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昨年猛威を振るった新型インフルエンザ、新たな感染者数もどうやらピークを超え、収束に向かいつつあると聞きます。これは大方の人が感染することによって抗体を持ち、もはや感染が拡大するほどには、ウイルスの増殖ができなくなってしまったからということなのだろうか? ウィルスは他の生物の細胞に入り込み、その宿主の細胞のDNAを借りて自分の遺伝情報をコピーして増殖する厄介者だそうですが、何と400万年前のヒトに進化する前の人類の先祖がウイルスに感染したとみられる痕跡を、我々現代人が遺伝情報として持っているという記事が、本日の日経38面に載っていました。 そんな昔からヒト(ヒトに進化する前の生物)は、ウイルスと付き合いがあったとは、思わずうなってしまいます。ウイルスの存在が確認されたのは、20世紀に入ってからのことですが、話が細胞の中のDNAだけに、400万年にも亘った長くて細い螺旋のようにねじれた間柄ということですか、ヒトとウイルスは。。。 そして更に日経の同じ38面の左下に目を転じますと、これもDNAにまつわる話題。 「ウナギのご先祖は、深海魚」という記事。 ウナギやその仲間の遺伝子を比較分析して特定できたのだそうです。 こちらは1億年ほど前の話になるそうで、「もともと祖先が外敵の少ない熱帯の深海を生息場所としていて、次第に餌の豊富な川や湖に進出するようになった」と考えられるそうです。 う~ん、ウナギは・・・深海に潜んでいれば、今日のように人間様に捕まって蒲焼にされるようなこともなく、平穏に暮らせたものを、ウナギのご先祖様も罪な事を遺伝子に刻んだことだ。 蒲焼といえば、我々が子どものころは、超高級料理で、一年に1回も口にできれば良い方で、大概ドジョウの蒲焼を食べさせられたものだ。それが今では、1年365日スーパーの店頭でこんがり焼きあがったウナギを目にしますよね。己の身がたれをつけて焼かれて680円とか780円に変わり果てるとは、ウナギのご先祖様は思いもよらなかったに違いない。これも飽くなき欲望に取り付かれたヒトの成せる業。 留まることを知らぬ我々人類は、この先もやはり欲望の螺旋階段を登り続けるというのだろうか・・・? ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月07日 13時13分50秒
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