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カテゴリ:GSX-R1000・電装系
先日トライした1発お陀仏LEDヘッドライトバルブ。安いしファンレスだし、そんなもんかな、って思ってました。ただ保証期間3年ということなので、ショップに連絡したら、返金はしてくれるらしいので、ダメ元でもう1回別のLEDバルブを注文しました。 そのショップに問い合わせようかな、って思うまでは、やっぱり切れやすいLEDは怖いな、ってことでハロゲンバルブに戻そうと考えていました。 ただハロゲンに戻すなら少し思うところがあって、別途注文してたやつがありました。これが届いていたやつ。結局もう1回LEDバルブを試すんですが、別にこれはLEDにするにしてもやったほうがいいんじゃないかな、ってことで先日LEDバルブを装着するときに合わせて試すことにしました。(CopilotさんにLEDでもやったほうがいいですか、ってきいたらやったほうがいい、って言ってました。ほんとかよ。) その悩みというのが、H4カプラに来てる電圧が低い、ってこと。中古で買ったGSX。当初はH4カプラに来てる電圧が、 ・キーオンで 7V台 ・エンジン始動でも 10V台という恐ろしい結果でした。 だいたい4V近く消えてました。 その後持病のヘッドライトが点かない現象が多発。最終的にはショップでみてもらって、カウル内のカプラが接触不良だった、ということでギボシ端子化してもらい、エンジン始動状態でなんとか12V台になりました。それでも充電電圧は14V近いはずなので2Vどっかに消えてました。 さらにその後、またヘッドライトが点かなくなって、今度は自分で修理。このときもカプラ内で端子が焼損してたのでギボシ端子化しました。 その修理で無事解決、めでたしめでたし、だったんですが、直ってうれしかったのか、H4カプラに来てる電圧をその時は測っていませんでした。 ということでLEDバルブを装着する前に今H4カプラに来てる電圧をチェック。前はエンジン始動時で12V台でしたが、キーオンにして電圧を測ると、 うぉ!キーオンで初の12V台。 納車時はこんな値でした。7V台・・・。 ちなみにバッテリー端子間電圧は?増設してる充電ポートで測ると、12.77V。0.5V低下か。 うーん、予想ではエンジン始動で12Vだから、キーオンでは10V台だと思ってました。2Vロス。0.5V低下ならいいか?せっかく買ったやつが無駄になっちゃう? そう、取り寄せていたのはこういうやつ。接点ブライト。ブライト?漂白剤みたいな名前。そう、よくある接点復活剤より一歩進んだ商品。酸化膜、硫化膜を強力に除去!らしいです。 たとえば接触不良を起こしていたカプラ内の端子。よくある接点復活剤なんて、5-56みたいなもんだと思います。こんなコンディションを直せるとは思えず。コンディション維持にはいいんでしょうけど。 ということで「除去」というキーワードでヒットしたサンハヤトの接点ブライトです。 LEDバルブを装着する前にH4カプラを処理。本当の使い方はキャップ裏の付属のハケで塗布。1分待つらしいですが、4半世紀ものの端子。ドブ漬けします。紙コップを適当に設置。 浸します。中性なので基盤とかへの負担も少ない、って書いてました。多分、こんな使い方でもそんな悪さはしないはず・・・。粘度のある液体です。匂いもそんなありません。ただ、カップ2つを満たすには内容量が少なく、結局交互に処理しました。浸しながらサイドカウルを外したりしてたので5分か10分くらいそれぞれ漬けたでしょうか。 処理後。さてきれいになったのか? 処理前が下。変わらない?いや、きれいになった?樹脂が。まあ、なにかしら処理は進んだとします。 つづいて焼損して接触不良が多発しているカプラ。ギボシ端子のほうがキャパはありそうなので、これ以上悪くならないように、どんどん焼けていってるカプラの方を処理します。 前回焼けていた跡。 これもドボン。たっぷり処理したかったけど、紙コップを固定できなかったので手で保持。辛抱の限界。2分くらい漬けました。 全部のカプラは手間なので、メーターに戻っていってそうな2つを処理。黒いカプラは漬けるとシウシウ気泡が出てきました。中性なのになにか処理してそうです。 ただ漬けてるだけだったけど、紙コップの底には細かな粉がたくさん。剥がれ落ちた何か。ただの砂埃っぽくも。汚いたとえだけど、なんか鼻水っぽい、ゆらり、とした固まりも確認できます。処理されて反応した何か、なんでしょうか。 洗浄後の端子。まあピカピカになった?特にさらに磨いたりしません。これで延命。不具合の未然防止になってほしいところ。 ついでにヒューズも。 ディマースイッチもやれればいいけど、ハンドルスイッチを分解するのが面倒なのでパス。 さて、キーオンにしてH4カプラに来てる電圧をチェック。 お、少しアップ!0.15Vアップ。底上げできました。 ってことはエンジン始動したら確実に14V近くいくはず。 エンジン始動! やった!14V超えしました。初めて見た数値。 ヘッドライトに12V以上くるなんて当たり前だと思ってたけど、ひょんなことからH4端子に来てる電圧を知ってしまって、しかもそれがエンジン始動状態で10V台と恐ろしく劣化してたのです。 ギボシ化で、エンジン始動時にやっと12V超えた時の感動の記事。 いや、それでも2Vは消えてたんですがうれしかったのを覚えています。 今回、接点ブライトでその2Vを回収したわけではなく、自分が修理したギボシ化のときかなりリフレッシュできてたんだと思います。それでも接点ブライトで0.15V底上げ。これがなかったらエンジン始動状態でも13V台後半だったはず。それはそれで気分は微妙に良くないので、接点ブライトはいい仕事をしてくれました。14.1Vならほぼバッ直相当?今のレギュレーターの発生電圧はだいたい14.3Vなので上等です。 ふぅ・・・、長かった。納車時からの悩みがやっと解決しました。長かった失地回復、失値回復運動レコンキスタ完遂です。 使いまわしていいものかわからないけど、再び容器に回収。あとは気が向いたときに、目についたところを処理していきます。 中性、ってあるけどなんか気泡は出てたので処理はしてるんだと思います。少し黄ばんだし。多分、これ、きっと有用なやつです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.04 21:26:07
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