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昨日は民主党小沢幹事長と囲碁の終盤のダメ詰まりについて触れましたが、一手を争う終盤にあっても、見当違いの場所に石音も高らかに打ち下ろして、得意げに胸を反らしている目の粗いザルがいます。 野党に転落した自民党は、18日召集の通常国会で、小沢氏が党首を務めた自由党が解散した際、政党交付金を国庫に返納しなかったことなどを追及すると意気込んでいるとか。 しかし、自民党の読みに狂いはないのか? "シチョウあたり"で逃れている石を"アタリ"、"アタリ"と得意げに追う愚は、囲碁ではやってはならない基本中の基本。よもやザルのそしりを受けるようなことはないでしょうね。 この政党助成金の解党時の取り扱いについて、本日の日経2面総合・政治欄に詳しく解説した記事が載っておりました。 政党助成法33条では、解党時に「総務相は返還を命じることができる」と定められていますが、返還を命じられなければ返す義務はなく、罰則規定も設けられていないというのですから、これは私の囲碁の腕前以上に目の粗いザル。"打って返し"を食らった時よりも驚いてしまうではありませんか。 まさに小さな石が大石を飲み込んだともいえる自由党と民主党の合流。それにともない自由党が解党したのは、7年前の2003年9月26日のこと。そんな前のことを今さら持ち出しても、小沢さんのことだ、それは読み筋とばかりに、 「総務大臣から返還を命じられませんでしたので、政治活動に使用するために政治団体『改革国民会議』に全額寄付しました」 これじゃぁ~、"タケフ"についだ石を"両ノゾキ"するようなものだ。自民党が無駄な2手を費やしている間に、小沢さんは強烈な"効かし"一発、反撃の筋を読んでいるに違いない。 「その当時の内閣は、自民党の内閣だ。総理が小泉さん、総務大臣が麻生さんだったと記憶しています。返還を命じられていれば、直ちに国庫にお返ししておりましたものを・・・。」 こんな強烈な"効かし"を効かされたんでは、たまらない。 "ダメ"を詰めているのは自民党、追い込んだはずが、逆にそっくり取られる憂き目に会いかねません。 あぁ~、だから囲碁というゲームは恐ろしい! ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月12日 12時07分41秒
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