テーマ:気になったニュース(30414)
カテゴリ:ニュース
近頃何かと世間の耳目を集める「イスラム国」。字面だけからすれば、イスラム圏にある「国」のように聞こえますが、決して国家ではなくて、グループの名前ですよね。主義主張は各派違うにしても「タリバン」や「ボコハラム」とか、「ヒズボラ」といったイスラム原理主義グループに付けられた名称であるという点で同列に扱えるものでしょう。決して独立国家ではないと。 国と言えるには、定まった土地とそこに暮らす民、そして何よりも他の国から国家であることを認められなければならない。彼らが武力で支配する地域を土地、そこに元々住んでいた住民を民というのなら、土地と民は存在するかもしれませんが、他の国からの承認がありませんから、「イスラム国」はグループに付けられた名前に過ぎないということになります。 ところが、そのグループが手にする収入は、ちょっとした国家の年間予算並みであると聞いて驚いています。 ウエブニュースより 「イスラム国」資金源断つ…米、原油売却阻止へ 原油売却によって得る利益が1日約100万ドル(約1億800万円)って、マジですか!? × 365 = 657 億円 っていう計算になりますよ。 これじゃ~、アメリカやEUがどれだけ彼らの根拠地に空爆を仕掛けても堪えないはずだ。彼らは油を売って莫大な資金を手にしていたとは知りませんでした。 私も普段"油を売ってばかりいる"のですが、結果何も得られないのはどうしたことだろう?。(涙! ← 当たり前だろう!油が違っていた。(笑! 失礼しました。話を元に戻します。・・・ということは、彼らは油田を押さえ、輸送のパイプラインを押さえ、積み出しの港を押さえ、タンカーの手配ができ、そこで働く従事者を確保しているということになります。これは、やはり国家並みの組織を持っているといえるのかも知れません。 そこで空爆にも耐えうる資金力の源泉である油の流れが絶てないのなら、金の流れを絶とうというわけか。 う~む、それは確かに効力があるでしょうけど、そうしたら彼らに売った武器・弾薬の決済が滞るのじゃないですか? デビッド・コーエン米財務次官(テロ・金融犯罪担当)に聞かせたい本日の教訓。 Money is a great traveller in the world. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月25日 07時12分07秒
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