新幹線のブレーキはクノールブレムゼ社製
最新鋭新幹線「はやぶさ」、ブレーキはドイツ製という記事を読んで。いろいろ調べたのでメモっておきましょう。ブレーキ業界には鉄道向けメーカーと自動車用(+二輪)ブレーキメーカーがあって、昔、日本ブレーキ工業界の事務所に取材したことがあって、ネットで場所を確認しようとしたのですが、見つからず。世界のすべての車にいつかはアンチスキッドブレーキが標準装着の時代がやってくるならどの株が本命だろうか調べるのが目的でした。古い事務所に入って最初に目にとびこんできたのがでっかい新幹線用のディスクブレーキでびっくり仰天したのを思い出しました。場所を紹介しようと思って調べたのですが、見つからず。名前が日本ブレーキ工業界ではなさそうですね。 日本鉄道車両工業界 http://www.tetsushako.or.jp/ 会員企業リスト http://www.tetsushako.or.jp/info08.html日本自動車工業界 http://www.jama.or.jp/ ナブテスコ(6268)株価の上げが止まらないですね。 株は本筋の銘柄を買うのがやはり正しいことを証明してますね。 日本エアブレーキ。2003(平成15)年 帝人製機と経営統合し「ナブテスコ(株)」に。 日本エアーブレーキ(株)は, 神戸製鋼所・発動機製造・東京瓦斯電気工業 の3社により, 鉄道用ブレーキ装置のメーカーとして 1925(大正14)年に 神戸で創設。 株式市場ではエアブレーキ買い占め事件というのが昔ありました。 曙ブレーキ工業(7238) 日本最初のTOBケース?1958年 ディスクブレーキ用パッドが国鉄新特急「こだま」「あさかぜ」に採用 http://www.akebono-brake.com/html/history.php1960年 米国ベンディックス社とブレーキに関する技術援助契約を締結 日清紡ブレーキ(過去10年ぐらいは日清紡の社長はブレーキ部門出身でしょう)1968(昭和43)年 英Girling(現TRW Automotive)から乗用車・商用車用ドラムブレーキに関し技術導入。1982(昭和57)年 6月 独Alfred Teves(現Continental Teves)から乗用車用ディスクブレーキに関し技術導入。(僕:これがFord のスコルピオン用のアンチスキッドブレーキ開発関連)http://www.nisshinbo-brake.co.jp/profile/index.html 日信工業(7230)ホンダ系のブレーキ会社。http://www.nissinkogyo.co.jp/corporate/index.html ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー非上場、海外メーカー 豊生ブレーキ工業株式会社 1968年 トヨタ自動車、アイシン精機、曙ブレーキ、豊田鉄工が共同出資で豊生ブレーキ工業株式会社を設立 ダイハツエ業向けドラムブレーキ。 http://www.hosei.co.jp/index01.html日本ブレーキ工業 日本初の鉄道車両用ディスクパッドの開発 EBC 1978年設立。アメリカ・英国にて自動車およびオートバイ用ブレーキのナンバーワン・アフターパーツ・サプライヤーです。特に両マーケットでのバイク用市販ブレーキパッドのEBCシェア率は70%以上とか。 http://www.ebcbrakes.com/ http://www.ebcbrakes.jp/ ================================================ 最新鋭新幹線「はやぶさ」、ブレーキは独製―JR東日本、初の外資発注。 2011/02/05, nk新聞 朝刊, 東日本旅客鉄道(JR東日本)が3月に投入する最新鋭の新幹線「はやぶさ」のブレーキ装置に、ドイツ社の製品が採用されることが分かった。時速320キロメートルの高速運転に日本製部品が対応できなかったためで、新幹線ブレーキへの外資参入は今回が初めて。日本技術の集大成を売りにしてきた新幹線だが、外資の追い上げで競争環境が変わりつつある。 採用するのはドイツの大手メーカー、クノールブレムゼ社製のディスクブレーキ装置。http://www.knorr-bremse.co.jp/ja/ (日本語のhome page)1905年設立http://www.knorr-bremse.co.jp/ja/group/history/historyii_group.jsp 東北新幹線の新型車両、E5系「はやぶさ」向けで、初期投入の3編成30両のうち24両で搭載が決まっている。同装置はこれまで三菱重工業、住友金属工業、曙ブレーキ工業が主に手掛けてきたが、今回は外資が競り勝った格好だ。 JR東日本は2005年のE5系の試験線の開発時からクノール製品を採用。当時は同社が目指す営業時速320~360キロメートルを前提とした新幹線が日本になく、メーカーも対応できるブレーキを手掛けてこなかった。クノールはドイツの高速鉄道「ICE」で時速300キロメートル超の営業走行実績があり、JR東日本の要望に沿ったブレーキ開発を提案できたもようだ。 日本での新幹線開発はJRなど鉄道運行会社とメーカーが一体で進めるため、主要部品での外資参入は困難とされてきた。ただ「速度や強度など世界レベルでの技術開発は欧州が先行している面もある」(メーカー関係者)。JR東日本は新幹線の輸出を進めており、海外で通じる技術総合力を高めたい考え。外資開放を機に関連メーカー間の競争が国際レベルで進む可能性がある。