カテゴリ:ドラマ
今夜9時、フジテレビ系列の金曜プレステージ、
宮部みゆきの初期の傑作「魔術はささやく」を放映します。 監督は主人のまぶだち、 古厩智之くん(くんじゃないんだけどね) 初ミステリーじゃないでしょうか。 (これまでは青春御用達でしたから) 「魔術はささやく」は、 90年代、宮部みゆきにどっぷりハマった頃に、 二度読み直した、主人公の少年の最後の審判的な、 その心情と、行動に、もう号泣したすばらしいミステリー。 若干細かな設定はアレンジされているようだけれど、 どうかどうか、あの原作のすばらしさを損なわないよう、 ちょっと祈っています。 古厩くんというひとは、 みんなから愛されるひとで、 大学時代同居していた主人は、 彼の監督としての才能(監督を続けるっていろんなものが 必要だから、ほんといろいろね)と自分との差に、 ときに歯がみしたり唸ったりしていました。 主人もわたしも、わがこどもたちも、 大好きな古厩くん。 いまは映画から少し離れているけれど、 スクリーンでまた彼のフィルムと出会える日を、 祈っている。 だけど、 ドラマとは別に、 「魔術はささやく」、「龍は眠る」、「火車」、「模倣犯」、 そしてデビュー作の「われらが隣人の犯罪」の中の「サボテンの花」、 「とり残されて」の中の「たった一人」、 時代物もすばらしいですが、珠玉のミステリーたちを、 まだお読みでない方は是非秋の夜長にどうぞ。 もう、 「たった一人」のあの世界観、 何度繰り返し読んだかもわかりません。 宮部みゆきは、 ひとの心を置き去りにしない、誠実な作家です。 「たった一人」いいよ~~~(涙) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.09.09 17:12:21
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