日本人として
ドイツでもテレビなどで時々日本を紹介した(?)番組をやっているのを見かけます。京都や奈良のお寺などの日本の美に焦点をあてたものだったり、パチンコやさん、新宿の高層ビル群、人ごみなどを映し出すこともあります。またテレビだけでなく、本などでも日本について記載されているものがありますが、そういう場合、著者が日本が好きか嫌いかによって180度違うことが書かれていたりもしますね。たいてい日本に数日滞在しただけで、日本ではこうだーと決め付けて書いたものが多かったりしますが、日本人としてそれは許せないと思うような記述も多々目にします。何が言いたいかというと、今、私が読んでいる本の中にも日本人についてありえない・・・と思う箇所がたくさんあるのですその本の著者はかのSATCの原作者、キャンディス・ブシュネルという女性。SATCのブームとともに一気に有名人となった彼女ですが、それ以降に発表した著書については酷評を受けることもありました。確かに、SATCの後に出版された「FOUR BULONDES」はつまらなかった・・・4人のブロンド娘の話にリメイクされてドラマ化されるという話もあったようですが、デスペラートな妻たちが売れたせいか、頓挫してしまったようです。さて、問題の本ですがタイトルは「Lipstick jungle」というのですが、30代後半から40代にかけての3人のキャリアウーマンを主人公にしたお話で、そのうちの一人がデザイナーなのですが、彼女のデザインした服を日本で販売している日本人ビジネスマン、ミスターイキトがありえないキャラクターなのです。まず、イキトなんていう苗字からして???なのですが、主人公のアメリカ人のデザイナーにお辞儀を強要するとか、ビジネスの場においても日本では女性は男性のいうことを聞くものだとか・・・そんなことあるわけねーだろ・・・極めつけは、会社のドアが障子だったり(張替えが大変ね)日本のホテル(パークハイアットで!!)のバスルームがNYのホテルのクローゼットくらいだとか!!そして、イキトさんの英語がまたご丁寧に、わざとすべて文法が間違って書かれています。つか、we are thinkingくらい日本人は間違えないで言えるんですけど・・・いくら小説といえども、あまりにもイキトさんのいう日本のビジネスはこうだ!!という記述が歪曲されすぎて、なんだか先を読む気が失せた・・・あさってお友達が日本から買ってきてくれた本を受け取るので、もうこの本は読むのを止めようかしらん・・・☆写真は今日作ったガトーショコラです。オーブンから出したとたん、しぼみました・・・失敗・・・