産後リカバリーヨーガ　embrace 　＜東京都調布市・世田谷区＞

　午前はクラニオのセッションを。

　仙骨、頸椎、後頭骨に触れるだけの、シンプルなものだけれど、
わたしが感じるものと、パートナーが感じるものはそれぞれで、
本当に興味深い。

　今回のパートナーTさん（クライアントさんですね）は、
以前からめまいや頭痛を感じていた方。

　クラニオの波がインハレーション（満ちる波）のときに、
めまいというか、ゆらぎを感じるというのだ。


　仙骨に触れているときに、
何度かエネルギーが大きく動くことがあるのだけれど、
やはり動くときに、かなりめまいを覚えるというのだ。

　Tさんはこれを血圧の上昇と降下だと思っていた。

　パートナーのTさんは、
本来バイタリティがかなりある方。

　仙骨ってからだの中心とはよくいったもので、
いつものことだけれど、
この中心のエネルギーのうごめきには感嘆するばかりなのだ。

　ゆったり左右を往復していたかと思うと、
ぐるぅぅぅぅぅ～～～～ん、と大きく回ったり、
たてに往復してみたり、遊び心満点だ。

　バイタリティのある方はとくに活発な気がする。

　頸椎、後頭骨に関しても、
エネルギーが動くときに、
やはりくらくらするらしい。

　
　「これは、からだからの表現ですね」
　
　「めまいとして現れるのが、
　　いまのTさんのからだの個性かもしれないですね」


　半年前から現れるようになっためまいを、
これは気のせい、大丈夫、たいしたことないと、
その痛みを外側から無理矢理抑えてスルーしようとしてきたTさんだけれど、
もしかしたら、何らかのエネルギーがからだから出たがっていたのかもしれない。

　マッサージや整体に行っても、
とにかくやったあとからだるさやめまいが現れて、
こんな疲れているときにマッサージしちゃだめなんだ、
と思ったとか。

　いま思えば、
エネルギーが動こうとするときに、
めまいが現れるのだ。

　インハレーションのときはもう、
シャンパンのボトルを振って炭酸が充満したような感覚で、
あぁ～～～誰かコルクを抜いてしまって～～～
という状態らしく、
ときどきやってくるそのシャンパンの炭酸状のめまいに
わたしたちは苦笑しながら、
そのめまいの正体に愛おしさを感じ続けていた。

　本来持っているバイタリティを
自由自在に遊び心いっぱいに使えたらいい。

　Tさんも、
いつかインハレーションの波を感じたときに、
その豊かに満ちるエネルギーの波に、
めまいを覚えるのではなく、
波乗りしているような感覚になれたらいい。

　セッションをしながら、
ひとのがんばりだとかよく効くブレーキだとかに、
笑いあうわたしたち。

　本当に、ひとは愛おしい。

　たったひとつのこのからだに、このハートなのだ。


　午後は地元に戻って、
フローラルガーデンの中で、バッチの個人セッションを。

　ほんのつかのまの時間だったけれど、
緑と季節の花たちの中でのセッションは、
なんともいいなぁと、
もっとここでやりたいなぁと感じた。

　まぁ、お天気によるんだけどね。

　今日の方はずっとご縁の続いている方。

　セラトーとウオルナットのメインボトル。

　その方が、
この変化のただなかにあっても、
やわらかく、自分のこうありたいというひかりのほうへ、
向かっていけたらいい。

　やわらかく、
満ちたり引いたりの波のただなかに、
「かけがえのないわたし」と、
「誰かとともに生きるわたし」とが、
うつくしいハーモニーを奏でられますように。

　
　いやぁ、それにしても、
好きなことを真剣にできるって、
なんて幸せなことだろう！

　今日もてんのかみさまに、ありがとう。