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突然ですが、皆さん、ぜんざいはお好きですか? 甘党の方なら、ぜんざいと聞いただけで気もそぞろ、そわそわと落ち着かなくなるんじゃありませんか? 一方辛党の方ならば、遠慮しますと一目散に退散ということになりそうですね。 甘党の方、辛党の方、そして両党遣いの方も、この国に「日本ぜんざい学会」なる学会があることをご存知か? 本日の日経34面社会欄に書かれていたコラム「街かど人物館」に、「日本ぜんざい学会」の会長田辺達也さんが紹介されておりました。 「日本ぜんざい学会」「出雲が発祥 おいしさ研究」という見出しに、思わず目が釘付けとなった次第。 私は出雲といえば「出雲そば」なら、商売柄よく承知しておりますが、よもやぜんざい発祥の地でもあったとは知りませんでした。 新聞記事によれば、人口減などで寂れた島根県出雲地方を元気にしようと、2007年に旗揚げされたそうです。2年余りの活動で地元の神門通りには、10店以上のぜんざいのお店が開業し、地域の活性化に弾みがついているということです。 田辺さんは、これからは後回しになっている学術的研究も進めたいと語っておられるとか。 ほぉ~、ぜんざいの学術的研究とな! 俄然興味が湧いて来たので、「日本ぜんざい学会」のホームページを覗いてみました。 旧暦の10月に、出雲大社に全国から神々がお集まりになるのは、皆さんよくご存知でしょう。 だから10月は、神無月といいますよね。ところが当の出雲では、お集まりになられた神さまで溢れかえっているから、「神在祭(かみありさい)」が執り行われる。そのお祭りの折に振る舞われた「神在(じんざい)餅」が、出雲弁で訛って「ずんざい」、「ぜんざい」となったのが、ぜんざいのの起源だといわれれば、なるほどこれは説得力がありますね。 「日本ぜんざい学会」が、ぜんざいの学術的研究をよりいっそう深められて、出雲地方が神様ばかりでなく、人間も溢れる町になりますように・・・。今宵はぜんざいを食べながら祈りたいと思います。 辛党の方、ごめんなさい。私の祈りをぜんざいだけに「甘い!」などとおっしゃらないように願いますね。。。(笑! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月15日 12時33分26秒
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