土用の丑の日には
少し早かったですねぇ。（今年は7月30日です）ウナギが安く売っていたので、つい買ってきてしまいましたよ。まぁ夏風邪が完治していないのでビタミンB類の多く含まれるウナギでも食べて精を出そうかという魂胆です。

ウナギの旬は秋
今はほとんど（スーパーに並んでいるもの）は養殖物なので関係ないですが、本当はこの時期のウナギは脂が落ちていて余り美味しくない（あくまでも天然物の話）のだそうですよ。なんでこの時期にウナギを食べるかというと・・・

日本のレオ様
といっても“ディカプリオ”じゃなくて“日本のレオナルド・ダ・ヴィンチ＝平賀源内”が作ったセールスプロモーションだというのが有力な説です。
江戸時代、鰻屋が暇な夏の売り上げアップの方法を平賀源内に相談に行ったそうです。源内は、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼るセールスプロモーションを考え実行したらウナギは馬鹿売れ。それを見た他の鰻屋も真似をして、いつしか「土用の丑の日＝ウナギ」になったともいいます。

平賀源内は
“エレキテル”で有名ですが、エレキテルはあくまでオランダ製の機械を直しただけ・・・発明品じゃないんですよ。でも平賀源内は日本のダヴィンチと呼ばれるだけあって、油絵、鉱山開発、魚図鑑の監修、石綿で作った燃えない布の発明、さらにコピーライター、CMソングの作詞作曲、博覧会のプロデュース・・・とても書ききれないくらいの多彩な才能の人物だったんですね。

なかでも
“竹とんぼ”は源内の発明品といわれています。これはヘリコプターの原理を世界初に考え出したとも言われます。ダヴィンチもヘリコプターを考えたらしいのですが、源内の方が、より現実的な原理なんですね。ほかにも気球なんて開発していたらしいのですが・・・ダヴィンチと一番異なる所は、なにぶん平賀源内は飽きやすい性格らしく、なにひとつ完成されたものはないんですよ（ダヴィンチのモナリザみたいにね）。でもその破天荒な発想と行動力は魅力的です。

いつかはネ
私も源内のように！豊かな発想で皆を驚かせるような料理を考えプロデュースしたいなぁ・・・なんて思いますが、私も源内同様、なにぶん飽きやすい性格。何一つできずに終わっちゃうかもなぁ・・・

飽きないのはパスタ
持論“飯に合うものはパスタでも旨い”を地でいった「うな玉パスタ」市販のウナギとそのたれでサッと作りました。ゴボウとにんじんが歯ごたえのアクセント。半熟卵を混ぜながら食べると、ちょいと甘辛くて旨いですよ。


＜作り方＞
たっぷりめのサラダ油で溶き卵を半熟に炒め別皿に取る。ゴボウは皮をこそげ落としピーラーで薄く削って水にさらし、人参もピーラーで薄く削る。ウナギは1．5cm幅に切る。フライパンにサラダ油を入れ熱し水気を切ったゴボウと人参を入れ塩を少々加え炒めしんなりしたらウナギのたれ、醤油、みりん、酒、ゆで汁、昆布茶を入れあわせた後ウナギを入れサッと煮る。
ゆであがったパスタを入れよく和える
皿に盛り別皿の卵をのせ細ネギを散らして出来上がり。お好みで山椒や七味をかけたり刻み海苔をかけたりしてもOK


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