里山暮らし、ときどきヨーロッパ・ロングステイ

<ウンブリア州・アメリア市の旧市街>
突然だけど秦野とアメリアって本当にソックリなの！
『えっ？アメリアってどこ？』と思うでしょ。

昨年リミンたちがイタリア田舎暮らしに挑戦した
あのイタリアの小さな町なんです。

イタリアの緑のハートと呼ばれるウンブリア州。
テルニ県とペルージャ県の二つの県になっています。
私たちが暮らしたアパートのあるアメリアはテルニ県なの。

テルニ市は県庁や近代的なメディア図書館まである
大きな街ですが、工業都市でもあったため第二次世界大戦の
爆撃で壊滅的な被害を受け、今ではﾋﾟｶﾋﾟｶの新しい都市に
生まれ変わっています。

爆撃を受けなかったアメリア市・旧市街には、
中世の佇まいそのままに、昔から連綿と続いてきた
「人の暮らし」がありました。
<ウンブリア州の田園風景>
長い時間をかけて培われてきた人間的な感性が
ゆるぎなく息づく安堵感のようなものと言ったら
いいでしょうか。

今の日本から、失われかけている
懐かしさを伴う安堵感です。

人々は豊穣の大地の恵みを感謝しつつ、
葡萄を育てワインを造り、オリーブを絞って油を採る、
森の恵みと、ホタルの飛び交う川の恵み。

お母さんの作る食事は家族の「幸せの核」でした。

アメリア近郊のサン・ジェミニ村は
イタリアの安全で「おいしい水」で有名なんですって！
赤ん坊が生まれると一番最初に与える水は
「サン・ジェミニの水を」とまで言われているそうです。

ねっ☆
緑なす風景の中の、大きな幸せ感のある暮らし♪
この「幸せ感」は秦野の町とそっくりだと思うのね！
<ウンブリア州・アメリア市>
散歩していると、秦野とアメリア、二つを比べて、
あまりにも似ていることに驚くのも度々なんです。

それにアメリアはローマから電車で一時間、
秦野も東京から、やっぱり電車で一時間なんですもの。
都会のそばの里山暮らし、ここも似ています！

だから、これからも行ったり来たりしたいな～
二つの町が仲良くなれば面白いかも～

そういう気持ちもあって、秦野の有志の皆さんと一緒に
スローフード協会JAPAN・秦野支部を作ろうと、
只今、準備に追われています。
<アメリア・旧市街の暮らし>
1986年、イタリアのとある小さな田舎町で、
偉大なる革命運動？が産声をあげたスローフード運動。

遊びごころに満ちたこの運動の深遠なる哲学に惹かれて、
私は新しい世界に一歩踏み出してみることになりました。
どうやらまた少しづつ、ゆっくり歩き続けることになりそうです‥。

ブログの更新、
こちらもゆっくり続けていきます。

またお会いしましょうね☆