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「憎まれっ子世にはばかる」とは言い得て妙。 威勢をふるうから憎まれるのか、まさか憎まれるから威勢をはるということはないでしょうけれど・・・・。 「自宅で開いた新年会に、何と200人もの人が集まった」そうです。 本日の日経2面総合・政治欄に載っていた記事です。 どこぞの国の与党幹事長のお家の奥様は、さぞかし正月早々お忙しい思いをなさったことでしょう。一方同じ日経38面社会欄に目を転じますと、「酸性雨原因物質 黄砂が中和」という記事が載っています。 黄砂の成分物質である炭酸カルシウムが酸性雨の成分である硫酸を吸収して、硫酸カルシウムになると言われれば、少し化学をかじった者であれば、なるほどとうなずける話。 広島大学高橋嘉夫教授らの研究チームは、中国タクラマカン砂漠と、そこから東3500キロの青島、更に5300キロ東の茨城県つくば市上空の黄砂粒子の構造や成分を分析したところ、東へ行けば行くほど、黄砂中の炭酸カルシウム成分が減少し、逆に硫酸カルシウム成分が増加していることが判明したとのこと。 黄砂といえば、ついこの間にも季節外れの黄砂が西日本で観測されましたね。当地北陸でも屋外に置いた車のフロントガラスが、薄黄色く汚れておりました。 これが春先ともならば、西の空一面ぼぉーっと打ち煙ったようにかすみ、折からの花粉と相まって、鼻はむずむず、涙ぼろぼろ、くしゃみ連発となってしまう。誰に言わせても嫌われ者、憎まれっ子でしょう。 しかし、森林や農植物の天敵酸性雨を中和していると聞けば、更に黄砂中の鉄分が東太平洋のプランクトンの栄養源になっている可能性があると知れば、黄砂は憎まれっ子どころか、陰で人知れず献身的な働きを演じていると言えるのではないでしょうか。 「人から憎まれるような人間のほうが、かえって世間では威勢をふるうものだ」 叶わぬことではありますが、一度小沢幹事長に伺ってみたいものです。 小沢幹事長は、黄砂をどのようにお考えになりますかと。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月04日 06時20分54秒
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