カテゴリ:詩、俳句、短歌、川柳、都都逸等
私の弱点・・・・人情の機微に触れるとついほろり。
とみと最近涙もろくなってきたかなと。。。。 いつぞやご紹介しました『江戸川柳で現代を読む』(小林 忠弘著 日本放送出版教会) また読み直して、涙しております。 メルマガVOL-11とVOL-12でも取り上げさせていただいております。 川柳で笑わずに泣くばかもおり 私のことを私が詠みました・・・ホントばかだなぁ~! 皆さん薮入りってご存知ですか? 江戸時代は武家社会というけれど、実際は農民と商人によって支えられていたのは、皆さんご依存はありませんよね。 江戸は町人の街、その商家へ奉公にあがった使用人が、一年に盆と正月一日づつ休みを取って、実家へ帰れたのが、この薮入り。 江戸川柳にも、薮入りのことたくさん詠まれております。 「薮入りに母はおめしの水を引き」 「薮入りの内(うち)母親は盆で喰ひ」 奉公に上がった息子が帰ってくる薮入りぐらい、水でかさを増やした飯でなく、固めのしっかりとしたご飯を炊いてやろう・・・・そのご飯を出す御膳は二つきりしかないから、亭主と息子に盛って出し、自分は畳の上にじかに置いたお盆で食べた・・・そんな句二首。 かぁ~、泣かせるね、御かみさん! これが娘子になると、 「衣類までまめで居るかと母の文」 「こればかり着て来やるのと里の母」 当時着物は一番の財産。金に困って着物を質入しているのじゃないだろうねの母心。 もう、こうなってくると、何をか言わんや。涙が出てこない方がおかしいでしょ。 いつの世も母親ってありがたいものだなぁ~と思うのです。 さらに筆者は続けます。 「江戸人は、他人への儀礼はやかましかったが、身内には心をプレゼントした。金品の贈りづけは、ものが大事であるとの感覚をマヒさせ、欲望の芽を育て、他人と自分の所有物の見境がつかなくなるのを知っていたからだろう」と。 さ・ら・に! 【送料無料お試しセール】好評開催中です!! モバイルはこちらから! 携帯電話からもご購入いただけます!! ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月22日 18時45分41秒
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