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日経の堺屋太一さんの連載『世界を創った男チンギス・ハン』読んでいます。
第二の節目と思われる場面にさしかかってきましたね。世界最大の帝国を作り上げた男、若き日のテムジンから目が放せません。 テムジンの盟友ジャムカと、いよいよ袂を分かつ日が来るようです。 モンゴル部族にとって、部族長の間で交わされアンダ(盟友)の約束は血よりも濃く、親子以上のものであったそうですが、盟友並び立たずというのは、いつの世もどこの世界でも同じこと、いつかは、この二人が反目する場面が来るのだろうと予測しておりました。 盟友と言っても、ジャムカの勢力の方が圧倒的に強く、テムジンは名門の種族の血筋と言うだけで、いわばその血筋をジャムカが上手く利用していたように、堺屋さんは書かれております。 この国の歴史で盟友と言えば、戦国の信長と家康の関係が、テムジンとジャムカの関係によく似ているのかなと、思ったりします。 若き日の家康は、勢力を急速に伸ばしたこの盟友のために、正妻と嫡男を殺させられたり、ずいぶん煮え湯を飲まされたにもかかわらず、じっと忍の一字、耐え忍んだのでした。 ジャムカがテムジンに言ったなぞの言葉。 「山に近寄りて下馬すれば、われらが馬飼いは厨房にありつかんぞ。渓に近寄りて下馬すれば、われらが羊飼いは喉を潤すものにありつかんぞ。」 ジャムカの策略の匂いを危機一髪のところで感じ取り、野営することなく夜通し駆けて、ジャムカの勢力と距離をとろうとするテムジンについて書かれてありました。 ジャムかとの盟友の約束に後ろ髪が引かれるテムジンを説得したのは、母ホエルンと妻ボルテであったと。 ・・・・う~ん、女の嗅覚というものか!?? 驚くなかれあのチンギス・ハンは、意外や恐妻家であり、母親コンプレックスの持ち主であったのかと思うばかりです。(堺屋さんは、意識してかせずか分かりませんが、そのように書いておられるように感じられます。) さて、さて、世界を創った男、若き日のテムジン・・・偉大なる恐妻家の命運やいかに。 明日の新聞が待たれます。 さ・ら・に! 【送料無料お試しセール】好評開催中です!! モバイルはこちらから! 携帯電話からもご購入いただけます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月16日 19時02分20秒
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