぐ注文を入れた。著者は社労士で、前職はＩＴ系の健保組合で審査の仕事をしていたという。書籍ではこの手の本はない。行政の内部資料を情報公開請求して得られる、社会保険業務マニュアル等に頼るほかなかったのだが、健保組合とはいえ、一応本になったのは良いことだと思う。また協会けんぽについては、情報公開請求が出来ないから、そういう意味でも参考になるかも知れない。もっとも、俺は、自称、日本一、傷病手当金の実務に詳しすぎる社労士なので、この本に書いてあることで、目新しいとか、なるほど～って感心したことは、正直ひとつもなかった。もっとも、普通はそんなに詳しい社労士はいないから、ぜひ手元に置いておいたほうがよいと俺は思う。著者は、現時点で開業社労士になっているわけだが、民間健保とはいえ保険者の側にいた人物が、社労士になると立場か当然変わると思うのだが、このことについて、著者の考えが書かれていない点が気になった。まぁ、そのへんは書きたくても書けないのかもしれないが・・・。

2012年10月16日

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★実録！厚生年金基金脱退とＭ＆Ａ・ＩＣのはなし　ある社労士の告白

今日あたりから、来週いっぱい盆休みっぽい。ぽい・・・と書いたのは、特に休みと決めてないからなんだが、世間が止まっているときにしっかり休養したい。さて、まったくお付き合いもないし、面識さえない方なんだが、社労士に野中健次氏という方がいる。俺が非常に注目しているというか、気になっている方だ。ちょっとパターンは違うのだけど、俺が考えついたアイデアをすでに実現している方で、そういうことなら参考にさせてもらおうと思っている。そんな野中氏が書いた本なので、速攻で入手。しかも、なんと俺とは因縁深い、厚生年金基金脱退についての衝撃的なノウハウ本なのである。これは、もう読むしかないというか、思わず読んでしまうよ。(数年前まではタブーとされていたことだからね) 俺は、このブログが原因で社労士会から注意勧告という処分を受けているのだが、その原因は、厚生年金基金の脱退について書いたことだった。脱退に際し、特別掛金を払わなくても脱退できると書いたところ、社労士会から呼び出しが来た。厚生年金基金は、厚労省、社会保険庁の天下り先利権なので、俺のような末端の社労士の書いたブログまで目を光らせていたってわけだ。しかし、時代が変わり、代行返上やＡＩＪ問題で、もはやそんな力はないのだろうね。この本では、堂々と特別掛金を踏み倒すノウハウが書かれているのだから、社労士会は野中氏を懲戒処分しないと筋が通らないと俺は思う。あっ、べつに煽っているわけじゃないんだけどね。(笑)厚生年金基金を脱退する手続って経験のある社労士は少ないと思うけど、ちなみに手数料を成功報酬で○百万円もらったことがある。だからといって、積極的にやりたいとは思わないが、避けては通れない時が来たときのために一読をお勧めする・・・。

2012年08月11日

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★半熟　行政書士！

原作者、柴田先生からの献本。同じ職業、同じような経験をしているので、そう、そう！、俺にも、こんなことあったなって思い出すエピソードがいっぱいあった。そして、マンガとしての完成度も高く、声を出して笑い転げてしまった。前作の『明日、夫が逮捕されちゃう！？』は、正直、マンガだけど、俺にはリアルすぎてまったく笑えなかったが、本作はマンガとしてもかなり面白い。ベテランの人は、いつか来た道を思い出すだろうし、新人の行政書士は、開業当初の苦労にきっと共感できるはず。献本に添えられていた柴田先生のお手紙に「正直なところ中村先生は開業本の類いは好まれないと思うのですが」と書かれていたが、そう、読者諸氏がご存じの通り、俺は最近の士業のいわゆる開業本は、あまり好きではない。その理由は、開業本を出すのは、次にセミナーをやって新人開業者を食い物にするヒヨコ商法の伏線であって、出版の目的、動機が不純そのものだからだ。しかし、この、『半熟　行政書士！』は、そういうものとは明らかに別物であり、純粋に柴田先生の情熱、ひたむきさが感じられる佳作だと思う。行政書士の本棚にぜひ加えたい一冊だな・・・。

2012年08月08日

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★明日、夫が逮捕されちゃう！？

また、体調を崩した。疲れが溜まっているのかもしれない。繁忙期もほぼ終了し、気が抜けたのかもしれないが。ここ数年の、俺の最も大きなストレスは、某国家機関とのバトルだったのだが、これは明確な着地点、終末みたいなものがないまま、時間の経過とともに終息しつつある。事実上、もうほとんど危険性はないと思ってはいるが、これが、相手は国家権力ってことになると、話はそう単純ではない。俺は、役人の汚さ、狡猾さを知り抜いている。こういう状態の時に注意しなくてはならないのは、「江戸の敵を長崎で」があるからで、まだしばらくの間、冷却期間を置くべきだと考えている。２年前の夏、俺の取引先に警察が介入という事態になり、問題がピークに達していたときに、メールを頂いたのが、この本の主人公柴田先生で、ご自身のトラブルと俺のトラブルがどこか重なって見えたんだろうね。行政書士法で定められた範囲内でしか仕事をしていないにもかかわらず、大阪弁護士会に刑事告訴され、また毎日新聞に、逮捕(の方針)と書かれた経験を奥様のシバキヨさんが漫画にしたものだ。法律で決められた範囲内のことしかしていない・・・にも、かかわらず、強大な権力に狙われるという点は、まさに俺自身と共通している点で、士業をやっていると、こんな危険性もあるよって体験がわかりやすく紹介されている。柴田先生は、今、行政書士の仕事を一時的だと思うけど、やめられていて、リサイクルショップを経営している。たぶん、同じような経験をしている俺が思うには、「江戸の敵を長崎で」があることを先生は感じているからだと思う。ご自身の体験、そして主張を本にしてしまうあたり、やはり柴田先生は、ただ者ではない方だと思うし、なんらかのカタチで記録を残しておくことは、この場面、本当に大事というか重要なことだと痛感している。いつ同じ目に遭うかわからない仕事を我々はしているのだ。その危険性を理解するために、読んで欲しいと思う・・・。

2012年07月28日

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★不当な残業代請求のことならこの社会保険労務士に任せたい

非常に良い本。この本のポイントは未払いについて書いてあるのではなく、「不当な」残業代請求について書かれている点だろうね。正直な話、俺は、不当な残業代の請求の片棒を担いでいるのは、労働基準監督署であり、監督官だと思っている。昨日、未払い残業代の件で監督署に行ってきたのだが、監督官の手元にあった資料を見て思ったのだが、労働者に入れ知恵したのは、この監督官だと思った。無断欠勤をして、一方的に、未払い残業代を支払うよう書かれた内容証明郵便を事業主に送ってきたのだが、そのコピーと俺が書いた返事の内容証明郵便のコピーも監督官の手元にあるではないか。この本は、「未払い残業代を2年間遡って支払えという権限は、実は監督官にはない。是正勧告は、行政指導であって強制することはできない」ということをわかりやすく解説している。この本を読んでから、労基署に出かけたので、監督官も警戒したのか、是正勧告書には2年分を支払えとは書かなかった。この本を読む前は、どうであったかというと、結果的にはそれほどお粗末な対応ではなかったとは思うが、これからはもっと理論的な対処ができるようになると思う。著者の河野先生は業界の超有名人だから、知らない人はいないと思う。俺も若い頃は、かなり影響をうけた。有名人だけに好き嫌いはあると思うが、著作はやはり素晴らしいものがあり、今でも本棚には何冊もある。今までも何冊も未払い残業代関連の本を読んできたけど、この本が文句なく一番だと思う。この本を読まないことは、損をしたのと同じというくらい社労士には得るものがあると思う。今、読まなくても、買っておいて損はないことは保証したい。迷わず購入すべし・・・。

2012年03月01日

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★資産フライト

娘の試験が終わるまで、暇つぶしに読んだ本。俺にとっては、けっこう衝撃だったので紹介する。前半は、資産を海外に移動させている人がいて、それはお金持ちだけでなく、ＯＬや高齢者まで裾野を広げているというレポートだ。香港まで、バッグに札束を詰めて、口座開設ツアーに参加した人のレポートはなかなかリアルで読み応えがある。基本的に、日本の将来はもうダメだと考えている人が増えていて、国内にお金を置いておくリスクを敏感に感じ取った人が行動している。円はいずれ円安になり、国債は暴落、ハイパーインフレが起こりうると考えている人が資産を海外に移しているのだ。言われてみれば、日本はやがて貧乏人ばかりの重税国家になるのは明白で、普通に生活しているだけで、高い税金や社会保険料を負担させられる。今、高額の社会保険料を支払っている人は、自分のために支払っているのではなく、今、給付を受けている老人のために支払っている。そして、いざ自分の番がまわってくると、給付の減額、遅延が待っていて、下手すると破綻なんてことも充分あるだろう。とくに個人事業に毛が生えた程度の零細事業主は悲惨だと思うよ。法人にすれば「節税できる」と税理士に騙され、社会保険に加入すると、「払った以上に年金がもらえる」と社労士に騙されているのだから。この本の後半は、なぜそんなことが起こっているのか分析が書かれている。若い人は、はやく英語力を付けて海外で仕事する能力を身につけないと暗い人生が待っている。なにしろ、日本には、もうまともな仕事がないのだから海外へ行くしかないからだ。グローバル化が進むと、日本国内でしかあり得ない職業はやがて廃れてしまうだろう。社労士業なんてのは、ガラパゴス資格の典型で今も食えないけど、将来性ゼロだな。それでも、俺はこれしかできないのだから頑張るしかないのだけど、できる対策はやっておこうと思う・・・。

2012年02月29日

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★正直者が馬鹿を見る国民健康保険

仕事が忙しいときはなかなか読めない。知識は、気持ちに余裕があるときしか、身につかない。今は、そんな時期なので、必要なものを詰め込んでおく。国民健康保険は社労士から見ると、すぐ隣の制度であって、本来なら密接な関係があるにもかかわらず、業務上はあまり必要ではない。必要ではないから、詳しく、この内容を熟知できないでいた。なんとなく知ってはいたけど、知れば知るほど不公平、不公正、そして出鱈目な運営が為されているのが国保だ。このことについて、わかりやすく解説している書籍を探して行き当たったところが、この本だ。２０００年に書かれた本で、現在は絶版になっていて、古書でしか入手できない。国保について、やり方次第では、いろいろな裏技があり、実は、その方法のネタ本になっているのが、この本らしい。著者は国保の集金人を経験している人で、現場にいる人しか知り得ない知識が満載で、国保のある種の実務家にはバイブルになっているようだ。新書版で、古本でもかなりの値がついていたが、迷わず購入して一気読みした。10年以上経過しているが、基本的なことはなにも改善されておらず、知識としてはまだまだ生きているように思う。内容については、職業的にここに書くわけにはいかないので、興味のある人は、入手を急いだ方がいいかもしれない・・・。

2012年01月30日

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★２４人に１人　渡すだけで仕事が取れる「絶対受注名刺」

今日で盆休みは終わり。休みの間、ずっと名刺作りに没頭していた。今まで使ってきた名刺は、自分で作って、必要な分だけ自分で印刷してきた。この名刺を作ってから、かなり時間も経過し、仕事の内容も変貌しつつあるので、作り直すことにしたのだ。どうせつくるのなら、もらった人にインパクトを与えるようなものがいい。どんなものをつくろうかと思って参考にしたのが、２４人に１人　渡すだけで仕事が取れる「絶対受注名刺」という本。世の中には、名刺コンサルタントという肩書きの人が少なからずいる。どんな世界も極めればビジネスになるんだよね。名刺のデザインを考えるにしても、こういう専門家が真剣に考えたものを利用した方が、ずっと効率が良いと思う。この本を見て、二つ折りの名刺をつくろうと思った訳なんだが、全部で４面あるわけで、この中に、自分の情報や、売りたいものを書き込んでいく作業って、やってみると意外に難作業というか、時間がかかった。普通の名刺にあるような、一般的な情報の他に、プロフィールやら、仕事の内容、仕事へのこだわり、過去のエピソード、など盛り込んでいくのだが、けっこう名刺の４面にそれを埋めていく情報が足りないので、苦労する。この手の名刺、印刷を業者さんに発注してもいいのだが、盛った情報が多い分、頻繁に手直しが必要になるので、自作の方がいいような気がする。用紙も、二つ折り名刺用のインクジェットプリンタ対応のものもあり、アマゾンに注文した。原稿もようやく完成、用紙が届いたらさっそく、印刷してみようと思う・・・。

2011年08月16日

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★文房具ヒット製品辛口採点簿

久しぶりに机廻りが片付いている。こうなると、仕事というか、作らないといけない書類の作成や処理作業がはかどる、はかどる。整理整頓ってのは本当、必要だよな。例の認可問題で、仕事がだいぶ滞留していたんだが、ここに来て、ようやく一掃されてきた。サーバーが稼働するようになると、事務所の様子も、予想では(あくまで予想なんだが・・・)劇的に変化して、クリーンですっきりした事務所になるはずだ。先日、コンビニでみつけた雑誌というか、ムック本なのかよくわからないが、実は、こういう企画というか、本が欲しかったのだ。迷わずレジで金を払った。広告一切ナシ！すべてがわかる・・・と書いてあるとおり、ボールペン、ノート、修正具、のり、カッター、手帳、ファイル類に至るまで、ありとあらゆる文房具の人気アイテムとその評価がわかりやすく載っている。お気に入りの文房具は、モチベーションを高める効果があるので、俺はかなり文房具が好きなんだが、比べてどれがいいかまではわからない。しかし、この本をみれば、かなり文房具選びの参考になるから助かる。この本を見て、さっそく、リヒトラブ TEFFA 机上台W590を購入。これは、ＰＣのモニターの下に設置する台で、これを置くことで、中にキーボードを収納して机の作業スペースを確保するというもの。キーボードって、使わないときって、けっこう邪魔なんだよな。設置が終わったら、写真をアップしてみる・・・。

2011年05月19日

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★やる気がなくてどうしようもない僕を救ってくれる本

助成金の申請が完了。正確には、補足資料を後日ＦＡＸする必要があるのだが、受理印をもらったら、もう安心だ。今回は、客先からの資料提出が遅かったので、またまた申請期日ギリギリになってしまった。簡単な仕事でも期限かつくとストレスが溜まるし、スケジュールがタイトになることがある。もっとも、今はヒマだからそんなこともないが・・・。昨日は、その後、2ヶ月に1回くらいのペースで通っている竹橋の病院へ行った。予約制なんだが、それでも待ち時間がけっこうあるので、最近は、同じビルに入っている書店で本を買って待ち時間に読むことにしている。現時点で、俺がおかれている状況は、ヒマなのか、やる気がないのか、実は自分でもよくわからなくなるときがある。いや、あまり認めたくないが、やる気がないことの方が多いような気がしている。仕事と精神、気持ちのバランスをうまくコントロールすることが難しいと感じることが多くなったように思う。この本の副題は、ダメな日の「やる気」復活トレーニングとなっていて、自分の気持ちを刺激して、「やる気」を自然と復活させるレシピが７８書いてある本だ。俺の経験でも、やる気なんてのは、ちょっとした事でモチベーションが上がり、復活したりするんだが、その反面、そのちょっとした、「きっかけ」がなかなか掴めずにずるずるしたりする。この本に「好きなマンガの好きなキャラクターになって考える」なんて方法が紹介されているが、これなんかは、俺もけっこうやっている。ちなみに去年の俺は、しょっちゅうカイジ(賭博堕天録カイジ)になっていた。(笑)負ければ命も落とすという状況で絶体絶命のピンチを切り抜けていくというストーリーのギャンブル漫画だ。やる気なんてものは、ちょっとしたことで、回復したりするものだから、その「ちょっとしたこと」をあらかじめ沢山用意しておけばいいということ・・・だと思うね。こういう本は、気がついたときに、眺めるように読みたいので、トイレの中に置いておくことにする。ウチのトイレには幸之助やひとりやカイジがたくさんいるんだが、そろそろトイレに専用の本棚が必要かも知れない・・・。

2011年02月11日

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★「バカウケ」キャッチフレーズで仕事が１０倍うまくいく

雪が降り出した。窓の外の景色がみるみる白くなっていく。今日は、助成金の書類を窓口に持っていく予定だったのだが、これではクルマが出せるかどうか微妙になってきた。スタッドレスは履かない主義なので、基本、雪が降ったら外出しないんだが、さて、どうしたもんかねぇ・・・。ここのところ、今さらながら、マーケティングの勉強をしてる。ようやく、自分が売りたいものがなにか、明確になってきたので、これをどうやって売っていくかという方法論を求めてビジネス書を読んでいる。最近、俺がはまっている杉村本でも、言っていることなんだが、権威なんてものは自分でつければいいということで、自分で勝手に好きなように名乗れば良いだけだ。それは、つまり、自分自身のブランディング(権威付け)は、自分自身にどんなキャッチフレーズをつけるかということだ。今回、紹介する本は、そのキャッチフレーズに的を絞って書かれている本。この本でも、ダメなキャッチフレーズになってしまう、ダメな例として、「資格名」をそのまま書いてしまうこと・・・が紹介されている。なぜかというと、資格取得者は毎日量産されており、「資格名」をそのまま使った瞬間に・・・「埋もれる」からという。資格なんてものは、マーケティングの観点からは、杉村氏も言っているようにゴミみたいなものでしかないから、自分でキャッチフレーズを付けなくてはいけない。つまり、○○○な社労士とか○○○すぎる社労士、とか、○○を考えなくてはいけないということ。ちょっと恥ずかしい気もするんだが、この部分は図々しくやらないと損をする。美人過ぎる社労士は知らないが美人を名乗っている社労士は何人かいるけど、実物をみたら、「おまえ、どんだけ図々しいんだよ」って感じがするよな。(笑)酔っぱらいメタボ社労士、さすらいの婚活社労士、ギャンブル大好きパチプロ社労士、オカルトパワー社労士、自分自身がメンヘルのメンタルヘルス社労士なんてのも、ちとマズイかも。キャッチフレーズのいいところは、自分で自分にくっつければ、タダってこと。つまり、お金はまったくかからないわけで、こんなことならやらないと損なんだが、相手のハートを鷲づかみにするようなキャッチフレーズができれば値千金だよな・・・。

2011年02月09日

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★集団感染マーケティング

昨夜は、テレビでサッカー観戦。最近、少しヒマになったおかげで、こういうものも純粋に楽しめるようになった。忙しいときは、仕事面では、充実しているのかもしれないが、やはり、なにかを犠牲にしているのかもしれないね。もっとも、今は、そんな余裕もいつまでも言ってられない状況で、いろいろな面で、仕事も人生も曲がり角に来ているのかもしれない。とくに、何度も書いているとおり、営業面では、今年は立て直しの年なのであって、今さらながら、いろいろ勉強をしている。こんなブログを書いていると、ダメ人間の俺にいろいろとアドバイスをしてくれる方がいて、リアルな社労士同業者とのお付き合いやコミュニテイが苦手な俺には、本当に助かっていると思う。今日、紹介する本は、オフ会に参加してくれたＨ氏の推薦。マーケティングの本というよりは、心理学の本。でも、正直、眼から鱗が落ちた感じがした。正直、ここのところ、俺は、社労士という仕事に限界を感じていた。社労士という商品は、サービスとしては粗悪な商品なのではないか、なぜ、売れないのか、そういう疑問に明確な答えを出せないでいたのだ。『自分をアピールするとき、資格などがあれば、きっと誇らしく思うに違いない。だが、がっかりするかもしれないが、それらはすべてゴミのようなものだ。』この一文を読んで、俺は目が覚めた感じがした。いつのまにか、俺自身が「資格」のセールスマンになっていて自分自身を売ることを忘れつつあったからだ。『権威なんてものは、「人につけてもらう」か「自分自身でつける」かの違いでしかない。』著者が言うとおり、そのことに気がつけば、世の中の権威なんてものはみんなそんなもので、それがわかれば笑ってしまうほど人生が生きやすくなる。確かに、考えてみると、有名な某先生も、年金博士なんていっている、あの先生も、自分自身で名乗っているだけで、ある意味、(良い意味でも、悪い意味でも)図々しい、厚かましいだけじゃないかって思う。要は、社労士って商品の問題ではなくて、自分自身の売り方の問題ってことで、もっと自由に、図々しくやってもよいということに気がついたことが収穫だ。非常に勉強になったよい本だと思う。推薦してくれたＨ氏に感謝・・・。

2011年01月30日

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★売れる営業マンになりたかったら自分を売れ！といわれてもなかなかできない人のための営業ツール

最近思うことは、腕のよい社労士なんてものはいないということ。基本的に、どの社労士がやっても、同じ仕事なら、結果は同じになるはずだ。法律に従って手続きをする以上、そうならないとおかしいということになってしまう。つまり、なにが言いたいかというと、仕事の成果では、社労士は非常に差別化しにくい職業であるということだ。だから、自称、「腕が良い社労士」はあくまでも自己申告だ。(笑)実際は、腕の悪い、ダンドリが悪い、仕事が遅い、気の利かない社労士は、山のようにいるので、相対的にどう見えるかということなんだろうね。要は、同じ事をやるにしても、相手に好印象を与えればいいということになるわけで、世渡り上手になるほうが賢いかもしれないな。さて、今日紹介する本は、先日、ＣＲきんさんが紹介していた営業本で、タイトルがやばいくらい長い本。面白そうだったので俺も読んでみた。本を買うときに、最近はアマゾンあたりの書評を確認してから買うようにしているのだが、それにしても面白そうだったので購入してみた。こういう長ったらしい本のタイトルも、情報販売っていう観点から見ると、セオリーで先日紹介した関口さんの本にも書いてあったなと思った。社労士なんて仕事は、それほど仕事自体に差別化ができないわけで、それを無理矢理、差別化しよう考えると、いろいろ問題が出てくる。差別化しないように、(つまり、目立たないように)やるには、売り方を変えていくしかないわけだ。正直、このことに気がついたのは、恥ずかしいことだが、まだ最近で、まぁ、それでも気がついただけでもマシかもしれない。この紹介した本は、そのネタがずらっと４０ほど書かれていて、すぐ実行できるものばかりだ。名刺、ハガキ、ＦＡＸなど、ありふれたツールに工夫とひねりを入れたアイデアがいっぱい書いてある。このなかのいくつかは、すでに取り入れているものもあるが、より効果的にするために利用したいと思う。社労士業も２０年やっているけど、まだまだ勉強だよな・・・

2011年01月15日

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★ダメ社員の辞めさせ方

新年最初の仕事が解雇相談。ここ最近の傾向として、能力不足を理由とした解雇の相談が増えた。景気の低迷が続き、小さな会社では戦力になっていない人を置いておく余裕がなくなってきているのだと思う。解雇したい理由を尋ねると、明らかな懲戒事項に該当したと言うことではなく、「仕事ができない」という、漠然とした印象に基づく能力不足を理由としたものが多くなった。解雇相談で、やっかいなのは、この手の相談で、対応を間違えたり、手順を省くと後々の訴訟リスクを大きくすることになりがちだからだ。今回のケースは、能力不足の社員への対応として、配置転換をしたところ、本人は強硬にこれを拒み、就業拒否に及んだ。会社には出てきているけど、配置転換先での就業を拒否するというので、ここはセオリー通り、出勤停止にするのが効果的だ。ここで、大事なのは就業規則で、制裁規定があるかということ。慌てて、就業規則を調べてみると、ちゃんと載っているのでとりあえず一安心。今回紹介する本は、いわゆる能力不足の社員を如何に辞めさせるかというテーマに絞って書かれている本で、そのやり方の手順が、非常にわかりやすくかかれている。この手の本はいろいろあるんだけど、この本は、うまくまとまっているような気がする。最近は、どうしても訴訟リスクを考えて手を打っていかないとならないから、適当なアドバイスをして、後で墓穴を掘るなんてことにならないように気を遣うよな。確認の意味で手元に置いておいて損のない一冊だと思う・・・。

2011年01月04日

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★年金は本当にもらえるのか？

社労士は年金の事なんてまるでわかっていない。社労士は年金の専門家なんて言っている人をみると、大風呂敷もいい加減にしろって思う。何故かというと、社労士が年金に詳しいのは、年金の受給要件とその具体的な手続きについてだけであって、年金の本質的な部分はまるでわかっていないからだ。本質的部分は、厚労省が隠しているわけだから、社労士にはわからなくて当たり前で、それはなにかというと、この本のタイトルのとおり、「年金は本当にもらえるのか？」ということだ。この国の年金制度がどうなっていて、また将来どうなるのか、明確に理解して、精通している社労士は絶対にいないはずだ。「年金は破綻しない」という大本営発表は必ずしも嘘ではない。財政は保険料の大幅な値上げと、給付の大幅な切り下げをすれば維持できるのだから、制度としては破綻はしないが、実際の老後の年金生活は、現時点でもすでに破綻しかかっている。そもそも、この国の年金制度は、当初は積み立て方式だったらしい。賦課方式に変化したのは、田中角栄の時代で、人気取りのため、高齢者の年金を手厚くした結果、本来積み立ててあるはずだった年金原資の670兆円あったはずの厚生年金の積立金が現在わずか130兆円しかない・・・という事態になっている。また、普段あまり気にしていなかった少子化の問題も、実はまだ始まったばかりで、これからの数十年間は、かなり厳しい上り坂がまっている。人口減少のスピードもこれから急激に早まる。結果、現行年制度の最大の問題点、世代間格差は話にならないほど酷いものになる。よく言われる「世代間の助け合い」なんてのは嘘っぱちで、常に年金受給者が子どもの世代から一方的に収奪しているのが実態。こうなった原因はすべて、政治家と利権確保しか頭にない年金官僚が問題を先送りしてきたことにある。社労士として、年金にどのようにかかわるのか。街角年金なんとかが、なにか本質的な部分で世の中、将来の日本に貢献できるはずもないことは、もう明白だと俺は思う。いわゆる年金問題の本当の姿がこの本に書かれている。社労士として、どう考え、どのように業務に反映させるか、自問自答すべきだ。先送りはすべきではないと思う・・・。

2010年12月23日

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★これからの「稼ぎ」の仕組みをつくろう

文句なく面白い。病院での待ち時間に暇つぶしで立ち寄った本屋で、なんとなく購入した本なんだが、最近にない大当たり。これからのビジネスの本質について、本音で書かれているところが良い。著者は、情報商材を販売している、いわゆるネットビジネスの成功者。情報商材、ネットビジネス・・・というと、つい眉唾になりがちな先入観があるのだが、よく考えてみれば、社労士業や他の士業だって、もはやインターネットなしでは仕事が立ちゆかない時代になっているのだから、それは偏見というものだろう。俺は、社労士業をやっていくのに常に考えていることがあって、それは、不謹慎かも知れないが、もっとラクをするためにどうしたらよいかと言うことだ。アラフィフといえば、世間一般的には「初老」なのであって、今が既にピークで体力も精神力もあとは落ちていくばかりって感じがしている。だからこそ、ラクをすることを熱心に考え、追求しなくてはと思っている。「都合のいいお客さんを作り出す会員ビジネスの構築法」(第５章)なんてのは、社労士の労務顧問と基本はまったく同じ考え方だと思った。「あきらかに手間ばかりかかるな！と思ったら、切り捨てちゃうのも１つの方法です」なんてのも、かなり共感できたりする。この１年のゴタゴタの中で、一部の顧客がクレーマーになりつつあった。実は、そのことが今回のことで、一番精神的に俺を追い詰める要因になったのだが、相手は僅かばかりの金(顧問料)を支払っていることが、俺に理不尽なクレームをつける根拠であったので、俺はその顧問料の徴収をやめた。切ると言えば、角が立つので、しばらく徴収を見合わせると言ったのだ。結果、見事なくらいおとなしくなった。(笑)一見、士業とはまったく関係がないような業種のビジネス本なんだが、タイトルの通り「稼ぎ」の仕組みをつくる点では、参考になることが沢山書いてる。社労士業や、俺がこれからやろうと考えていることに転用できるノウハウがあり、何気なく読んだ本だが、ビジネス本では久しぶりの大当たりだ・・・。

2010年12月18日

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★１００万回生きたねこ。

不思議な体験をした。昨日、ちょっとした暇つぶしに本屋に入り、平台に積まれていた絵本をなにげなく手に取った。うちには、ねこが2匹いて、俺はかなりのネコ好き、愛猫家で、ねこに関連したものをみると、つい手が伸びる。ふつうの子ども向けのありふれた絵本。表紙の絵がかわいいので、なにげなく手にとって、開いてみた。ごく短いお話。立ち読みで2分もあれば読める内容だが、・・・・これはやばすぎる絵本だ。もう涙があふれて止まらなくなってしまったのだ。俺は、映画を見て泣いたことはないし、まして本を読んで涙をこぼす事なんてあり得ないと思っていた。涙腺はかなり固いというか、ない人間なんだが、もうとにかく涙がとまらないのだ。下知識なしにこの絵本を読むのは、かなり危険。立ち読みなんてしようものなら、公衆の面前で泣いてしまうので、けっして立ち読みはしないことをお勧めする。言葉の使い方、文章の書き方が、これほど精神を揺さぶる力があると言うことを、この絵本はまざまざと証明している。この絵本を結婚式の引き出物にしたり、お祝いに送ったりすることが多いとのことだが、この本の内容はここには書かないから、気になった人はぜひ読んでみるといい。ただし、立ち読みは絶対にやめておけ・・・。

2010年12月15日

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★ワルが教える年金取り返しマニュアル

顧問先クリニックにて、インフルエンザ予防接種。今年は、３価ワクチンといって、A型B型新型の３つがひとつのワクチンに入っているから、お得なのである。去年は、季節型と新型と別々に二度も痛い思いをして費用も2倍かかったのだが、今年は一度で済んで、コストも安い。俺は、まったくといっていいほど、インフルに罹ったことがない体質なんだが、それでも、もはや若くはないわけで油断は禁物だ。予防できることを怠って、顧客に迷惑をかけるわけにはいかないという責任感から、毎年、予防接種をしている。注射した左腕が腫れていて痛い。けっこう強い菌なんだろうな。さて、今日は最近読んだ本の紹介。著者の経歴を見ると、リタイアード社会保険労務士となっていて、事務所名なのかと勘違いしたが、つまり引退した社労士ということらしい。実名では書けない内容だから、たぶん偽名(ペンネーム)だと思う。しかし、書いているのは間違いなく社労士で、このリタイアってのも、たぶん嘘。現役バリバリの社労士のような気がする。わかりやすく書いてあるけど、いや、俺が社労士だからわかりやすく感じるだけで、一般人にはちょっと難しいかもしれない。社労士なら、だいたい知っているようなネタというか裏技を集めたような本で、これはなかなかいいと思う。ベテラン社労士の気づきというか、小賢しいけど老練なテクニックが満載の本で買って読んでもけっして損ではない。「退職前に人間ドッグに入れ」なんてのも、俺には気がつかなかった、良い知識だと思う。ここに書くまでもないが、在職中、つまり社会保険の資格があるウチに、初診日を確保しておけという意味なんだが、こういうのって、実際に経験して手続きもやってないとなかなか気づかないことだよな。本のタイトルが版元の都合なんだろうが、あまり良くない。年金のことだけでなく、雇用保険、健康保険についてもプロ(社労士)の視点で、社労士の営業ネタをよくまとめてあるように感じた。開業歴が浅くて、経験の少ない社労士にはかなりおすすめできる一冊だと思う。ベテランとの差を埋めるのにきっと役立つはずだ・・・。

2010年11月03日

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★これからの「正義」の話しをしよう

ベストセラーになっている政治哲学の本。さえこ氏に勧められて、読んでいる。これが、けっこう難しいというか、とっつきにくい。正直、社会人文系の書物を普段から読みこなしていないと、けっこう骨が折れる内容だ。こんな本が、なぜベストセラーになっているのか、理解に苦しむ。本当に、きちんと内容を理解して読めている人がいるのか、疑わしいのだが、この著者の、マイケル・サンデルの講義をＮＨＫでシリーズでやっていたらしく、これを観た人がテキストとして読んでいるらしい。正直、今、この精神的な余裕があまりない時期に、らくらく読みこなせる本ではないので、なぜ、さえこ氏が今、俺に勧めるのか、最初はよくわからなかった。あんまり辛かったので、マイケル・サンデルの講演を先に、ニコニコ動画でみることにした。講演を聴いてから、これを読むと、だいぶ読みやすくなった。正義というと、正義はひとつ・・・と考え勝ちだが、実は、それぞれの立場によって、必ずしもそうではないということ。正義という普遍と思われがちな概念でも、古来からの哲学者によって考え方やとらえ方が異なっているわけだ。決して、どれが正解とかじゃなくて、物事を複眼的に考えるということなんだろう。複眼的に考えるために、ディベートしたりするわけだが、我々士業者に欠けているのは、こういう議論をする場であって、またそういう仲間かもしれないと思う。今回の、自分の件で考えると、自分では間違っていない、そういう自信はあっても、他の専門家からみてどうか、という視点はやはり、大事だと思う。意外に、自分のことは冷静に見れなくなるときがあると思う。弁護士や、同業者に相談してみて、「問題ないでしょ」と言われて、初めて、ほっとしたわけなんだが当事者になると、独りよがりの判断というのは、実は、かなり危険があると思うよ。正義という概念ひとつとっても、いろいろな立場、解釈がありえるわけで、もちろん「倫理」なんて言葉だって、いったいなにが「倫理」なのか、決して、固定的な答えなんて、本来はないはずだ。特定社労士の講習で学ぶ倫理ってのは、そう考えると、ある一定の考え方の強制であって、かなり押しつけがましく感じるよな。この本を読んだ人がいたら、感想を聞きたいと思う・・・。

2010年08月30日

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★弁護士の論理的な会話術

ようやく短い夏休み。それでも、時間的な余裕があるときに、本を読んでおきたいと思う。本屋で漁っていたら、今の俺に、とってもタイムリーで、おなかつ、読みやすく、わかりやすい文章で、弁護士が書いた本が見つかった。以前、民事裁判で裁判所に呼ばれたとき、司法委員の弁護士が、「シロウトの書いた準備書面は読みづらい・・・」とこぼしていた。俺が書いた答弁書は、短めの文章でまとめたのでそんなことないだろうと思うが、原告が書いてきたものを指して言ったのだと思う。弁護士の書く文章は、論点、争点が明確で、論理的に書かれているから、説得力があり、文章の流れもだいたいすっきりした感じがする。俺も弁護士に依頼して文章を書いてもらうことがあるのだが、文章自体は短いのに、必要なことは全て網羅されている洗練された文章なので、いつも感心する。弁護士は職業的訓練を受けているため、そういう書き方が身についているんだろうね。弁護士は、「要件事実」の勉強をみっちりしていて、そういう訓練から、論理的思考ができるようになるらしい。だから、弁護士が書いた文章が、一般人の書くモノとちょっと、雰囲気が違うのは、そういう下地があるからなんだろうな。社労士には、関係のない話だと思う事なかれ。近年、弁護士と接する機会が非常に増えた。自分で弁護士に依頼することだけじゃなくて、労働審判や簡易裁判でも相手側に弁護士がついている場面も多く、彼らと渡り合うには、論理的思考ができ、論理的な文章が書けないと相手にならないわけだ。きちんとした訓練を受けたことがないのだから、なかなか困難な話なんだが、今回、紹介する本は、その核心的な部分をわかりやすい文章で、会話というわかりやすい事例で紹介している。いわば、「論理的思考」のアンチョコみたいな本なんだが、つまり、速効で応用が利くからこれは素晴らしいと思った。休み明けに、審査請求書を書く予定なんだが、保険者を論破するために、極めて論理的に書くことが要求される文章になるわけだ。裁判の準備書面を書く要領が必要なんだが、形だけ似せても、論理的思考ができないとすぐ馬脚を露呈してしまうだろう。そういう根っこの部分を簡単に補強できる、つかえる良書だと思う・・・。

2010年08月14日

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★北杜夫という作家。

先日、書店で北杜夫のエツセー集を購入。北杜夫の本を読むのは、たぶん学生時代以来だから、面白いと言うよりは、懐かしい気持ちだったね。俺は完全にテレビっ子世代なんで、まったく本など読まない子どもだったのだが、父親がそれをひどく心配して、なんとか俺に本を読ませようとした。クリスマスプレゼントに、偉い人の伝記とか、安寿と厨子王なんて山椒大夫の本を買ってくるのだから、子供心にも父を恨んだものだ。本なんてものは、強要されて読むもんじゃないし、これを読めとか言われると、絶対に読みたくなくなるものなんだが、とにかく、親が心配するほど本を読む習慣が無かったのは事実だ。北杜夫という作家に初めて関心を持ったのはその頃で、きっかけはネスカフェゴールドブレンドの有名なＣＭ、「違いのわかる男、どくとるマンボウ　北杜夫」だった。初めて読んだ本は、『南太平洋ひるね旅』という文庫本。タヒチ、フｨジーとか南の島を巡る旅行記なんだが、とにかく読みやすく、ユーモラスで俺はすぐに夢中になった。その後、いわゆる、マンボウものといわれている随筆類はすべて読破したのだが、そのなかで、もっとも俺に影響を与えたのは、『どくとるマンボウ青春記』だ。これは旧制松本高校時代の学生寮での生活を書いたモノなのだが、これを読んで、学寮生活に強烈に憧れてしまった俺は、大学に進んだら、とにかく学生寮に入りたいと思ったからだ。高校時代の俺は、実はかなりの劣等生で地方の旧帝大は到底無理で、東京にいくらでも大学があるわけだから、親を納得させられる大学で学生寮があるところというと、京都の同志社と立命館しかなかったのだ。俺の受験勉強はこの2校を軸にはじまった。社会人になってから、かなり本を読むし、購入するようになったが、実務書がほとんどで、エッセーや小説の類はほとんど読まなくなってしまったのだが、本屋さんで、北杜夫の最新刊を見かけて、おもわず購入してしまった。現在の氏は、かなり高齢で、移動も車椅子のようだが、まだ筆の方は達者なようで、ちょっと安心した。高校生の時に、同級生が感想文を書いて出版社へ送ったら、北杜夫からお礼のハガキがきたと言っていたのを思いだした。印刷したモノに本人のものと思われる署名のあるようなハガキらしいのだが、かなり自慢していた。今、改めて、このエッセーを読んでみると、進学にしても、文章の書き方にしても、随分と自分は影響を受けているのがわかって、ちょっと驚いたりした。新刊書を読んで、こんな懐かしい気持ちになるのも不思議な感じがしているのだが、温故知新もわるくはないよな・・・。

2010年08月01日

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★最近購入した本の紹介。

先日書いた業務用資料の希少本、けっこう関心があるようでレスが多かったわけだが、なにが貴重な資料なのか、わかる人だけわかる、マニアックな話だと思うね。仕事に使わなければ、持っていても仕方がないのだが。法律や通知を知っていても、役所や役人がそれをどう解釈して、運用しているか、その根拠はなにか追求していくと、実は、それが一冊の本だったりするわけで、そういう事実を発見してしまうと、どうしても、そういう本を入手しておきたいと思うわけだ。ところが気がつくとそういう本は、すでに絶版になっていたりするわけで、この矛盾というか、現実はけっこう苛々したりするよな。まぁ、根気よく探すしかないのだが。さて、今回紹介する本は希少本でも何でもない。なぜなら官報販売所で買えるものだからね。十数年前に、孫田良平さんという、日本の賃金問題の重鎮というか、ご高名の学者さんの講義が早稲田大学で行われ、その講義の教材に使われた本がこれだった。まぁ、小難しい学問の話はおいといて、この活用労働統計という本は、全編が統計資料でできていて、賃金データの決定版といってよいと思う。賃金関係のありとあらゆる統計資料が網羅されていて、たとえば業種ごとの賞与の支給状況とか退職金制度の実態と給付水準とかそういうデータが満載されている。この本をなににつかうのかというと、たとえば事業主に世間的な賃金相場とか聞かれたときに参考にするわけだ。世間相場なんてものは、曖昧だが、根拠はもちろんあったほうがいいわけで、こういう資料があれば、答える方も安心が出来るというもの。俺がよく参考にしている資料としては、都市ごとの世帯標準生計維持費とかのデータ。たとえば、さいたま市だと3人世帯だと月当たりの標準生計費(生活費)は２１．５万円ということであるから、賃金を決める際、これ以下だと生活できないため離職してしまうことになるわけだ。久しぶりに最新版を購入したので、紹介してみた・・・。

2010年06月15日

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★障害年金の本。

注文をしていた本が届く。先日、ＳＲきんさんのブログを読んでいたら、障害年金関係の参考図書を紹介していて、障害年金関係の本は、気がついたときに入手しないと手遅れになるとのことで、すっかり煽られている俺。しっかり紹介本をゲットしておかなきゃと思ったわけだ。「障害年金の請求の仕方と解説-精神障害者・知的障害者のために」は、きんさんが言っているとおり、入手不可。この本を必死で探している社労士もどうやら多いようで、調べるとこの本を作った全国精神障害者家族会連合会は、すでに不祥事で解散しているではないか。「障害年金と診断書」は、中古でプレミアがついているが、入手可能だったので即注文を入れた。先日のブログで、年金関係の仕事がどうたらと書いたのだが、これも誤解がないように補足しておくと、一応プロとして、こういう仕事は押さえておかないといけないと思っている。メインの仕事にはしていないというだけの話で、基本的に仕事がもし来たら、俺自身は逃げてはいけないと思っている。先日、電話で見ず知らずの人から、障害年金の申請について質問攻めにあって、辟易したことがあった。後日、障害年金を専門にしている社労士さんと話をすることができたので、もしかしたら、その件、そっちに振ってもいいか聞いたところ、その病名を言ったら、即座に断られてしまった。その先生によると、その病名は、かなりやばく、悪い言葉で言うと○○ガイの部類に入るので、家族持ちとしては危険があるのだという。そういう依頼人とは絶対に当人だけでは面会はせず、必ず家族同伴で来てもらって、自宅や事務所は絶対にヤバイからファミレスで会うのだという。できればお断りしたいとのことだった。こういうのも、実務をやってないとわからない貴重な情報であって、社労士の仕事って、危険なこともあるのだなあって、つくづく思ったわけだ。まぁ、仕事をするかどうかは別として、参考図書は揃えておかないといけないから、買っておいたわけだが、きんさんが言っているとおり、こういう本が入手困難だということもけっこう貴重な情報だったりする・・・。

2010年06月12日

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★いますぐ「さすが」と言いなさい！

著者の吉田典史さんから、献本していただいた。吉田さんは、ついこの間、　あの日「負け組社員」になった・・・　という本も出したばかりだから、彼は最近、とてもノっているビジネス作家さんなんだろうね。前著も、サラリーマンの処世術として、とても興味深い話が書いてあったけど、今回の、この　いますぐ「さすが」と言いなさい！　は、もっと、より詳細に職場で生き抜くための知恵を書いたものになっている。まさに、職場で生き残っていくためのサバイバルマニュアルと言っていいだろう。上場企業に入社したものの4年で辞めてしまった俺が言うのもなんだが、組織というところは仕事が出来る能力さえあれば、それでいいというわけではない。いや、むしろ仕事ができるが故に苦しむことも多いわけで、結局、職場の人間関係がすべてだと思うね。実は、こんな俺でもサラリーマン時代は、上司にはすごく気を遣っていた。仕事の能力の点で、俺より劣る人が人事考課にかかわっていたからで、組織の中で生殺与奪をそういう人に握られていたからだ。俺が思うに、会社の人事評価ってヤツは、だいたい評価者がろくでもないヤツで、それもたった一人の人間だったりするという現実を知った方がいいと思うね。だから、いくら仕事が出来て、能力があっても、そいつに嫌われたらもう「芽がなくなる」のだ。それが日本の企業の本質だと俺は思うよ。実際のところ、俺は若かったけど、かなり姑息な人間だったので、そういうカラクリは早い段階から察知していた。俺がとった方法は、そのダメ上司に盆暮れの付け届け(賄賂)をしておくことだった。この古典的な方法は意外なほど効果を発揮した。上司が、人目を忍んで、こっそり俺に「君、いつもすまんなぁ・・」なんてやるものだから、人事考課ではいつも俺は満点だったのだ。(笑)俺は、二十代で会社を辞めて以来、好き勝手な人生を送っているわけだが、たいていの人は職場というか、組織の中で生き抜いていかないといけないのが現実であって、必ずしも独立したり、あるいは転職したりすることが最善の選択肢ではないと思うね。だから、そういう組織の中で生きていくのに、役に立つ処方箋みたいなことが沢山この本には書いてある。吉田さんは自分自身の経験と、数多くの企業を取材して、本当のところはどうなんだ？という視線でモノを書いているから、勤め人のノウハウ本としては、非常に良くできていると思う。それだけのノウハウや情報を持った人が、結局、組織をスピンアウトして、フリーのライターっていうのも、これもまた、人生の不思議ってやつかもしれないなぁ・・・(笑)

2010年04月10日

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★負け組社員

フリーライターの吉田典史氏から、著作の献本を受ける。吉田さんは、主に人事労務関係分野の本を書いている人で、ある意味、人事労務の専門家なのだ。いただいた本のタイトルは、あの日、「負け組社員」になった・・・という、まぁ身に覚えのある俺には笑えないタイトルだな。(笑)俺が大学を出て就職したのは、まだバブル経済のちょっと前で、まだ企業側が強い買い手市場だった。俺は上場企業に入社したとたん、入社前に約束されていたことをいきなり反故にされたのだ。入社前と話が違うことは沢山あったけど、一番酷かったのは勤務地の変更で、このため遠隔地へ引越をしなければならなくなった。そして俺が腹が立ったのは、その引っ越し代はおろか、勤務地への旅費さえ自腹だったことだ。そして、入社後一番最初に与えられた仕事は、新人の仕事ということで、吉原のソープへ集金に行く事だった。新社会人として、人生最初の仕事がソープの集金というのは、なんとも締まらない話で、正直、プライドがズタズタになった。まあ、そういうわけで俺の場合、入社早々「負け組社員」になった訳だが、当時は、まだ転職ブーム前。上場企業に入社したら定年まで勤め上げるのが当たり前みたいな時代だったのだ。もちろん、リクルートみたいな転職を支援する会社もあったのだが、管理職や技術職を対象にしたものだったのだ。入社後数ヶ月で、リクルート社に転職の相談に行ったところ、物知り顔のカウンセラーが出てきて、入社してすぐ辞めたいなんてやつは、どこも欲しがらない、大卒というだけで、いったいあなたになにが出来るんですかと高飛車に叱られる始末・・・。この２年後ぐらいに、バブルに火が付いて、人手不足がはじまり、第2新卒とか転職ブームが起こり、会社が気に入らなかったらさっさと条件の良いところに転職するのが常識になった。リクルートも数年後に、いわゆるリクルート事件を起こし、今振り返るとロクでもない会社だったと思うよな。まあ、そういうわけで俺としては会社を辞める準備として、入社早々資格試験の勉強をはじめることになったのだが、会社への恨みがあったので、資格試験の勉強は勤務時間中しかしないことにしたのである。とはいえ、上司の目を盗んで勤務時間内に勉強を続けるのはなかなかテクニックが必要だった。当時、俺には2人の上司がいて、この2人の折り合いが悪かったのでそれを利用することにした。俺はこの2人がさらに仲が悪くなるように画策したのだが、それは自分でも不思議なくらいうまくいき、社内で大声で口論するほどになった。けんかをすればするほど、新人の俺には目が届かなくなるというワケ。約2年の間に３つの国家資格試験に合格したあと、調子に乗った俺は、不動産鑑定士の資格試験の勉強をしていたのだが、上司の片っ方が、ケンカのあげく、会社を辞めてしまったのだ。俺が苦心して構築してきた居心地の良い環境もついに終焉の時を迎えたのだった。もし、もっと居心地の良い会社に勤めていたら、俺もこんな社労士業なんてつらい仕事をしていなかっただろうと思うね。もし、今いる会社が、それなりに居心地がいいのなら、なんとしてもしがみつく方が賢明だと思うよ。吉田さんの本、あの日、「負け組社員」になった・・・は、２４のケーススタディが詰められている社内遊泳術、社内処世術の良書だと思ったね。社労士になると、だいたいは会社側の立場で、問題社員を辞めさせる方の相談が多いわけだが、辞めさせられる側の立場のことも、少しは分かっておくほうがいいと思ったね。この本を読んで、俺はリーサラ時代のことを思い出したのだが、社労士が読んでも十分勉強になると思ったよ・・・。

2009年12月29日

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★障害認定必携を購入。

息子のサプライズのおかげで、なんだか、ぼーっとしてた。幸せなんて案外こんなことなのかもしれないなぁ・・・なんて思っていたら、さっそく立命館から入学金の請求書が送られてきて現実にかえる。ウチのヤツはまだ浮かれていて、食事会や旅行の計画なんて立てているけどね。まあ、それもいい。今は無礼講、人生たまにはいいこともないとね。さて、先日注文していた書籍が届く。『労災補償障害認定必携』という本だ。交通事故のシゴトをやっていて、先日、障害認定１４級９号が出たのだが、１２級とどう違うのかよくわからない。損害保険料算出機構は厚労省の「障害等級認定基準」に準拠していて、そのタネ本がこれだ。交通事故を仕事にしている弁護士なら、必ず持っている本らしいのだが、社労士が持っていないのは、やはり恥ずかしいから、恥を忍んで購入。中を開くと、けっこう図解も多く、エグイ絵も載ってる・・・。診断書、医者任せにしておくと結果に重大な差が生じるから、症状を良く観察して、医師の判断が正しいのか理解するのに役立つと思う。3,840円で、今は(財)労災年金福祉協会というところでのみ販売していて、普通の本屋さんやアマゾンでは買えない代物だ。神経症状の場合、医師の書き方次第で結果が違ってしまう。症状があれば、なぜそういう症状があるのか医学的に書いてほしいと注文を付ければいい。画像だけだと異常なしという判断でも、書き方次第だ。もう少し、余韻に浸っていたいが請求書をみて現実にもどったよ。初年度納付金が１１２万円。やっぱりそれなりに大変だよ。助成金の仕事でも探すしかないようだ・・・。

2008年10月16日

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★先輩の著書を入手。

小見山敏郎先生の本を購入。注文を出していた楽天ブックスからようやく配達がきた。社労士向けの本ではないけど、マンガを多用していて、わかりやすさの追求・・・と言う点で見習うところがある。(さすが立命ＯＢ！！)勉強嫌いな俺でも、ごく最近の法改正である、労働契約法がさらっと頭にはいるからマンガは素晴らしいね。難しく退屈なことを、小難しく語ること、書くことは凡人でもできる。本当に優秀な人は、難しいことを易しく理解させる表現力を持っているものだ。労務管理の解説本にこれだけ、マンガをたくさん使っている本はそうそうないから、そういう意味でかなり斬新な著作だと思う。マンガに出てくる社労士は、浪速のFunky社労士Ｊ．Ｊ．さんなのだろうか。実物と比較してどうのという野暮なことはいわないけど、マンガ、けっこう男前ですね。客先に労務管理の資料を出すときなど、この本をコピって渡しておけば、シロウトにはわかりやすくてちょうど良いような気がする。難しいプロ用の専門書もいいけど、こういうわかりやすい本も必要だと思うね。楽天ブロガーの身びいきってわけじゃないけど、お勧めできる一冊だ。リンク貼ってないから先輩のブログから注文してくれ・・・。ランキング参加中。順位が上がれば過激度が増すかも・・！？

2008年01月10日

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★いつまでもデブと思うなよ

正直、いい本だと思った。駅で電車待ちしている時に、暇つぶしで読むために買ったのだが、なかなか、どうして秀作のダイエット本だ。しかも、この本はかなり売れているという。中年男性向けのダイエット本というのは、意外な盲点で、そういえば見たことがなかった。著者の岡田斗司夫さんは、オタク評論家なのだが、大学で先生もやっているだけあって、単なるダイエット本ではなく、前半は社会学の本みたいだ。見た目主義社会の到来で、あらゆる職業で、デブは損をする。どんなデブでも、デブの分だけ損をする。・・・と書かれてある。現実を直視するのに俺的には良い刺激になったと思う。いつも書いていることだけど、士業はみてくれが大事だ。どんなに法的知識が豊富で、実務能力に長けていても、見た目が悪いだけで、営業的にはかなりのマイナスだと思ったほうがいい。現代は、見た目が内容より重視されるから、イケメン○○とか、そっちのほうが仕事になる世の中になってしまった。今は「中村は優秀な社労士。でもデブ。ちょっと残念」ではなくて、「中村はデブ。社労士なのに。論外」・・・とされる世の中なのだ。俺の体重は今のところ停滞しているが、この本をもう一度じっくり読んで今後のダイエットに取り入れようと思う。肝心のレコーディング・ダイエットの具体的方法は、ぜひ本を読んでみてくれ。あちこちで話題になっているから俺がここで書いても仕方ないしな。今朝体重計に乗ってみると久しぶりに体重が落ちていた。昨日、血を抜いたせいかも知れないが・・・。

2007年10月28日

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★あなたの年収を３倍にする料理のパワー　

顧問先の社長が書いた新作ビジネス本。評判がなかなか良いようなので、本人様より頂戴して拝読させてもらった。俺のブログを読んでいる人は知っているとおり、俺はかなり食い意地が張っているので、こういう本は読みやすい。勢いのある、デキル社長１００人に訊くと、その９割が料理好きだという。食べることが好きというのとは、どうも、ちょっと違うようである。意識して「料理」をする「料理力」が、幸運を呼び込むのだという。俺個人的には、成功した経営者がふだんどんな食事をしているのか、とても興味がある。ただ美味だけを求めているわけではないだろうし、また成功している人の日常の食生活があまりにも貧相なモノだったら、それだけで人間的な魅力が半減してしまうかもしれない。この本は、もうひとつ踏み込んでいて、成功者は料理好きだということになっている。考えてみれば、厨房に立てるくらいの精神的余裕があれば、すでに成功しているか、成功は近い人かもしれないね。たしかに料理のデキル男はかっこいいと思う。俺もいつかは・・と思うのだけど、なかなかねぇ・・・。

2007年10月19日

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★コンプライアンス

企業不祥事が経営に与えるダメージは大きい。そこで、いかに「コンプライアンス（法令遵守）」を確保するかが、最近の企業の経営テーマとなっている。こんな状況なのだが、いざ我々のテリトリーである労務管理全般に目をやると経営者のコンプライアンスなんてないに等しい。先日、『労働相談　裏現場リポート』という本を読んだが、道路交通法は「見つからなければいい」というのが基本認識であり、労働関係法は「そんなことはしていない」というウソや「そんな法律を守っていられない」という開き直りもアリという世界であり、遵法意識は道路交通法以下である・・と書かれている。コンプライアンス（法令遵守）というのは、単純に法を守ればよいというのではなく、法の趣旨にしたがって脱法行為も慎まなくてはならない。対外的にコンプライアンス（法令遵守）を宣言している経営者の皆さんに、会社内で特に労働基準法についてコンプライアンスが確立していますか？と訊いてみたいと思う。正直、労基法を１００パーセント守れる会社など、存在しない。コンプライアンス（法令遵守）を宣言するのは、襟元を正してから言って欲しいモノである。

2005年10月06日

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