659629 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

産後リカバリーヨーガ embrace  <東京都調布市・世田谷区>

産後リカバリーヨーガ embrace  <東京都調布市・世田谷区>

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2016.07.23
XML
カテゴリ:中学生日記
 娘のソフトボールの都大会。

 1回戦をタイブレークの末勝利。
 このタイブレークというのは、
7回で同点の場合、ノーアウトツーベースの状況から
プレイすること。
 これがもう、観ているほうは心臓に悪いくらい
バクバクもの。
 今年に入ってからタイブレークで競り勝つことが
できるようになった。

 2回戦も逆転でコールド勝ち。

 ここまでは予定通りで、
3回戦は強豪校。

 来ていた保護者たちは内心、
コールド負けだけは避けられますように、
7回までプレイできますように、
とみんな祈っていたんだけど。

 蓋を開けてみたらとても引き締まったいい試合。

 立ち上がりに2点先制され、
相手ピッチャーのやや重い球とチェンジアップに苦しみ、
満塁にするもあと1打が出なかった。
 
 中盤に2点入れられ、4対0。

 ホームベースまであと少し。
 その少しが遠かった。
 この先は2年生たちに踏んでもらえばいい。

 コールドにならなかったのは、
身長153センチのピッチャーのファイト。

 毎日100球の投げ込みをして自肩を強くし、
多摩地域で1、2を争う投手に成長した。

 夏の大会負けなしできて、
初めて負けた途端、彼女は号泣した。

 後片付けをして、先生が労いの言葉をかけている間も、
もう過呼吸になりそうなくらいに号泣していた。

 それだけの努力をしてきたことは、
あの場にいる全員の共通理解で、
明るくひたむきに誰よりも練習したからこそ、
心から泣くことができたのだろう。

 「心から泣けるのは、2年半かけたから」
先生が声をかけて、さらにみんな泣いた。

 一人の少女の努力と希望が、
チームメイトを引っ張り、
勝つことの喜びと負けることの悔しさを
教えてくれた。

 彼女がベスト16まで連れてきてくれた。

 さて、
今日も娘は出塁率がよく、
運があった。

 絶妙なポテンヒット、
当たりがよかった内野安打も2つ、
デッドボールにフォアボールも2つ。
 
 最後まで非力だったけど、
5番の役割はまずまずだったかな。

 試合が終わってからは、
3年生が後輩に一言、
それでまたみんなが泣いたらしい。

 14歳でこんなに充実した時間を得られるって、
みんなができることじゃない。

 たまたまラッキーで、
たまたま恵まれて、
でもみんなが素直で、負けず嫌いで、
全力な子も入れば、出し切れなかった子もいるけれど、
最後の大会の最後の試合で、みんなが心から泣いていた。

 ありがとう、
 宝石よりも輝く泥だらけの青春。

 素晴らしい青春!

 

 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.07.23 23:03:25
[中学生日記] カテゴリの最新記事


PR

プロフィール

embrace_michiyo_ue

embrace_michiyo_ue

カテゴリ

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X