カテゴリ:ニュース
「猪突猛進」といえば、向こう見ずに猛烈な勢いでつき進むこと。無分別な様をいう言葉であまり良い意味合いでは使われません。 一昨日地元の地方紙ならではのニュースが、一面トップに大きなカラー写真入で載りました。 イノシシが軽四にひかれ、前輪に後ろ足が挟まれたままの状態で猛り狂るい、血まみれの顔で周囲の人間を威嚇している生々しい写真でした。 警官がイノシシ射殺=車にひかれ逃走、2人軽傷-金沢 お隣石川県金沢市の市街地でのこと、そんな街中にどうしてイノシシが迷い込んだのか分かりませんが、体長約130センチ、体重約100キロもの雌だったそうす。これより先に隣接する地区で、子どもを数匹連れたイノシシの目撃情報があったということですから、その母親ではないかということでした。 通報で駆けつけた猟友会の人が、ハンマーで頭を殴ったところ、逆に指先を噛みつかれてしまった。暴れた拍子に挟まっていた足が抜け、逃走したため警察官2人が拳銃を発砲したが、なかなか仕留めることができなかった。近くの民家の庭先に逃げ込んだところを6発目の銃弾をあびて遇えない最後となったとか。 冬ごもりのために子どもに餌を取らせるために夢中になり、山と里を間違えたのか、子どもと行きはぐれて見境がつかなくなったからか、軽四とはいえ突進した相手が悪すぎましたね。 文字どおりの悲しい「猪突猛進」でありました。 麻酔針で眠らせ捕獲、怪我を治療して山に返すというのは、状況から判断して難しかったとしても、ハンマーは少し乱暴ではありませんか? ・・・それにしても、イノシシといえば突進するものとばかり思っていましたが、猟友会の人の手や、通行人の足に噛み付いたというのですから、これは何も追い込まれた鼠だけに限った事ではないのだなと妙に感心したりするのは、災難にあったイノシシの母親とその子どもたちには申し訳ないような気もしないではありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月13日 11時24分41秒
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